らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

2821.ノシャップ岬と納沙布岬

2013-07-27 | 01.Journey
【写真:納沙布岬の灯台は今日も何も語らずそこに佇んでいます。 2010年08月06日07時07分撮影】
 ★この写真はイメージです。

 ノシャップ岬とノサップ岬。漢字で書くとそれぞれ「野寒布岬」と
「納沙布岬」です。通常「ノシャップ岬」と「納沙布岬」と表記され
ることが多いようです。

 ノシャップ岬は稚内の北限(最北端は宗谷岬)、納沙布岬は根室の
最東端にあります。

 北海道を旅することはや30年が経過しようとしています。今でこそ
携帯電話やスマホなどの情報通信技術が発達し、どこにいても互いに
会話ができます。しかし、30年前はもちろんそんなことはできません
でした。だからこそドラマもあるのですね。

◇◆◇

 1984年の夏。苫小牧港にてフェリーから下船し、友人とこれからの
行程について打ち合わせます。すると、ライダーの女性二人組が近く
を通りかかりました。

 男:おはよう。これからどこを周るの?

 女:麓郷の森に寄ってからどこか岬に行こうと思っているの

 男:じゃ2日後の夕方にノシャップ岬でまた合わない

 女:面白そうね。夕陽も見たいし

 男:じゃ、決まり。2日後の18時、ノサップ岬で待っているよ

 女:OK! じゃあね

 我々は札幌で1泊した後、2日目オロロンラインをひたすら北上し
ノシャップ岬へ向かったのでした。

 そして、18時。快晴。我々はノシャップ岬の地に立っていました。
高かった夏の陽も西に傾き、利尻富士に沈もうとしています。さて、
あのライダー2人組は…。待てども待てども姿を現わしません。

 あ~あ、やっぱりフラれたか

 しかし、悲しいかな「想定内」でもあったので次の行動に移すこと
に。稚内市内で簡単に食事をし、宗谷岬へ向ったのでした。

◇◆◇

 今だったら、苫小牧港でメアドや携帯番号をまず交換し合うケース
でしょうね。それにしても、なぜ彼女たちは来なかったのでしょうか。
わかりません。もしかすると…。「ノシャップ岬」と「納沙布岬」を
間違えたのではと今でも楽観的に考えています。それじゃぁしょうが
ないよねと。しかし、もしも間違いがなくノシャップ岬で再会でき、
いっしょに夕陽を観ることができていたなら…。人生、もっと違った
展開になっていたのかな…。愛を予感する出会いって、こんなような
ゲームみたいなものなんだね。

 “Oh I believe in yesterday…”






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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
どこのドイツ (ガーゴイル)
2020-08-27 06:17:33
野寒布と納沙布は本当は北極の島の名前である。
返信する
RE:どこのドイツ (らば~そうる)
2020-12-31 11:35:27
to:ガーゴイル さん
情報をご提供いただき、ありがとうございました。
返信する

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