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Tagebuch aus dem Laendle

ミュンヘンのはずれ、F村へ移った相変わらずの親バカレポートです。

おイタ・アップグレード

2013-06-02 21:33:58 | Weblog

ずりばいを卒業して、正統派ハイハイに移行したニーナ。
蓉華とママがピアノの練習をしていると、すかさずピアノの下にもぐりこんできて、よくペダルと一緒にふまれてる。
そして行動範囲とともに、おイタの範囲も日々広がっているのだった。

ニーナにさんざん葉っぱをちぎられたリビングのアンセリウムはついに手の届かないところへ移動。
なぜなら…
昨日ニーナがやけに静かなので、もしや…と思って見たら、葉っぱをちぎるだけでは飽き足らず、土をかき出してるまっ最中だった。
よほど夢中になっていたのか、「お~い」って声をかけた瞬間、ビクッと飛び上がり、号泣。
お楽しみのところ驚かして失礼しました。
なんとなく悪さしてるってことはわかってるのかしらね。
リビングにおいてあるオムツ入れから、オムツを一枚一枚ひっぱり出しているのも、実に楽しそう。
そのへんにおいてある雑誌をびりびりに破るのも、実に楽しそう。
かたづかないはずよね~


ニー語録:
「おぅ!」「う!」「お!」「あ!」…といった調子でママと会話できます。


ところで、バイエルン・ミュンヘンが大好きなサッカーオタク・ぼくちゃん。
今季のバイエルンはすごく調子がよく、ブンデスリーガ、欧州チャンピオンズリーグに続いて、昨日ドイツ国内トーナメントの優勝を飾り、三冠を達成したので、ぼくちゃんのテンションは上がりまくり。
だってね、バイエルン・ミュンヘンって言ってみればドイツサッカーにおける読売ジャイアンツみたいな存在だからね。
で、そのバイエルンの大ファンぼくちゃんのオタクぶりは、ますます磨きがかかってる。
なにしろ、「マンチューキッチってどこの国の人だっけ?」ときけば「クロアチア!」と即答。
「シャキーリってけっこう小柄だね。」と言えば、「169センチでチーム最小なんだよ、2番目に小さいのは主将のラームで、170センチ!」とくる。
何年のワールドカップでどこのチームが何点で勝っただの、やたらと細かい数字に詳しいところは日本のじいちゃん譲りか?
これが野球オタクだったら、じいちゃんと話がはずむのにね。

オランダ

2013-06-01 21:05:22 | Weblog
聖霊降臨祭のお休み後半、マメオの実家に蓉華を預けてプチ旅行。
ユトレヒトに転勤したマメオの友人を訪ねてGO!

アタシ運転担当。

ユトレヒトまでマメオの実家から片道3時間ぐらい。
国境を越えるとアウトバーンは120km/h制限になるので、追越車線でバックミラーを見て、迫り来るポルシェやベンツにおびえなくてすむのが良い。
燃費悪い悪いといいつつ、どうして200キロ超えをやめられないのかね、ドイツ人。


翌日は大西洋に行ってみたが、寒い。


大西洋からさらに内陸の海に面した港町Enkhuisenへ足をのばしてみた。

オランダって、ドイツのお隣の国とは思えないほど家並みがこじんまりしてて、かわいい。
人も、見た目はドイツ人と似てるのに、明るくてノリのいい国民性は大違い。
なにしろ、オランダといえば自転車だけど、誰もドイツ人みたいにきっちりヘルメットなんかかぶらない。
スカートやヒールの靴で、子どもを前後に乗せてさっそうと通り過ぎるママさんたち、カサさし運転もなんのそののおばあさん、なんともおおらかなのだ。
オランダの女の人たちも、基本カラフルなファッションでスカートのおしゃれさんが多かった。
フランスでも思ったけど、そんな中でジャック・ウォルフスキンの防水ジャケットにジーンズでバックパックを背負い、そして口はへの字というとやっぱりドイツ人観光客なのだった。
あっまたしてもドイツ人のかげ口を書いてしまった、すんまへん。

好みの問題

2013-05-19 14:04:56 | Weblog

たたまなきゃいけないけど、めんどうだな~ってほったらかしてあった洗濯物。
気がつけば誰かに荒らされていた。

なぜだか自分のパジャマを背中に背負ってあちこち移動していたニーナ。
そろそろ寝る用意の時間だもんね。
おイタをしつつも、ちゃんと必要なものを選り分けるとは、エライ!



