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ハンドピック(選別の極意)

2012年04月23日 00時35分34秒 | つれづれ

ハンドピックの極意は...

ぼんやりと見つめることです

はぁ?って思うでしょうけど(笑)

機械にプログラミングしても絶対に出来ないのがハンドピックです

その基準を細かくすればどの豆も違ってしまうでしょうし

大きくしても、選ぶことは困難です

人間はそんな難しいことを経験を積む事で何気なくさらっとこなしてしまいます

凄いことなんですよ、本当は

自分がではなくって、人間の能力が(笑)

で、豆を見つめ過ぎてしまうと基準となるものが良くわからなくなってしまいます

色見にしたって、ふくらみ具合にしたって、ほかと違う豆にしたって...

ぼんやりと見つめることですぐにわかるんです

ぼんやりと眺めるのではダメなんですよ

集中力を持って全体を見つめるのです

一点集中じゃないっていうニュアンスでしょうか

そうすると、サササッと豆を動かしたりしていても

必ず目に留まるんですね

行き過ぎちゃったときにはちょっとバックしてもう一度

こんな感じでスムースにハンドピックが出来るんです

もちろん、ゴマ粒のような小石が混ざっている豆のハンドピックはいつもより時間がかかりますけどね

 

そうそう、大切なことをもう一つ

選別中には目を離さないことです。

ちょっと目を離しただけで、基準となる色見の基準が大きく変わって(無くなって)しまうのです。

人間の記憶力というのはかなりいい加減なものなので、すぐに忘れちゃうんですよ。

記憶は自分が思っているよりも、かなり不確かなものです。

特にそれが細かい情報なものならば細かいほど細部に関しては

だから、嫌なことがあったって忘れることができるですね

逆に、忘れる能力があるって言った方がいいかもしれない

そんなあやふやな部分があるので、途中で目を離してしまったら

はじめに戻ってもう一回

集中してチャッチャッとね!


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