
ちょっと前になるが、ぼくちゃんのサッカーチームが、近くの町でやってたサッカーのトーナメントに出場した。
いつもキーパーをやっている子が出られなかったため、急きょ代役でキーパーをやったぼくちゃん。
初戦からボロ負け続きで、みんなくさってしまった中、ひとり楽しそうだった。
ぼくちゃんの所属する弱小チーム、こんどコーチが交代することになった。
コーチといってもメンバーのパパたちがボランティアでやってくれている。
新しいメインコーチはトルコ人パパなのだが、コーチ交代が原因で隣のK町のチームへ移籍するメンバー続出。
新コーチはちょっと時間にルーズで、練習もだらだらするのがイヤなんだとか。
特に、子どもスポーツにも完璧を求めるドイツ人家庭の子どもたちがみんないなくなってしまうので、残るのはうちをはじめとして外国人家庭の子どもばかりになってしまった。
移籍する子の親にきいたら、とにかく子どもが練習後に文句たらたらなんだとか。
しかもF村は組織が小さいので、5年生からは近隣の町と統合してチーム編成も複雑になってレベルも低いが、K町は独自組織がしっかりしていてチーム数も多く、上手な子は上のほうのチームへ選抜されるという。
上のほうのチームへの選抜なんて、ぼくちゃんには縁のない話なので、ぼくちゃんが移籍しても仲良し君たちとは同じチームに入れそうにない。
ぼくちゃんは練習内容やコーチに不満を唱えるタイプではないし、ワタシも興味がないのでそんな事情はまったく初耳だった。
こんなふうにチームがばらばらになったら、新学期からはもしかしてチーム自体が成り立たなくなって空中分解してしまうかも。
地元チームがなくなっては残念だが、その時はその時。
とりあえずぼくちゃんは移籍しないで今のチームにいたいというので、続けられるだけは続ければいい。
でも、これまで分担して試合のコーチを務めていたパパさんも子どもの移籍にともなって来なくなるので、いつも初めの10分しか試合に出してもらえなかったぼくちゃんの出番が増えるかも?