四国遍路(108箇所)の旅

お遍路(88+別格20)の準備計画と実際の歩き通し打ちの記録を、5月11日から(実行は6月3日スタート)記録しています。

速報!箸蔵寺!遍路32日目

2007年07月04日 | Weblog
今、箸蔵寺を打ち終わり、降りてきて歩いていて、途中吉野川を池田の町の近くを
国道32号線を歩いていて、休憩したかったので、JAがやっている「川の駅」
と言うレストハウス(2階がレストラン)に入りました。

民宿岡田の地域は、人口カバー率の問題でしょうが、Willcomは圏外と
なっています。池田の中心地区は、全く問題無いようです。酷評されている
Willcom(AirH”)も実際は大きな問題はありません。

戻っても、今日のBlogの更新は出来そうに無いので、途中経過の報告がてら
に、少しレストランで休憩しながら書きます。

箸蔵を降りてきて、雨は今のところ上がっているようです。

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「雨の箸蔵寺・金毘羅大権現!遍路32日目(速報・途中経過)」

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天気:午前中雨、その後午後は曇り
気温:22度~28度位
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民宿岡田     7:15発
別格15箸蔵寺 11:30着  12:15発
民宿岡田    18:00着予定!(多分・・・)
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歩行距離:約20Km(今のところ)
歩数:34,800歩(今のところ)
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主な出費
納経代:300円×1寺=300円
数珠代:300円×2=600円
飲物代:150円
宿代: 6,500円(2食付き)
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総合計:7,550円
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昨日は飲み過ぎてしまい、Blogの更新も出来ないのでそのまま寝てしまった
ので、朝5時に起きて食事が6時からなので、それまでの間に途中まで書いて、
食事をして、残りの原稿を書いて、パソコンと通信ケーブル、携帯電話、そして
お参りに必要なものをザックに詰めて、7時過ぎにようやく用意が完了して、割
と身軽な状態で雨の中を箸蔵寺に向かった。

ザックの中には、岡田からお接待で頂いた昼食用のお弁当も入っている。

雨の中出掛けに、民宿岡田のご主人と息子さんの奥さんが、優しい顔で見送って
くれた。

雨は、毎時2~3mm程度だろうか。この程度なら何とか歩けるので、焦らず
国道192号をただひたすら歩く。歩道が狭いところがあり、結構歩き難いが、
それでも、ここから当面池田の中心部に向けては、「やや下り勾配」であるため
とにかくガンガン傘をさして歩く。

3キロ程歩き、国道を避け旧道に回避して馬路小学校の前を通過、小学校の通学
時間となっていて、毎度の事だが集団登校の小学生達が「おはようございます!」
と元気に挨拶をしてくれる。これだけでも元気のでるものである。

その後、また国道に戻り歩き、小さなトンネルを2つ抜け、最初の信号のところ
にある白地郵便局を左折して、旧道?のような県道だろう、ここを歩く事になる。
(8:30)

この道が結構静かな道というか寂しい道である。吉野川の対岸は池田の市街地で
あるが、こちらは静かな?少し寂れた山側である。とにかく、雨の中をひたすら
歩く。

(9:00)池田ダムの真横を通過。このダムの上には車が通れる、吉野川を
横断出来る「橋」が架かっており、非常に不思議な感じがした。

(9:45)ここまで岡田を出発して雨の中を足が結構痛いのを我慢しながら、
必死に、ローソンに到着。本来は、手前のガソリンスタンドを左に旧道に入る
のだが、地図で、ほんの少しだけ遠回りすれば、このローソンで休憩が可能だと
判断して、ここに入った。

このローソンは、店内にテーブルと椅子が少しあり、うどんやラーメンなどの
軽食を出していて、この椅子に掛け、買った缶コーヒーとカレーパンを食べ
ながら、Willcomが通信可能と判断して、パソコンを取り出して、昨日の
原稿を送信した。

(10:20)35分ゆっくり休憩したり、原稿を送信したりして、トイレを
借りて支度を整え出発。

少し戻り旧道に入り、箸蔵小の前を通り過ぎて登っていくと、養護学校のところ
に出てしまい、どうも道が間違っている事に気づき、不安になり、小学校まで
降りてきて、道から、体育の授業の終わった生徒に大声で話しかけて聞いてみた。

「箸蔵さんは、こっち?どう行けば良い?」
「その先を左に行って、すぐ登っていって・・・」

と、わかり難いのだが、生徒達が大声で何人もが集まってきて必死に教えて
くれる。先生が気づいたようで・・・

「私がご説明しましょうか?」
と女性の教諭が親切に教えてくださった。

お礼を言い、指示に従って、戻り橋を渡り、狭い生活道を登る。結構な急勾配で
ある。

10分ほど進み、国道32号線に出る直前を、線路の上を渡る橋のようなものを
渡り、ケーブルカーの駅の少し手前で、参道の上り口があり、この階段を上り
参道に入る。(10:45)

ここに、「山門まで1250m、現在標高149m」との看板があった。


ここから参道(遍路道)を登るのだろう。結構真っ直ぐな急勾配である。ただ、
道幅は割りに広く、歩き易い道である。

3つの車道を、ほぼ直角に横切るところがあるが、良い古道であろう。
幅も広く、整備もされている。

途中、最初のアスファルト道を横切って少し進んだところに、三好高校と山地農場
というのが見えた。手前の看板でそのように書いてあったが、この高校生は、毎日
「良い運動」をさせられるのだろうと・・・考えた。結構な高台にあるからだ・・・
(笑)

