ダレダレヒンコンカン

ダレ:ダレている ダレ:おまえ誰? ヒン:貧乏なんだよぉ コン:バツイチだし カン:勘違い男だし

富士山登ってきました。しょの伍

2004-09-05 13:51:56 | Think out
しょのよんからの続き

本八合目から2時間15分(=8:30)もかかってやっと山頂にたどり着きました。が、しかし山頂の風はトップオブマウンテンさえぎるものは石室のみ。金剛杖に焼印をしてもらおうと、手近の土産屋へ入り「焼印やってます?」と聞くと「ここでの焼印は神社の中」と言うではありませんか。とりあえず、土産物屋に入ったからには何か注文せねばとメニューを見ると、みんな高い、高すぎる。息子はお汁粉600、私はコーンスープ400を注文しました。息子のお汁粉注文は正解だった。私の手元に来たコーンスープは缶入りのものを暖めたものでした。メーカーもポッカとかのものではなく聞いたことも無いようなものだったと思います。街中の自販機で冬場暖めてあっても120というものが400ですと。3倍以上でつくづく、富士山物価にはたまげる。

土産屋の主人らしき人の情報によると台風の影響で風が凄いらしい。「今日はもう危険だから、すぐにでも下山したほうがいいよ」とアドバイスしてくれるのでした。

しかし日本人のお土産好きがそうさせているのか、何処に行っても観光地には土産物屋が存在しますね。アメリカのグランドキャニオン等のナショナルパークとかには、日本のような土産物屋は見受けられませんでした。その代わり必ずビジターセンターというものが存在し、そこでちょっとした記念品などを販売していたように記憶しています。それにたしかナショナルパークには森林警備隊みたいなカッコいい人たちが管理していて、入場料も徴収していました。車1台$1.00だったように記憶しています。

30分ほどその土産屋で休憩し、とりあえず焼印をGETしようと神社を目指そうとしたのですが、石室の壁が無くなると(風を遮る物が無くなると)立っている事が出来ないのです。吹き飛ばされそうで、思わず地に這いつくばりました。

しばし息子と「どうしようか」と悩みましたが、土産屋の忠告もあるし「無理はしない」という元妻との約束もあるので、下山を決意しました。
「焼印はまた今度来た時に」と息子に言いかけましたが、「来年も息子は付き合ってくれるかな」と不安になり思わずその言葉を飲み込んでしまいました。小市民ですなツクヅク。

9:30いよいよ下山開始です。当然のことながらやはり下山は楽です。これから登って来る人たちの邪魔にならないように、気を付けつつ、一気に本八合目まで、ここまで30分、は、早い。

ここから須走口と吉田口河口湖口に分かれるので、間違えないように。確実に須走口方面へ。登ってきたときは気が付きませんでしたがここには英語での看板もありました。
先ほどの山頂土産屋で「今日は登山道を降りたほうがいいよ」との言葉がありましたので、しばらくは登山道を降りていましたが、途中いたるところに「須走下山道」の分岐があり、我々を誘っているようです。
試しに砂走りをやってみる事にし、下山道へ。砂とは言いがたいが砂利とも違う。しかしある程度のクッションがあるので、下り時負担が掛かる膝への影響は幾分和らげられる様でより楽に感じます。風で砂埃が舞い上がりタオルでマスク代わりにしていても口の中はジャリジャリ。高度が下がるにつれ、気温も上昇してきて、汗も出始めたので、そろそろレインウェア、フリース等を脱ぎ、リュックへ。
身も軽くなり、ふたたび下山開始。途中追い越した家族連れはスニーカーでスパッツなし。それで砂走り下山はムズイのではないかいと思いつつ、我々は軽快に下山を続行。
下山道は登山道とルートが異なる為、途中に山小屋などは一切存在していません。所々で、左手に登山道及び山小屋を確認できますが、結構距離があり、わざわざ山小屋によるのはちょっと難儀です。
もう少しでゴールかなと思う地点で、ありゃりゃという場違い過ぎる装備のグループが下山コースをトボトボと、こりゃぁ絶対思い違いをしているなと。私が想像するに、夏休みを一家でドライブ中に須走口の駐車場に来て、お父さんが「ちょっと登ってみようか」とかいって本五合目くらいまで行って、「んじゃ砂走りで駐車場に帰ろうか」とかのノリで来たクチと。

直線的に下山できるので、あっという間に砂払い五合目に到着です。ここは気の良い老夫婦がやっている休憩所で、「飲み物いかがですか」とか言ってたので、のども渇いたし、暑いので着ているものを脱ぎ一休みということでコーラを2本、ここまで下がっても1本350mlが300、ボリまくりですね富士山。