廊下のむし探検 第214弾
ブログに出すのが遅れてしまったので、まとめて出しておきます。5月19日にマンションの廊下で見つけた虫たちです。



たぶん、ゾウムシのLarinus属だと思います。「原色日本甲虫図鑑IV」にはゴボウゾウムシ、オオゴボウゾウムシ、シラクモゴボウゾウムシの3種が載っていて、検索表も載っています。ゴボウゾウムシの吻は前腿節先端部の太さと同幅程度なので、上の3枚目の写真を見ると明らかに違います。また、前胸背板が強く点刻され、点刻が互いに融合してしわ状というところから、オオゴボウゾウムシではないかと思っています。

これはナニセノメイガ。

これはクロオオアリの♂。

それからマルガタゴミムシの仲間。


これはヒメクチキムシダマシ。この日は2匹いました。

このヒメシャクはだいぶ迷いました。外横線がはっきりしているので、ウスキヒメシャクだと思ったのですが、外横線が意外に直線的です。また、外縁に沿った黒点も見られません。それで、オオウスモンキヒメシャクの方かなと思ったのですが、よくは分かりません。


これはコアオハナムグリ。この2枚は別個体です。

これはアカマダラカゲロウ♂。

それから、ツヤアオカメムシ。

コメツキは何だか分かりません。


これはアシナガオニゾウムシ。

それとヒメナガカメムシ。


このカスミカメは少し迷いました。「日本原色カメムシ図鑑第2巻」の図版を見て、クヌギトビカスミカメ♀だと思いました。

最後はまた、チャタテ科のTrichadenotecnum属です。写真がちょっとはっきりしないので、翅の模様比較はやりませんでした。