(11:12)山門下のロープウェイの支柱のところに到着。国道から私の脚で、
27分。おおよそ「30分」という感じだろうか。

山門までの階段を上り、山門の下に3足×2=合計6足の巨大な草鞋が下がっている
事に気が付いた。ここの山門下のベンチに腰掛けて、少し休憩とする。
(11:15~11:20)

ここから、幅の広い綺麗な「参道」である。なだらかな上りの非常に上品な参道と
感じた。雨が降り続いており、とても趣がある参道である。

直ぐ先に、赤い小さな橋があり、屋根まで付いていて、その橋も赤く塗られている。
この橋を渡ると、幅の広い立派な階段「地獄」が待っている。。。(笑)

最初の階段は割りに楽な傾斜だが、右に曲がって次の階段が結構な急斜面である。
必死に大汗をかいて、傘をさし、金剛杖を付きながら登る。二汗かいて!ようやく
境内に到着。(11:30)

もう大汗状態である。。。

ここで終わりかと思ったら、どうも本堂も大師堂も、金毘羅大権現は、更に上のよう
である。冷や汗・・・

ここから、300段は無いと思うが、200段以上の階段、それもかなり急な階段を
上り、ようやく本殿と御影堂(大師堂)に到着。大師堂もかなり左側に離れた場所に
あり、雨の中、荷物を降ろし、一息付いて汗を拭き、参拝セットを取り出して、誰も
いない本堂(殿)、大師堂で参拝をした。

その後、4人組の参拝客が来たが、ちょうど雨が激しく、彼らは、本堂だけお参りして
御影堂(大師堂)は気が付かなかったのか(結構離れているのでわかり難いのでは
あるのだが・・・)、そのまま降りていった。

その後、ここの休憩ベンチ(立派である)で、民宿岡田のお弁当を食べて休憩し、
急な階段を下りて、納経所の前に付く。この頃が一番雨が強かっただろうか。

納経を済ませ、ロープウェイにも乗ってみたい気持ちもあるが(笑)、歩いて降りる
のだと言い聞かせ!登ってきた山道を下りはじめる。((12:15)

登るのには(10:45→11:30)つまり、45分掛かったのだが、帰りに
時間を計ったら、下りるのにも(12:15→12:55)と40分、国道の
上り口まで降りるのに掛かった。超~楽勝な下りで、上りの半分程度の時間だと
降りる時に感じていたが、どうも、私の場合降りるスピードも登るスピードも
あまり変わらないらしい・・・どう考えても納得が行かないのだが・・・

帰りに山門を通る時、ちょうどロープウェイの支柱の下を通るのだが、その時、
下りのロープウェイと上りのロープウェイが次々に通過して、黄色と赤色だった
のを見つけた。

楽しい雨の中の一瞬だったが、箸蔵寺は、立派な寺だと思った。

それと、境内を離れる時(12:15)、ほら貝の音が聞こえ、納経所の横の寺
の中で、その後太鼓が鳴り、お経の声が聞こえた。石鎚神社の山開きの時に聞いた
ような、「寺」には何となく不思議な印象を覚えたが、「金毘羅大権現」「神社」
の名残なのだろうか・・・

取り急ぎ、速報まで。

今、15時前です。ここから10キロちょっとあります。少し上りでしょうが、
ゆっくり国道歩きで民宿岡田に戻ります。

レストランでは、ステーキサンドイッチと赤ワインを頂きました~~~
合計1,180円なり~


途中経過まで。

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2 コメント

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まずは (KOYAMA)
2007-07-04 16:57:15
三角寺、仙龍寺、椿堂そして箸蔵寺を
無事打つことが出来て、良かったですネ!
結構いい4寺だったと思います。
箸蔵寺、本当に大きかったでしょ?
これで伊予も終わり、残るは讃岐だけに
なりました。

明日は雲邊寺まで登り、萩原寺経由で下り、
大興寺までは確実に行くことが出来るで
しょう。観音寺付近には宿が沢山あります
ので、其処まででもいいし、もう一つ先の
本山寺付近まで頑張っても、どちらでも
行程上の大きな差はないと思います。

萩原寺と香西寺は”みちなり”で打つこと
が出来ますが、神野寺と海岸寺はレギュラー
コースから外れます。以下が行程案です。
神野寺へは、
1.善通寺付近の宿から往復する。
海岸寺へは、
2.弥谷寺から下り、曼荼羅寺まで戻る。
3.道隆寺から往復する。
4.善通寺付近の宿から甲山寺経由で往復する。
組合せは2-1、1-3、1-4(又は4-1)
になります。

大瀧寺へのアクセスはもう少し先になりますから、
その時が近づいたら、また”お節介”致します。

今日も(雨のなかを)御疲れ様でした。美味しい酒
を飲んじゃってください。
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お帰り 行ってらっしゃい (歩かない遍路 らいた)
2007-07-04 21:56:31
徳島に住んでいますが箸蔵寺には行ったことがありません。近く(ロープウェイ上り口)までは何度も行ったことがあるのですが・・・
よほど素晴らしかったのでしょう。お寺の様子を余り書かない健脚さんがこれほど誉めるのですから。
いつか嫁はんと出かけて見ます。
篆刻の46番浄瑠璃寺は完成。やはり気になって作っちゃいました。
次は般若心経に戻って「観自在菩薩」です。
ぼちぼち実家でしょう。頑張ってください。
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