ゲームシナリオライターMistaの制作メモ@将棋ミステリー「千里の棋譜」PS4/Switch

すぎやまこういち氏がドラクエの音楽を担当したきっかけ

先日まで日経新聞の夕刊にすぎやまこういち氏のコラムが掲載されており、
とても興味深かったですね。中でもドラクエの音楽を担当することになったきっかけは
すぎやまさんがチュンソフトの出していた森田将棋のアンケートハガキを書いていて、
しかし、ご本人は何気なく短文を書いただけで出す気もなく放っておいたそうですが
それを奥様が気を利かせて投函されたとのこと。そして開発会社では偶然すぎやまさんが
作曲者であることを知る人物が読み、連絡を取ったとのことでした。
そして、当時開発中だったドラクエ1の音楽があまりよくなく、すぎやまさんに依頼し
あの素晴らしい楽曲群ができたとのこと。
私はてっきり最初からの予定かと思っていたのですが、こんな偶然の縁から始まって
いたとは驚きでした。確かに当時はまだゲーム音楽をプロの作曲家に依頼するケースも
少なかったですし、ドラクエ1を皮切りにゲーム音楽に音楽性のある曲が誕生し始めたと
言ってよいかと思います。
いやー、あの城とアレフガルドの旋律はカッコ良かったですねー
#♪ラミレミドミシミラ と ♪レーラーソー というやつですねw
一度聞いただけで心を捉えてやまなかったのは私だけではないでしょう。

冒頭の縁がなければ、奥様が葉書を投函していなければ、ドラクエ1もあれほど
受け入れられず、その後の様々なRPGも違った形になっていたかもしれません。
私個人もそこまでゲームをやらなかったかもしれないし(その方が良かった?)
その後、ゲーム制作をするなど思いもよらないことだったでしょう。
何気ないことが大きな転機につながることもあるんだなと改めて感じました。

余談ながら、葉書を出すか出さないかでその後の人生が変わる、というのは
物語の分岐としても面白いですね。
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