村上春樹の新刊について、アマゾンのブックレビューが面白いことになってると小耳にはさんだので、のぞいてみた。
村上春樹といえば、高校生の時「ノルウェイの森」を読んで「なんじゃこりゃ。」と思って以来まともに読んでない。
大人になってから村上ファンに羊男だったか、ねじまき鳥だったかをすすめられて借りた覚えはあるけど、読んだのだか読んでないのだかも覚えてない。
ドイツに来てからは、手に入る本ならかなり何でも読んでしまうワタシでも、村上春樹は、他になんにも読むものがなくて、かつ暇を持て余してどうしようもない時に、たまたまそこにあったら読むかもしれない、という程度。
アンチというほどではないが、とにかく読もうという気にならないのだ。

大学入試の頃、国語の問題集かなにかに1973年(?)のピンボールが例文としてのっていて、とりあえず読み始めて「ん、このおしりがムズムズするような、キザでまわりクドい文体はもしや村上春樹?」と思って出典を見たら、やっぱりそうだった。
こんな短い例文で高校生にもわかるという点で、やっぱり独特の文体を確立してるってことなのかしら。

で、くだんのブックレビューは確かに「アハハ、わかるわかる。」って笑ってしまったのだが、それをめぐる熱い議論に引いちゃった。
たぶん村上春樹は、その世界に陶酔できるアツめの読者と、「なんじゃこりゃ。」という冷めた目で読む人とで好みがわかれるんだろうと思う。
登場人物に共感したいタイプで、ある程度常識的な思考と行動を期待してしまうワタシのような読者には向いてない。
人生にちょっとくたびれてきた中年のワタシが読書に求めるのはなんといっても娯楽なので、行間の文脈をたんねんに拾って読まないとわからない、たんねんに拾ってもよくわからないような本はね、読むエネルギーからしてない。
勧善懲悪とまではいわないけど読後のスッキリ感もほしいね。
現実世界があまりにもモヤモヤしているので、せめて小説の中だけでもどこかつじつまが合ってほしいと思っているのかしら。
でもね、こんなこと言ってないで、少しは脳を鍛えるようなものも読まなくちゃ!








41歳の春

2013-05-15 22:21:16 | Weblog
ついに、バカボンパパと同い年になってしまった…
アラウンドも、下からジャストを経て上へ。
マメオが、3週間前の仕返しで、昨日から「明日はいよいよ41だね。」とうるさく、今日になったら「41歳おめでとう!」としつこい。
正確な歳はこの際いいから、「誕生日おめでとう」にとどめておいてくれよ。

今年の誕生日はプレゼントにウクレレをリクエストしていたのだが、当日まで何がもらえるかさっぱり予想がつかなかった。
マメオと子どもたちが数日前からにやにやして、「プレゼントはなんだろね~」とじらすので、ウクレレではなさそうだが、なんだろう、マッサージマットかな? キンドルかな? と、ふだんからほしいほしいと言っていたものを思い浮かべてみたが…
まったく予想外のプレゼントだった。
そういえば、数ヶ月前にお店で「これ、すごくかわいいけど、これにこの金額を出すのはあまりにもぜいたくすぎるよね~。」って言った覚えが。
予想外なだけに、うれしさもひとしお。
みんな、ありがとね。

日本の家族からのプレゼントも、この場を借りてどうもありがとう!
みんなのメッセージが、ワタシそんなにストレスオーラを出していたかしらという励ましばかり…
41歳はもっとリラックスできるようにしたいね。

ニーナ成長記録

2013-05-12 22:11:27 | Weblog


正統派ハイハイも少しずつできるようになってきたけど、より速く目的にたどりつきたい時は、やっぱり右手右足を使ったほふく前進に逆戻り。
右:椅子の林の中を探検中。


左:座れるようになると、ベビーバスでのお風呂も楽チンに。パパママの腰がね。
でもふだんはママと大きなお風呂に入ってるの。

右:ご飯中に力尽きちゃいました。







男子語録

2013-05-08 15:22:41 | Weblog


時々ニーナに「かいだんのぼって、こ~ちょこちょ!」ってやっていたら、「かいだんのぼって…」でもう目がキラキラしてきて、次の「こ~ちょこちょ!」を待ちかまえて笑っている。
少しずつ言葉がわかるようになってきたみたい。

それを見ていたぼくちゃん。
さっそく自分もやってみたくて、まず、

「かいだん~のぼって、こ~ちょこちょ!」

誰が、どこをのぼるんだい?

