今朝、祖父が亡くなったとの知らせが届いた。
享年98歳。死因は老衰。いわゆる大往生というやつだ。
病気とは無縁で、交通事故で足を骨折した時が唯一の入院だった。
いつも元気で、頭もしっかりしていて、90歳を越えても脚立に登って庭木を挟んでいたくらいだ。
100歳まで生きるんだろうな。
と、当たり前のように信じていた。
ただ、今思えば、確かに死期は近づいていたんだと気付く。
去年の夏、最後に見た祖父は、僕が小さい時の祖父とは明らかに違っていた。当たり前の事だけど。
幸運にも(?)25歳になるまで、身近な人の死を経験しないできた僕には、
「老い」と「死」が、さらに言えば「生」と「死」が、ちゃんと結びついてはいなかったのだ。
急に、辺り全てのものが霧状にぼやけて、背後に沈んでいくような感覚に襲われる。
常套句を使うならば、「人生は果敢無い」とかいうやつだろう。
そこから自分なりに帰結するのは、
限りある時間を大切に、とか、
お世話になった分誰かのために、とか
これまた紋切り型の言葉でしかないのだが、まあ前よりはリアルに感じられているのだろう。
一緒にこそ住んでいなかったが、祖父が大好きで、自慢でもあった。
孫の中では僕が1番年下だったから、1番最後まで甘えてたということになるんだろう。
盆や正月に、母や兄弟と祖父の家に泊まりに行くのが恒例だった。
母や兄弟は仏間の隣の部屋で寝るのだが、仏間が怖くて僕だけ祖父と祖母の部屋で寝ていたのを思い出す。
とにかくお世話になってばっかりだったが、何か少しでも返せただろうか。
僕は夏に何とか内定をもらい、僕の兄は1週間後に結婚式を迎える。
とくに兄の結婚は、1月に決まったばかりだ。
旅立つ前に、少しでも喜んでくれたことを祈る。
享年98歳。死因は老衰。いわゆる大往生というやつだ。
病気とは無縁で、交通事故で足を骨折した時が唯一の入院だった。
いつも元気で、頭もしっかりしていて、90歳を越えても脚立に登って庭木を挟んでいたくらいだ。
100歳まで生きるんだろうな。
と、当たり前のように信じていた。
ただ、今思えば、確かに死期は近づいていたんだと気付く。
去年の夏、最後に見た祖父は、僕が小さい時の祖父とは明らかに違っていた。当たり前の事だけど。
幸運にも(?)25歳になるまで、身近な人の死を経験しないできた僕には、
「老い」と「死」が、さらに言えば「生」と「死」が、ちゃんと結びついてはいなかったのだ。
急に、辺り全てのものが霧状にぼやけて、背後に沈んでいくような感覚に襲われる。
常套句を使うならば、「人生は果敢無い」とかいうやつだろう。
そこから自分なりに帰結するのは、
限りある時間を大切に、とか、
お世話になった分誰かのために、とか
これまた紋切り型の言葉でしかないのだが、まあ前よりはリアルに感じられているのだろう。
一緒にこそ住んでいなかったが、祖父が大好きで、自慢でもあった。
孫の中では僕が1番年下だったから、1番最後まで甘えてたということになるんだろう。
盆や正月に、母や兄弟と祖父の家に泊まりに行くのが恒例だった。
母や兄弟は仏間の隣の部屋で寝るのだが、仏間が怖くて僕だけ祖父と祖母の部屋で寝ていたのを思い出す。
とにかくお世話になってばっかりだったが、何か少しでも返せただろうか。
僕は夏に何とか内定をもらい、僕の兄は1週間後に結婚式を迎える。
とくに兄の結婚は、1月に決まったばかりだ。
旅立つ前に、少しでも喜んでくれたことを祈る。