ミドリュウの巣

競馬と麻雀と蕎麦とスケートボードとランニングを愛する日々。

でしたが今は東京・中野からもっぱら釣りとかしてます。

釣り@仙台港

2012-07-22 23:06:56 | 釣り

仙台港で釣りをしてきました。

場所は「中野埠頭」っていうところ(うろ覚え)。仙台港フェリー乗り場のもうちょっと先にある。

知り合いから「アナゴが釣れる」と聞いていたので、「釣れてもさばけないしな・・・どうしよ」などと釣らぬアナゴの皮算用をしながら釣り場に着く。

車で乗り付けられるのでかなり便利。

周りには浅黒いおっさん達がけっこういた。サビキ釣りとか投げ釣りとかいろいろやってる。

しばらくするとブラクリをやってた相方が竿を大きくしゃくってリールを巻きだす。

 

すわ!アナゴか!カレイか!?

と思っていると上がってきたのは15cmくらいの可愛いハゼ。

なるほど、こんなのも釣れるのね・・・と思ってると自分の竿にも「ピクピクッ」とアタリ。

勇んでリールを巻くとやっぱりハゼが掛かってた。

「なんか、アナゴは夜かららしいね・・・」と相方。そうなのか。

 

結局3時間くらいやってハゼばっかり計8匹釣れた。

↑ハゼ・オン・ザ・トウスポ(自分が釣ったのは7匹。2:6で分けてきた。)

 

どうやって食べるかさんざん迷った末、スパイシー系唐揚げにしてみた。

①ハゼを塩で揉んでヌメリをとる。ウロコもとる。

  腹を開いて内臓を取り出す

②塩コショウ、おろしニンニク、チリパウダー、コリアンダーを適量まぶす

③小麦粉をまぶして180℃で揚げる(10分くらい?)

  ※片栗粉のほうがよかったのかもしれない

 

次はカレイが釣りたい。


プランB

2012-07-07 08:02:13 | エセー

先日テレビで「チャーリーズ・エンジェル」をやっていた。キャメロン・ディアス主演のやつだ。

あいかわらずのドタバタコメディで、そんなに好きじゃないなーとか思いながらそれでもダラダラ最後まで観てしまった。

気になったのは、エンジェルたちが実行する作戦作戦、全て1回失敗するところ。まぁハラハラさせなきゃ映画として成り立たないんだろうからしょうがないが、それにしても失敗しすぎじゃなかろうか。

失敗するたびにエンジェルたちは「失敗だわ。こうなったら作戦Bよ!」といって作戦を切り替える。

吹替えだから「作戦B」って言ってるけど、これって英語だと「PlanB」なんだろうなーと思い至って、意識が別のところに飛んだ。

 

日本ではスケーター以外、あまりなじみの無い言葉かもしれないPlanB。(PlanBSkateBoardsってカンパニーがある)

だが、これって固有名詞みたいになっているようだ。欧米では日常的に(特にビジネスの場とかで)使う言葉なんだろう。

   PlanA:第一戦略。物事が理想的に運んだ場合の道筋。

   PlanB:第二戦略。Aがダメだったときに採用する道筋。下方修正案。

計画段階でAとBの両方を考えておくということだ。つまりこれらは2つでワンセット(3つ以上の場合ももちろんあるだろうけど)。

BがあるからAではかなり理想的なシナリオを描けるわけで、その通りに運んだ場合サイコーにエクセレント!となる。

一方で自分は、もしくは日本では、というと最初から計画を2通り以上立てることってまず無い。

PlanAとBの間くらい。ある程度、うまくいかない場合や予期せぬ事態を織り込んでおいて1つのマスタースケジュールを作る。

どちらがいいのか、つらつら考えてみたけど、やっぱりPlanAとBを用意しておくほうが構造的にしっかりしているんだろうと思える。

今やってるあの仕事でもPlanAとBを考えておいたほうがいいな、などと考えた。

 