「が」はいらないよって言ったところ、

「かいだん~のぼって、こ~ちょこちょ!」

なんだか口語っぽくないね。



もうすぐワタシの誕生日なので、マメオにプレゼントのリクエストをきかれた。
ウクレレがほしいと言ったところ、アマゾンの買い物リストに、

「オクレレ」

と書きなぐってあった。
でも、「Okulele」で検索しても出てくるらしい。
ちなみに日本語では無理だった。

めざせプリマ・バレリーナ

2013-05-06 14:45:57 | Weblog
  
Ich hatte übers Wochenende meinen ersten Balletauftritt.
Im blauen Tutu habe ich die Rolle von einer Meerprinzessin, im weissen Tutu eine Taube getanzt.
Danke Opa und Oma für das Zuschauen!
キメキメの華ちゃん、青は海の精、白はハトだそうよ。

この週末は華ちゃんのバレエの発表会に終始した。
金曜日のゲネプロにはじまり、土曜と日曜の2回公演。
華ちゃんは週二日通っているので、役もふたつあり、それがそれぞれ第一幕と第二幕に分かれていたので拘束時間が長くて大変だった。
子どもバレエ教室の公演といえど、二年に一度しかなく、一応プロダンサーの客演もあるので、それなりにそれらしい舞台。
が、一番チビでは3歳児ぐらいがゾロゾロとお遊戯してるし、華ちゃんぐらいの歳でも数打ちゃあたる方式でゾロゾロと踊っているので、華がどこにいるのかすぐにわからなくなってしまう。
本人は大満足で、「先生に褒められたからバレリーナになる! 来週から週3回に増やしたい!」とのたまっていたが、発表会が終わったら週1に減らすって言ってなかったっけ?
んで、そのかわりに乗馬を始めて乗馬の先生になりたいって言ってなかったっけ?

せっかくなので一家そろって観に行ったのだが、バレエなんて!と頭からバカにしていたぼくちゃん、しぶしぶ連れて行かれた体裁をつくるため、わざわざサッカー雑誌を持っていって、暗闇で読めもしないのにぱらぱらとめくるポーズ。
でも、途中から引き込まれて口を半開きにして舞台を観ていたのを母はちゃんとチェックしました。
ニーナも2時間なんとかおとなしくしてて、最後にはパチパチと拍手も。

それにしても、日本のバレエ教室に比べたら格安とはいえ、衣装は買い取りだし、タイツやらシューズやらはすぐに小さくなっちゃうし、何かとバカにならない出費。
ぼくちゃんのサッカーも、なにしろ形から入る人だから、たかが練習着にバイエルン・ミュンヘンの公式ユニホームがほしいだの、シューズはナイキがいいだのとうるさい。
そしてワンシーズンにシューズ一足というスピードで育ってしまうし。
ワタシは穴の開いたTシャツでキックボクシングをやっているというのに!


世界の発見

2013-05-02 11:42:50 | Weblog
ちょっとずつお座りが安定してきたニーナ。
でも時々あらぬ方向にゴロンと転がってしまうので、まだまだひとりでお座りさせられない。
何かに寄りかからせていても、ヤル気がないと、ずるずるとずり下がって寝転んでしまったり。
ママが後ろにいると思っていきなり後ろに寄りかかってきたり。
ママがいないともちろんひっくり返って頭をゴチンするのに、この全幅の信頼といったら!


いい湯だな、ボールプール編。
お座りができるまでは溺れそうでね~
Baden im Bällebad.

腰がしっかりしてきたのか、お座りに加えてようやくハイハイで前進できるようになった。
今までは腕の力に頼った後ろずりばいだったけど、ここ数日で腕と右足を使ったほふく前進に進歩。
右足しか使わないのでがくんがくんというふうに、でも着実に前進してくる姿は「いざってる」という形容がぴったり。
これがきっとみるみるうちにちゃんとしたハイハイになって、そのうちワタシが後を追うようになるんだろうな~
不思議なもので、後ろずりばいの間は目的に向かって進めば進むほど遠ざかるのがいやなのか、いつも同じエリアにとどまっていたニーナだが、前進できるとなるととたんにそのエリアから出てくるようになった。
とりあえずはリビングを探索中だが、なぜか必ず「あ、そこ行かないで…」ってところへ行ってしまうのだよね。

今までも抱っこでリビングと寝室以外の部屋へ連れて行くと、「お、いつもと違うぞ?」ってかんじで興味深そうにキョロキョロ見回していたけど、自分で移動できるとなるといろんなものを発見するのが面白くてしょうがないらしい。
で、そのうち引き出しと見れば開け~葉っぱといえばちぎり~ってなるのか。やれやれ。
でもね、そうやってどんどん自分の世界を広げていくのだね。


おそとだ、おそとだ!
Ich will raus!


