1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

リスクアセスメントの実施とその結果に基づくリスク低減措置 (part10)

2018-09-12 13:03:42 | 日記
3 リスクアセスメントの意味と効果


リスクアセスメントは、安全衛生スタッフの協力を得て、ライン長(たとえば課長)を責任者にして、職長が中心となって、
全員で行うことが基本である。
また、リスクアセスメントの導入によって、次のような効果が期待できる。

① リスクに対する認識が共有できる。
  現場の作業者の参加を得て職長とともにリスクアセスメントを進めるため、リスクに対する認識が職場全体で共有をすることができる。

② 本質安全化を主眼とした技術的対策への取り組みが進む。
  リスクレベルを下げていくことは、本質安全化を主眼とした技術的対策への取り組みを推進していくことになる。

③ 安全衛生対策の合理的な優先順位が決定できる。
  リスクを許容可能なリスク以下にするように低減対策を実施する必要がある。どのリスクから対策を講じていくか、
  その優先順位を決めると、合理的かつ計画的な対応ができる。

④ 費用対効果の観点から合理的で有効な対策が実施できる。
  優先順位の決定に当たって緊急性と人材や資金など必要な経営資源が具体的に検討ができるので、
  費用対効果の観点から合理的で有効な対策を実施することができる。

⑤ 残留リスクに対して「守るべき決め事」の理由が明確になる。
  技術的・時間的・経済的にすぐに本質安全化によるリスク低減措置が実施できない場合、必要な暫定措置を講じた上で、
  対応を作業者の注意に任せることになる、
  この場合でも、リスクアセスメントに作業者が参加をしていると、なぜ注意しなければならないのか理解されていて、守るべき決め事が守られるようになる。
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