Heute kam Nikolaus in die Krippe. Ich hatte ein bisschen Angst...
Er war aber ein netter Mann und gab mir schöne Geschenke!
今年の年初めに始まり半年続いた就活支援プロジェクトpower_m (Profiling und Orientierung für Wiedereinsteiger in der Region München) は、ワタシの再就職をもって終了となったのだが、この秋、体験談のインタビューのお話をいただいた。
power_mの説明会で、成功例としてインタビュー形式で体験談を披露してほしいとのこと。
さらにはpower_mのリーフレットに写真付で体験談をのせていただけるとのこと。
とにかくpower_m抜きにはワタシの再就職は考えられなかったので、せめてもの恩返しと思い、ささやかながら体験談をお話させてもらった。
power_mは発足から5年目を迎え、このプロジェクトを通じて再就職を果たした人はかれこれ2000人以上にのぼるという。
今季だけでも軽く100人をこえる参加者がいたはずだが、その中から成功例として選んでもらったことはとてもうれしい。
でも、それだけワタシの再就職条件が厳しかったということかなとも思う。
こういう人でも再就職を果たしましたってことで、後続の励みになればいいな。
さて、今週はその5年目の記念行事があり、ご招待をいただいた。
power_mの歩みと現状についての講演と、それに続くシンポジウムがあり、午後から夜にかけてみっちりのプログラム。
たまたま義理の両親がきていて子どもたちをみてくれたので、参加することができた。感謝!
自分がpower_mの渦中にいた時は、プロジェクトの全体像を考えることはあまりなかったけれど、あらためて5年間の歩みをみるとほんとに画期的な試みだと思う。
記念行事にはpower_mのスタッフと参加者に加えて、企業として参加している社長さんたちもたくさん来場していた。
power_mのいいところは、参加者の就職支援というだけではなく、人材確保に悩む中小企業によびかけて、潜在的な人材と潜在的な雇用とを結び付けているところ。
power_mが運営する募集プールはほとんどがパートタイムのオファーで、子育て中のママには選択肢が多いし、企業側にとっても、経験豊富な埋もれた人材を発掘できるメリットがある。
しかも、子育てが一段落した人なら、仕事を覚えた時点で妊娠しました、さようなら~というリスクもないので、企業側にも大好評ということだった。
それが参加者の再就職率70パーセントという好結果にもつながっている。
シンポジウムをきいていて印象に残ったのは、そこでもpower_mを通じて再就職を果たした人が話していたのだけど、数ある仕事の中から自分が満足できる仕事につけたのが一番よかったとのこと。
仕事探しって、「適材適所」が理屈やタテマエでなく重要ファクター。
それは能力やスキルだけの問題じゃなく、労働時間や生活状況にいたるまで、会社が必要とする人材と、自分の労働スタイルとが合っていれば、お互い満足のいく雇用関係を築くことができるし、合わなければお互い不満がつのる。
ワタシも前に働いていた会社では、自分の興味や能力とまったく関係ない部署で、いたらない仕事ばかりやって落ち込むことが多く、フルタイムの時はまだしも、産休、育休の後は会社のお荷物以外の何ものでもなくいたたまれない日々をすごした。よく怒られましたよ。
そしてリーマンショックでパートタイムは真っ先に解雇の対象となった。さようなら~
今の職場では、年齢や勤務可能時間という点では前の会社に入社した時より格段に条件は落ちているはずなのに、自分が求められているという実感がある。
なにしろ上司もパートタイム、同僚もほとんどがパートタイムで、金曜日ともなるとチームの中で働いている人のほうが少ない。
しかも、求められるのはかならずしも大学出たてのフレッシュな人じゃなく、人生経験が豊かであればあるほどいい。
だって、ものすごく困難な状況で暮らしている人たちに共感する能力がまず必要だから。
薄給ではあるけど、もっと高給をもらえたとしても前の仕事と交換する気はさらさらないなー。
power_mに参加していて目からウロコだったのは、仕事と生活が並び立っているんじゃなくて、仕事は生活全体の中のひとつの大事なパーツなのであって、、そのパーツは人によって大きかったり小さかったりするというとらえ方。
仕事パーツが大きくなりすぎると、生活全体の枠からはみ出てしまったり、はみ出さないように生活の他のパーツ、すなわち家事や子育て、あるいは自分のための時間を縮小することになり、結果ストレスがたまり、どこかで破綻する、と。
そういう意味では、今の仕事は家族も含めたワタシの現在の生活の中にパーツとしてうまく組み込むことができた。
内容もボリュームも大満足です。
power_mは、子育てや家族の介護という何年にもわたる大仕事を終えて、気づけば社会から取り残されていた…っていう人を、無職のリタイア予備軍として社会のお荷物にしてしまうのではなく、豊富な人的資源として活用しようという、今のご時勢にあった進歩的なプロジェクトだとつくづく思う。
キーワードはネットワークというだけあって、ただ単に再就職の世話をするのではなく、人と人、人と企業、企業と企業のネットワークをどんどんつなげていくのがモットー。
記念行事や口コミを通じてpower_mの知名度が上がり、もっといろんな企業が注目してくれればいいな。