田中良平 切り絵・切り紙制作所

Ryohei Tanaka`s Killer Cuts&Killing Shapes

妖怪が繋ぐ縁

2021-05-23 22:30:37 | つぶやき
ワシは結婚しているのだが、妻も妖怪が好きだ。
たまに「奥さんとはどういうきっかけで知り合ったんですか。」みたいな質問を受けることがある。
妻はミュージシャンで、以前は妖怪をテーマにした歌をうたったりするユニットとして活動していた。
高円寺にある妖怪専門店「大怪店」の店長、高☆梵が企画したイベントに出演したことがあって、妻のユニットが演奏し、隣でオイラが切り絵を披露するというステージをやった。
確かそんな時くらいから知り合ったんじゃないかと思っているので、最初の質問を受けたときには「妖怪のイベントがきっかけで」とか、「妖怪繋がりで」などと答える。
大抵、笑われる。「妖怪ってw」みたいな。で、適当におどろく。
別にいい。笑って欲しいとこでもあるし。
それが普通のようだ。
妖怪好きの人たちだったら、それこそ普通に「へぇ、そうなんだ。」で終わる。
オモシロイ。
しかし、よくよく考えると妻と初めて出会った時のことは覚えていない。
妻の方の記憶もあやふやだ。
お互いまるで、そういう「この人と結婚する」だとか「好みのタイプだ」みたいな意識がなかった。そんなだから、先ほど妖怪好きの人たちのリアクションについて書いたが、きっかけその物「妖怪関係」についてのサプライズは無かったものの、妻とワシを別々に知っている人たちにとってはビックリニュースだった模様。まさか、ソコとソコがくっつくとは。みたいな。
それを伝えたら普段、物静かに話す共通の知人の出す、初めての大きい声を聞いたと、妻は言ってたし。ぬらりひょんも大きな目をひんむいて相当、驚いていた。いい思い出だ。
きっかけといえば、それこそ結婚を機に妻のユニットは解散したのだが、その後かっぱと天狗のいる「妖怪プロジェクト」というバンドからお声がかかり、一緒に仙台の小学校へ演奏しに行ったり、その時はワシも同伴して妖怪切り絵のライブパフォーマンスを披露したり、娘を座敷童に見立てて舞台の上で踊ったりしている。
これも妖怪が繋ぐ縁だ。








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