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世界の中心で吉熊が叫ぶ2

身長15センチの吉熊くんと生きる独身OLの暮らし

ミッションコンプリート有給

2025年07月11日 | 日記
有給取得。9時に起床。

★有給ミッション1
「すし小川でうに丼を食べる!」
大将は優しいのだけど口コミのとおり女将さんがめっちゃ塩対応。
でも私は何故か気に入られており、大切にされている。そんなに頻繁に来ていないのに申し訳ない。
カウンターで大将が一生懸命に握ってくれる。


ホール担当は女将さん。

大将「このうに丼、どなたのだっけ?」
女将さん「その水色のワンピースのお嬢さんでしょう。お嬢さん、何年もうに丼なんだから」

そんな遣り取りにくすっと笑ってしまう。


にぎりもあるし、そちらの方も一度食べたことがあるのだけれども、私はどうしてもうに丼をオーダーしてしまう。
今朝仕入してきたというには仄かに甘く、雑味がなくてシンプルだ。
通常、うに丼(海鮮丼)というものは、ご飯との比率を考えながら食べるものだけれども、このうに丼はうに、うに、うに、うにとご飯、うに、うに、が続いてもOK。何も考えずにうに丼を食べることに集中できる=トランス状態になるってこと。そう、小川のうに丼は私にとってライブなのだ。


食後、口の中がうにの風味でいっぱいになるのを感じつつ、地下にあるお店から地上に出る瞬間が好き。

平日限定の尊いランチ、ずっと続きますように。



★有給ミッション2
東銀座駅から浅草線(障害者手帳で無料)で日本橋駅へ。そこから乗り換えて高田馬場駅で下車。
西早稲田の日本視覚障害者団体連合にて白杖を買う。
1割負担で1185円。カーボン製の折りたたみ式。
この前、色々と案内してくれた購買部のお兄さんに今日も手続きをしてもらう。

(ここでは白杖以外に色々なものを売っている)


お兄さんに記念撮影をしてもらう。

嬉しそうな俺。

ありがとうございます。
大切に使わせていただきます。


使ってみた感想はすごく楽ちん!
みんなが僕を避けてくれるよッ!


一旦帰宅。
110センチの白杖。折りたたむと、吉熊の身長の2倍になる。

先端のくるくるはオプションで付けたの。滑らかに地面を感じられるように。



★有給ミッション3
日フィル&広上マエストロによるホルストの「惑星」を聴く@サントリーホール。
職場のお姉さんに誘われていたのだ。
今日が来るまですごく楽しみにしていた。






広上淳一さんの指揮は「広上ダンス」とか言われるほどダイナミックでキレッキレ。



開場の時報オルゴールでほっこり。


ロビーは相変わらずゴージャス。
(前回は半年前の第九)



19時開演。
前半は、佐藤聰明:バスクラリネット協奏曲「ヴァン・ホッホへのオマージュ」(世界初演) バスクラリネット:フランス・ムソー
とても神秘的で繊細さに満ちた曲。

後半は「惑星」(ホルスト)

「惑星」における各曲は、それぞれの惑星が持つイメージを音楽で表現しており、「火星」は戦争、「木星」は快楽(陽気で快活なユーモアに富んだ感情)、「土星」は制限や試練など、様々な側面を表現している。

最初は「火星」
…来年打ち上げの火星衛星探査計画MMXを思い出しちゃったりする。
ホルストが惑星を作曲したのは約100年前。
当時は火星の衛星「フォボス」は発見されていたのだろうか。
いずれにせよ、「スターウォーズ」の「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」に影響を与えたという「火星」はダイナミックでかっこよかった。

「金星」で癒されて、やっぱり「木星」で泣いちゃう。
3:00~の平原綾香の部分とか、人生を肯定された感じがするのよね、あの曲。

ホルストの「惑星」のCDを買ったのはなんと2001年、北京の空港のCDショップでだった。
搭乗まで時間があったので免税店を徘徊。ランコムの化粧品と、CDを買ったのである。アルバムなのに1000円ぐらいだし、いいかな~と思って買った。平原綾香のジュピターが発売される前から私は惑星を知っていた。

「いつか生で聴きたいな」と思っていたのだが24年越しに念願がかなった。感無量。




東京音大の女声合唱さんたちも「海王星」で良いお仕事していた。
海王星の神秘さを見事に表現していた。



お姉さんと感想を述べあいながら最寄り駅まで揺られた。

充実した最高の有給だった。


【感動のフィナーレ】惑星 (組曲)より木星(Gustav Holst - The Planets - Jupiter)




白杖はいい意味でも悪い意味でも目立つ。
帰りに付きまといに遭い、遠回りしてなんとかまいた。
社会的弱者を標的にするなんて、なんという愚行。
今度会ったら白杖でバシバシ叩いてやる!!