おコメの摩訶不思議

稲作農業の将来展望を考えます。
メールはroughriceの後に@mail.goo.ne.jpです。

順ざや取り2

2006年10月31日 | 商品先物
このブログで何度か申し上げていますが、
私のさや取りは、「さや取り入門」を参考にしています。

その著者の羽根さんが、ひまわりCXで、「さや取り 羽根レポート」の連載をはじめています。
レポートの第一弾は、10月26日付けで、穀物の順ざや取りです。

ご興味のある方は、ひまわりCXをご覧下さい。
(↑宣伝してるわけではないデス^^;)
ひょっとしたら、レポートを閲覧するために、
口座の開設、もしくは登録が必要かもしれません。

さて、レポートでも取り上げられている銘柄ですが、
今後、上げていけば、再度の仕掛けのチャンスがあるかもしれないと考えています。
それは、しばらく先の話かもしれませんが。。。

期待できる局面まで、ゆっくり待つことにします。

順行

2006年10月20日 | 商品先物
商先ですが、あれから期待した動きを見せ、タイトルの様な状況です。

鞘取りに限らず、相場全般に思うことですが、仕掛けや損切りは、比較的迷いが少ないのですが、利が乗ってからいつ仕切るかという判断は、迷いが多いです。

いや、仕掛け時や損切り時も迷うのですが、このような場合には、一定の基準(のようなもの)を持っており、要は、基準通りに行動できるかどうかです。

一方、順行して利が乗りますと、どこまで利を伸ばすか、で迷います。
このような時、いつ利が剥げるのか、ドキドキもので、利が乗っているうちに早く仕切りたいという思いが強くなります。

せめて、目安があれば良いのですが、未だそんなものは持ち合わせていないです。

損小利大と申しますが、
心理的に容易ではなく、早く迷いをなくしたいと、本気で願っていますし、そのために、具体的にどうしたらよいかを模索中です。


【重要】 お知らせ

2006年10月19日 | なんでも
ご指摘を頂いてはじめてわかったのですが、
私のメールの扱いが下手なため、
頂いているメールの何本かを消してしまっているようです。

(どうも、かなり以前からあったみたいです!)

未だ返信のない方は、
おそらく上記のようなことになっていると思いますので、
お手数ですが再度メールしてください。

本当にすいません!
お願いいたします。

順ざや取り

2006年10月14日 | 商品先物
某銘柄で、順ざや取りの環境が整っているのでは、と感じています。

この銘柄は、まだ上げるのでは、と考えており、
私の感覚では、
もう一段の上げで、仕掛けることになるのでは、
と期待しています。

その他に、2銘柄、逆ざや取りを、と考えていましたが、
この2銘柄に、それほど期待しているわけでもなく、
また、何銘柄も同時にしかけるほど、器用ではないので、
上記の銘柄だけを仕掛ける予定です。

すでに、試し玉を入れていますが、
期待している動きと異なるようであれば、
本玉を仕掛けることはありません。

私の場合、
それほど上手ではありませんので、恐るおそる、騙しだまし仕掛けているのが現状で、スカッと仕掛けて、スカッと仕切る、なんてことのできる水準に憧れたりもします。



コメ価格センター Ⅱ

2006年10月09日 | なんでも
昨日、書き忘れましたが、
見かけ上の価格と、実売価格の格差は、
何も今にはじまったわけではなく、
以前は「販売促進費」という形で行われていました。

ところが、「全農秋田事件」を契機として、販売促進費を規制する動きが本格化したため、リベート(販売促進費)からディスカウント(特定契約)へ流れが変わったのだと思います。

リベートというのは、見せかけの価格を維持するには、とても都合のいい手段でしたが、お上からダメ出しされては、どうにもなりません。
必然的に、ディスカウントが主流となるのでしょうが、さすがに入札で手当した卸に対して、リベートは出せても、ディスカウントはできません。

入札は公明正大ですが、相対は個々の問題ですので、相対は必然的にディスカウントする、となります。

結局、センターの機能不全は、細かい制度や実務上の問題もさることながら、
構造上の問題を背景に、
価格をどうしたいのか?という関係者の目的の問題であると思います。

センターは、適正な価格を形成するために存在しているようですが、
そもそも、「適正な価格」とは何ですか?


