田中良平 切り絵・切り紙制作所

Ryohei Tanaka`s Killer Cuts&Killing Shapes

アーティストのセルフプロデュースってああ、難しい。

2021-06-06 21:19:18 | つぶやき
その、まぁなんだ。
難しい問題。
自分というアーティストをプロデュースするということ。
売れるように仕向けるということ。
その、恥ずかしさ。
その、必要性。
その、妥協点。
ひとりでやっても難しい。
ふたりでやっても、やっぱり難しい。
ウチは妻が手伝ってくれる。
PCでの作業が非常に苦手な私を助けてくれる。
とてもありがたい。
今まで制作したシールや、本や、ウェブサイトの編集などは妻のヘルプなしにはできなかった。
彼女は過去にわりとしっかりミュージシャンとして活動していたので、売る、売れることの難しさを知っている。
で、私、田中良平を商品として扱う場合にこうした方がよいのではないかという意見も出してきてくれる。
だが、私はその方向性ではやりたくないという考え方を持っていたりする。
なので、そこのところをどう着地させるか悩む。
どちらのやり方が正しいかなんかはわからない。
どちらかのやり方で売れたらそれが「正しい」なのか?
そもそも、「売れる」ということに対して、私はそこまでの欲求を持っているのか?
いや、そりゃ金は欲しいよ。
誰だってそこそこの金は欲しいべさ。
だから、活動はするよ。
だけどさ、今の幸せを捨ててまで欲しい作家的栄光なんかないわけですよ。
ハングリー精神に欠けているわけですよ。実際問題として。
そりゃ、そうだ。ハングリーじゃないもの。
ご飯もおやつも食べられるわけですよ。
住むところに困っているわけではないのですよ。
酒を飲むわけでもない、ギャンブルするわけでもない、金を大量につぎ込む趣味がない。何かのコレクターというわけでもない。動物占いは猿で、ケチで小銭が好き。図書館大好き、ブックオフに行ったところで見るのは110円コーナーがメイン。自分の昼飯に1,000円以上かけてしまうと1日くよくよしてしまう。映画は好きだが、3か月に1回行ければ大満足。衣類だって半分以上はいただきものだ。あってもいいけどはあるが、欲しいものがほとんどない。
地方から出てきて東京で一旗あげるとかっていう目標もない。
あえて言えば、今の感じをキープしたうえで、ちょっとだけ上を目指したい。
自分との戦いでしかない。
どうでもいいんだけど、どうでもよくない。
多くの人が作品を目にし、そこに価値を感じ、お金を落としてくれるということが無理なく、楽しく、続けられればいいんだよな。
娘と遊んで、たまに美味しいモノ食べて、1年に2回くらい家族で旅行して。
それぐらいがいい。
わかっている。疑いようもなく恵まれている。
でも、そういうことだ。
楽しく、ダラダラしたいのだ。
健全に、ゴロゴロしたいのだ。
それを続けるために、善処します。
はい。


田中良平切り絵展示「文字と妖怪」(前期と後期で展示が変わります)
期間: 前期「文字」2021年6月27日(日)~7月2日(金) 後期「妖怪」7月4日(日)~7月9日(金)
時間:10:00~19:00 定休日:土曜日
場所:Cafe & Roastery Cielo di Tokio
チェイロ デ トキオ
東京都品川区小山6-8-17 原ビル1F
(東急目黒線西小山駅徒歩5分)
※飲食店での展示のため1オーダーお願いいたします

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