S&R shudo's life

ロック、旅、小説、なんでもありだ!
人生はバクチだぜ!!!!

7月16日のライブ

2006-07-18 13:01:47 | はしり書き
 俺を知っている人には今更だけど、俺はSHUDO&RUDIESってロックバンドをやっている。このバンドは10年やってるが、俺のバンド人生は、もう人生の半分以上になる。主な活動拠点は、九州の大分の「OITA T.O.P.S」ってとこだ。ここを拠点にいろんな街にギター抱えて飛び回ってるってとこだ。詳細は俺達のOFFICIAL SITEで確認してくれ。

 さて先日の7月16日に、中村敦さんの「愚息」というバンドと一緒にやった(もう3回目ぐらいかな?敦さんとやるのは。)。俺が思うに、日本人では、この人と和田アキ子ぐらいだろう。あんなに歌える人は。俺もあれぐらい歌えればいいんだけど、人にはそれぞれスタイルってヤツがある。って事で。

 俺は最近特にメロディーに気を使って曲を書いてる。もちろん、今までのような激しいパンクナンバーも書いているんで安心してくれ。最新の曲は7分もある超大作だが、「愚息」の前でどうしてもメロディアスなこの曲をやりたくて、いつものパンクナンバーを削ってメニューを組み立てた。ゴリゴリのS&Rを見に来ていた人達には、物足りなかったかもしれないけど、すごくメッセージがあり良い曲なんで、よく歌を聴いて何かを感じて欲しい。俺のイメージ的には21世紀の「イマジン」だから。
 今回の本編は7曲しかやってない。6曲目までは最高のパフォーマンス。最後の曲で、珍しく俺がヘタ打ってしまった。メンバーのみんな、オーディエンス達、非常に申し訳ないです。気付いてなければ良いけど、気付いてる人達は笑ってすませてくれな(笑)!
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真冬の狂想曲5-1

2006-07-18 12:13:05 | 真冬の狂想曲
5-1
 東京に着くともう暗くなっていた。携帯電話を開いて時間を確認する。もう8時前だ。これから、どうするのかを松に尋ねた。
「今日どこに泊まるん?」
「今東京の兄弟が韓国に帰っとるけ、世話になれんのよー。やっちゃんホテル取ってくれん?まー、歌舞伎町まで行ったらどうにかなるやろ?」
またこれだ、どうして金持ちは行き当たりばったりで行動するんだろう。俺は金持ちを呪いながら、タクシーに乗り込んだ。
 携帯電話をコートのポケットから取り出し、バンド関係の知り合いに電話をかけた。数回の呼び出し音の後、電話がつながった。
「お久しぶりです、杉野さん。首藤です。」
電話の相手は少し酔っているらしく、陽気な声を出している。
「どうしたの?首藤君?」
「今ですね、東京に来ててですね、歌舞伎町の近くでホテル探してるんですけど、どっか今から入れる所ないですかね?」
電話の相手はさらに陽気な声を出した。
「東京にいるんだったら、今メンバーで飲んでるんだけど首藤君も一緒に飲まない?」
俺は、一呼吸おいて返事をした。
「すいません、今回はバンドじゃなくて、裏首藤のほうで来てるもんで…。」
杉野の声のトーンが下がった。
「そうなんだ…。じゃー調べてから電話入れてあげるから少し待っててね。それから首藤君、あんまりヤバイ事しちゃ駄目よ。気を付けてね。」
俺は携帯電話を切って、久しぶりの東京をぼんやりと眺めた。
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