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新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 蛾

2020-11-01 20:33:34 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第299弾


今日の午後、マンションの廊下を歩いてみました。今日の虫は全部で16種。まあまあでしたね。そのうち、まずは蛾から。



最初はウスギヌカギバ。これは簡単なのですが、ここから先が難しくなります。



これはノコメエダシャクの仲間です。とりあえず触角が羽毛状なので♂です。前翅外縁の突起が大きいかどうかでオオかヒメかを見分けるのですが、この個体は中途半端でよく分かりません。オオは後翅の内外横線の間隔が狭く、ヒメは広いので、これはヒメノコメエダシャクの方かなと思われます。



鱗粉がだいぶ取れてしまっているので、よく分からないのですが、たぶん、オオバコヤガではないかと思っています。



最後がまた難問でした。普通にブドウトリバかなと思ったのですが、どうも違和感があります。「日本産蛾類標準図鑑IV」を見ると、1)前翅羽状翅分岐点の黄白色の短い斜状線が目立ち、2)後胸背の黄白色鱗が目立たないというところから、イッシキブドウトリバの方ではないかと思ったのですが、最終的には交尾器を見ないと分からないようです。