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鳥取県の人権救済条例

2005年10月17日 00時04分31秒 | 社会・事件・芸能
鳥取県議会で「人権侵害救済推進及び手続に関する条例」(人権救済条例)が可決・成立し、来年六月から施行されるそうです。
この条例は多くの問題点が指摘されていて、鳥取県知事自身も「取りあえずやってみて、問題はそのつど解決すればいい」と述べているそうです。

このように問題点が認識されている以上は、当面は問題点を意識しながらの運用がなされる事でしょう。
問題点が意識されている間は実際に大きな弊害が出る事はないでしょうが、人々があまり意識しなくなる事が心配です。

どのような制度であれ、完全な制度・非の打ち所のないものは存在しません。
運用次第ではどのような法律・どのような制度であっても悪用される恐れは常にあります。
だからこそ常に周囲の人が問題点を意識して運用する必要があるのでしょう。
この鳥取県の人権擁護条例も、運用の中で想定していなかった問題点が出てくるかも知れません。

今後社会がますます複雑になる事が考えられる中で、人権侵害を防ぐ制度は必要となる事でしょう。
しかし私は、過去に国会に出された人権擁護法案や野党が提出しようとしている「人権侵害救済法案」には反対です。
問題とされている点が改善され、本当に人権を守る事が出来る制度の制定・運用を望みます。

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