あっママ、上からひそかに観察していたね!
Mama, bist du da?

のせられやすい親子

2013-05-01 13:18:18 | Weblog

このごろぼくちゃんとニーナが続いたので。

今子どもたちが通っているピアノの先生のところでは、夏と冬の年2回発表会がある。
この夏の発表会は、コンセプトが「ファミリー室内楽」とのことで、家族や友達との合奏がメインとなるらしい。
で、うちでむかし楽器をかじったのはワタシしかいないので、必然的にワタシが子どもたちの伴奏をすることになった。

別に子どもたちだけで連弾をしてもいいのだが、そもそも伴奏の話になったのは、華ちゃんのため。
華ちゃんがあまりにもダラダラ練習を続けてしばらくまったく進歩していないって先生からのご指摘があり、G町にいた時に習っていた最初のA先生に相談したところ、ママが伴奏をしてあげればモチベーションも上がるのでは、と、とても素敵な連弾曲をおすすめしてくれた。

さっそくイースター休みあたりから練習を始めて、いろいろと紆余曲折はあったものの、さすがは打たれづよい華、まわりの予想を裏切ってめざましい進歩を見せている。
やればできるのよね…

さてそこでネックなのは、実はワタシ。
なにしろピアノをやめてから20年以上たつし、数年前まではほとんどピアノに触りもしていなかった。
おととしA先生のところでおだてられて弾いた連弾曲ならまだしも、今回の連弾は子どもたちのレベルもアップしているため、格段に難しい。
練習だけワタシが伴奏をして、本番ではワタシが無理なら先生が伴奏を引き受けるとは言ってくださっているが、子どもたちが納得するかどうか。
しかも、よく考えたら蓉と華にそれぞれ伴奏をするので、ワタシは2曲も練習しなきゃいけない。
というわけで、子どもたちに大きな顔をするため、日夜コソ連に明け暮れてるところ。
子どもたちも、先生と比べてママはド下手だってわかってきたからね~

練習を始めて思い出したのだが、ワタシも華ちゃんと同じで譜読みが大キライなのだった。
昔もよく読み間違えて先生に直してもらっていたが、今回も間違えたまま弾き込む前に直してもらおうと、友達のよしみでA先生に頼み込んだ。
快く引き受けてくださったA先生、なんと電話をスピーカーにして聴いただけで実に的確に間違いを直してくれた。やっぱりいっぱい間違ってたよ…
電話を通すと半音下がって聴こえるので難しいと言いながらも、和音の間違いも判断できるすばらしい耳。
これがプロなんだなあ~って感動した。

思えば、高校生の時に部活や受験勉強が忙しくなってピアノはフェイドアウトするようにやめてしまったが、じつにもったいないことをした。
ワタシの世代の日本人女子にそういう人、けっこういるんじゃないかな。
おととしA先生にうまくのせられて連弾して、久しぶりに舞台の緊張感と達成感を思い出した。
あがり性のワタシは決して人前で弾くのは好きじゃないけど、発表会が無事に終わった後の充実感といったら、練習での子どもたちとのバトルのストレスも吹き飛んでしまうほど。
そして、ヘタとはいえ子どもたちと合奏ができる程度までは習っておいてよかったとつくづく思った。
もっと子どもたちのレベルが上がったらワタシの伴奏は無理になるかもしれないけど、その時は子どもたちが難しいパートを弾いてワタシが簡単なほうで挑戦してもまたよし。

今の先生も、昔楽器をやっていましたって人は多いのに、せっかくの経験が埋もれたままではもったいないから、日の目を見させてあげましょうというところからこのコンセプトを思いついたとのこと。
たしかに、習っていた当時はあまり意識していなかったけど、自分で楽器を弾けるということは、上手下手に限らずとても楽しい。
A先生、今のS先生のおかげで思い出したこの感覚。
とくにA先生はいつも「絶対にできるから!」という前提で話をするので、親も子もうまくのせられてしまい、無理だと思っていたことがいつのまにかできている。
A先生のサポートがなかったら、華ちゃんに関してはあきらめてしまっていたかも。
華は何をやらせても小器用なだけに、いつも目新しいものに手を出してばかりでなんとなく器用貧乏に終わりそうな気がするので、せめてピアノはじっくりと続けてほしいな。
一生の宝物となるように。