S&R shudo's life

ロック、旅、小説、なんでもありだ!
人生はバクチだぜ!!!!

真冬の狂想曲3-1

2006-07-08 17:01:26 | 真冬の狂想曲
3-1
 20分後、184cmの身長で100kgのスーツ姿の大男が現れた。松だ。俺より16cm、30kgもでかい。遠くからでも松を確認出来た。小学校5年までは俺の方がでかかったのに。
顔を見るなり俺は口を開いた。たまにしかコイツと会わないが俺達にはちゃんとした挨拶なんて必要ない。
「新幹線で行くん?飛行機や無いん?」
「岡山で一人拾って行かないけんけのー。」
そう答えながら松は携帯電話を取り出した。
「社長、今どの辺ですか?自分達、もう小倉駅に着いてますよ!車?その辺に止めとったらいいですよ!」
松が携帯電話を耳から離した瞬間、俺は口を開いた。
「あと誰が来るん?」
松はイラつきを隠そうともせずに、
「田川の松木さんって社長も一緒に行くわ。こっちが引っ掛かっちょんよ…。しかし遅せーのー、てれっとすんなっち言うんよ!」
コメント
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