コメ価格センターの入札取引

2006年10月08日 | 米穀
新米の時期となりましたが、コメ価格センターの入札取引は、落札残が著しく多いように見受けられます。

これまでの入札回数は6回
(1) 上場数量の単純累計が約4万トン。
(2) このうち、落札数量が、約1割の約4000トン。
(3) したがって、落札残は、全体の9割にものぼります。

つまり、コメ価格センターは、これまでのところ機能していない、ということです。

その原因は、全農の指し値水準が、他よりも高いためです。
「他」と述べましたが、全農が卸に対して供給するルートは、コメ価格センターだけではなく、むしろ殆どが相対で販売しています。

同じ銘柄の玉でも、
コメ価格センターで応札するよりも、
相対の特定契約で仕入れた方が、安くなる、
というのが実態のようです。

特定契約は、要件は厳しいようですが、反面、契約規模により建値から数百円のディスカウントされるとのこと。
全農から仕入れるのであれば、
やむを得ない事情が無い限り、
安い相対で、となるのが当然でしょう。

私の言葉で、言い換えますと、
全農は、コメ価格センターで、玉を捌くつもりはなく、
見かけ上の価格は、センターで一定価格を維持しているように見せかけ、
その実、相対で値引き販売しているわけです。

このような方法は、売り手にとっても、また、一部の買い手にとっても、メリットのあるやり方となっているようです。

例年、この時期は、
センターでの応札意欲は低いようですから、
今後は、少しずつ、落札数量は増えるのでしょう。

コメの業界に限らず、
他の業界であっても、
見かけ上の価格を高く見せ、
実行上は、値引き販売する。
なんてことは、よくあることですので、特段、目くじらたてるほどのことはありませんが、問題は、価格センターは、いったい何のために存在しているのか、です。

先物の取引所で、上場が現実味を帯びている中、
センターの位置づけを高くしようという取組が行われてきましたが、
センターの仕組みを変えたとたんに、落札残が大きくなった、では洒落になりません(笑い)。

もっと、売り手、買い手、双方に魅力のある仕組みにしなければなりませんが、残念ながら、今の構造ですと、そりゃ出来ない相談、となります(爆)



人間の行動

2006年10月05日 | なんでも
最近、アクセス数が増加しているようです。
どこかでリンクして頂いたのでしょうか?

過去の経験では、
アクセス数の増加は、メールの増加を伴うようです。

例え批判のメールであっても真面目なメールには、返信させて頂いてますが、
そうでないメールには、返信致しかねますので、ご了解下さい。

さて、最近頂いたメールですが、
内容は、先物についてでした。
具体的には、どのような売買をしているのか、というものです。

私の場合、「サヤ取り入門」(パンローリング)がきっかけです。
特に上手ということもなく、どちらかと言えば、下手なのでは、と自分では感じています。

ただ、年中売買しているのではなく、
自分なりに、ここかな、という局面でしか売買していません。
一旦仕掛けると、仕切るまで比較的長い期間かかります。

経済活動に限らず、私たちの行為の向こう側には、突き詰めて考えれば、必ず人間が存在します。
先物市場で言えば、私の売買は、取引所という舞台装置を仲介して、売買の相手方が必ず存在します。

したがって、売買するときは、
相手方の立場をまず考えます。
立場が推察できれば、相手方の背景や事情も察することが、ある程度可能です。
立場ごとの事情は、売買行動につながり、
価格を変動させる要因の一つとなります。