とまれ、これは仕事上の話だけではない。説教くさい話になってしまうが、「人生」においてこそ最も重要なのだ。

 それが僕のプランAだった。なかなか素敵なプランだ。
 しかし現実の人生にあっては、ものごとはそう都合よくは運ばない。我々が人生のあるポイントで、必要に迫られて明快な結論のようなものを求めるとき、我々の家のドアをとんとんとノックするのはおおかたの場合、悪い知らせを手にした配達人である。「いつも」とまでは言わないけれど、経験的に言って、それが薄暗い報告である場合の方が、そうではない場合よりもはるかに多い。配達人は帽子にちょっと手をやり、なんだか申しわけなさそうな顔をしているが、彼が手渡してくれる報告の内容が、それで少しでも改善されることはない。しかしそれは配達人のせいではないのだ。配達人を責めるわけにはいかない。彼の襟首をつかんで揺さぶるわけにはいかない。気の毒な配達人は、ただ上から与えられた仕事を律儀にこなしているだけなのだ。彼にその仕事を与えているのは、そう、おなじみのリアリティーである。
 そんなわけで我々は、プランBというものが必要になってくる。(村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』)

例えば僕は20代前半のころは「研究者」というものになりたかったが、断念した。肝心の勉強が全く好きになれなかったのだからさすがにそれは資格がないということだろう。他の「研究者」なる人たちに対しても失礼だ。そうして僕は民間企業に就職し、所謂サラリーマンになり、営業なぞをしている。毎日はそれなりに幸せだ。苦労ももちろんあるが。

問題はそこに、「プランはあったか?」「戦略があった上で下方修正案として選んだ道だったのか?」ということだ。全く自身がない。というか少なくともあのときにはプランなんて無かったような気がする。

今となっては若いときの自分のしたことなんてどうでもよくて、大事なのはこれから自分がどうやって生きていくかだ。想定外のことが起きて、それまでの計画が全てオジャンになってしまったとき、ひたすら想定外の事態のせいにして生きていくのか。それとも(下方修正したショボめのプランであれ)「自分から選んで」生きていくのか。やってること自体は変わらなくても、そこには大きな違いがある。

一旦PlanBに突入したらもはやPlanAに未練を残さない、ということもポイントだ。あとは割り切って気の毒な配達人の肩をポンポンと叩き、前を向くしかない。

 

ここ2年くらいランニングにはまり、ハーフマラソンも完走でき、いよいよ次はフルマラソンだ!と息巻いていたが、以前書いたとおり変形性膝関節症になってしまい走れなくなってしまった。もしかしたら一生無理かもしれない。

それはそれでもう起こってしまったことだ。確かにランニングは素晴らしい。だけど自分にとっての要件は「適度な有酸素運動と気分転換」だったはずであり、膝への負担の軽い水泳でも自転車でも代替案としては成り立つのだ。

あとは割り切って自分でそれを選択するかどうかだ。

 


自転車買いました

2012-07-01 10:15:28 | 日々雑記

岩手の片田舎から仙台に出てきて10年、思えばあっという間に過ぎてしまった。

その間、車を持つわけでもなく、移動は基本的にスケボーかママチャリの2択だった。

そのママチャリがこれ。学生協の「新入生歓迎、大学生活スタートセット」みたいなやつで買ったブリヂストン製で、さすがに10年も乗っているので苔とか生えてたりする。猫ならそろそろ化け猫になってる年齢じゃないか。カゴも付いていたけど5年前くらいにボロッととれた。

 

人生の3分の1を共にしただけあって愛着も半端なく、誰がなんと言おうとこの愛を貫きとおす。もう抱いて寝てもいいやって思っていたぐらいだったが、こないだついに知り合いに諭された。

「いくら自転車でもTPOってもんがある。お前ももう30歳じゃないか。スーツ姿でこれに乗ってたら、それはもはや『シュール』の域だぞ。」

「お前が嫁の飲み会終わりに呼ばれ、自転車で迎えにいったとしよう。嫁の友達は『キャー○○ちゃんの旦那さん見たーい』だの抜かしてお前を値踏みしようとする。そんときお前は本気でコレ乗って迎えにいくのか?」

・・・さすがにこれは効いた。よく見ればタイヤも歪んでてガタガタ言うし、ブレーキは片方効かないので危険でもある。もうこいつは休ませてあげよう。

 

というわけで思い立ったが吉日。ボーナスでエイヤっと買ってしまった。

Tokyobikeってとこのミニベロ。これなら女子会の迎えにも行けそうですね。

盗まれたり壊れたりせず、長い付き合いができればいいなーと思います。

買ったのは仙台原町のシモヤマサイクルさん。今後ともよろしくお願いします。