8合目の宿は1畳に3人というキャパらしく、枕の幅が一人分の占有幅となるそうです。信じられない説明に我等親子は愕然としました。これが山小屋の現実なのかと。非難小屋ならそれも致し方ないかも。しかし、当日は平日でもあり、ガラガラ状態。それでも、後から客が来るかもしれないので、キャパは守って欲しいとの事。「荷物は足元か枕元に」どこで寝ろっちゅうんじゃい!
いや~たまげた。まっその言葉を守ったふりをして荷物は通路へ。
それにしてもさすがに3,350m。息が苦しく、時々頭痛がします。軽い高山病?
食事は18:00でお願いしたので、それまで、うとうと。息子は携帯電話のテトリスに夢中。18:00になって、「お食事の用意が出来ました」とのことで、広間へ行くと、発泡スチロールの容器に入ったカレーとライスとぷにぷにのコップに入った水が1杯。この時間帯で夕食を頼んでいたのは、私たち親子と、カップルだけ。4人で細々と食事をしました。育ち盛りの息子の腹はこんなので満たされるのだろうか。
その後、やる事も無いし(私としては江戸屋のスタッフとお話でもしたかったのですが、そんな雰囲気はまったくなしっ。スタッフはコタツで丸くなっていて、客である我々は端のほうに置かれた折りたたみテーブルの上で、食事をしていたもので)、早々と寝床へ戻ったのでありました。
とにかく「睡眠は十分に」と言う富士登山一年先輩の言葉を守り、19:00には寝る努力を始めたのでした。
んが、しかし。21:00ごろに数名新規客がやって来たり、山頂でご来光を見るグループは、2:00頃に出発をはじめたりと、とにかく賑やかで。熟睡したという気にはなれませんでした。息子は、育ち盛り、布団をけったり大胆な寝返りをうったりと、熟睡しているようでした。
3:00位にトイレに立ったついでに下界を見ると、河口湖町の夜景がとてもきれいでした。飛行機から見る夜景に匹敵するワンダホーなものでした。写真をとらなかったのが悔しいです。
4:50頃、江戸屋の館内に「もうすぐご来光です」という放送と共に電気が点けられました。さていよいよご来光の瞬間です。
続きは「富士山登ってきました。しょのよん」で