このようなことは、相場に限らず、
ここをご覧になっている方々のご商売などで、
日常、意識せずに行っていることだと思います。

要は、すべては人間の行うことの結果でしかない、と認識しています。

そのために、いろいろな資料を整備して、売買しているわけです。


作況指数

2006年09月29日 | 米穀
9月15日現在の全国作況は97とのことです。
都道府県別で100を超えたのは北海道の105と富山の102くらいでしょうか。
低い地域は、九州、次いで関東といった印象です。

全国作況が100以下でしたので、
集荷円滑化対策は発動されないのでしょうね。
確か、全国作況で100を超えた場合に、100を超えた都道府県に対し発動される仕組みだったと記憶しています。

青刈り面積を含む作付面積は、169万2,000haで、前年産比1万7,000ha(約1%)の減だそうです。

これだけ書くと、
供給は不足するのか、という印象ですが、
作付面積が多く、供給は過剰です。



逆鞘取り

2006年09月26日 | 商品先物
以前、ちらっと述べた銘柄ですが、先週タイトルの仕掛けを全てを手仕舞いました。

旧盆過ぎに一山超えたと感じていましたが、
さらにそこから、下げに伴って、順ざやが拡大しました。

それほど大きく取ることはできませんでしたが、
私なりに良く観察できました。

鞘の観察は、将来のコメ上場に備えるためで、やはり早く上場されることを期待しています。
再来年。。。との話もあるようですが、どうなりますやら。
農水省の大臣会見の中身をみますと、あまり期待できそうにもありませんが(^^;

食育

2006年09月13日 | なんでも
タイトルについて、私自身、あまり肯定的な考え方を持っていません。
というと、誤解を受けるかもしれませんが、行政が食育をどれだけ啓蒙しても、効果が上がらないと考えているのです。

何かを始めようとする場合、まずは動機が不可欠です
糖尿病など、やむを得ない事情がある方は、自ら食事を制限するでしょう。
でないと命にかかわります。

一方、現在、体に不都合を感じておられない方々は、何を好き好んで食事をコントロールする必要があるのでしょうか。
焼肉を喰い、ラーメンを啜り、口当たりのよい食事を堪能したいはずです。

なんとなーく将来の健康状態に不安を感じている場合であっても、偏った食事は改善できそうにもありません。
TVで、ウエスト何センチ以上は、メタボリックシンドロームだ、などという番組を見ても、その時だけのもので、長続きはしません。
偏った食事というのは、わかっちゃいるけどやめられないものなのです。

つまり、
食生活を改善しなければならない動機もそれほど差し迫ってはおらず、
口当たりの良い食べものの誘惑に打ち勝つのは、長期的には難しい
のだと考えています。

生活習慣病を予防するためには、
おそらく日々の食生活と運動を、自分の意思でコントロールする以外なく、
内臓脂肪を減らすサプリとか色々あるようですが、これらは心の安心にはなっても、実際の効果は?マークがつくのではないでしょうか???
世の中、「奇跡」はおきないことになってます。

そんな大人の中にまじって、子供たちは同じような食事をし、生活のリズムを刻んで生きます。
幼いときから、口当たりの良い食事をし、それが当たり前になっていくのです。

三つ子の魂百まで、と申しますが、
ジャンクな食習慣は、一生もので、
彼らは、大人になっても、悪しき食習慣から脱出できず、
仮に、食生活の制限を強いられた場合、私たち以上に我慢しなければならないのかもしれません。

逆に、
幼い時分から、規則正しく、バランスがとれた食生活を送れた子供たちはラッキーです。
習慣化した望ましい食生活は、「我慢する」という苦労を伴うことなく、大人になってからも維持できるからです。

このように考えると、
「食育」というのは、
「食に関する知識や体験」、あるいは「食に対する判断力」
を育む、などというものではなく、
子供たちに、望ましい食生活を「習慣化」させることではないのでしょうか?
外部からの強制力を除けば、「習慣」の力こそ、食育には不可欠です。

そのためには、
大人がまず実践し、ジャンクなスパイラルから抜け出さなければなりません。