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Tagebuch aus dem Laendle

ミュンヘンのはずれ、F村へ移った相変わらずの親バカレポートです。

にほんごの機微

2014-01-23 09:25:25 | Weblog

蓉くんも歯みがき、アタシも歯みがき。


手伝ってあげようか?

7歳ごろまではお母さんが仕上げみがきをしてくださいという歯医者さんの注意を忠実に守っていたら、いつのまにかぼくちゃん10歳なのにまだやってる。
時々だけどね。
なにしろほっとくと歯の表面に白~く歯垢がたまってるのでね。



うちの台所は、ちょうど作業をするところの下にカトラリーの引き出しがある。
ワタシが作業してる時に、子どもたちがスプーンなど取りにくると、

蓉「ママ、ちょっとどいて。」
華ちゃん「ママ、ちょっといい?」

蓉のは親が子どもに言う口調をそのままコピーしたようなかんじなので、なんとなく違和感。
ていねいになると、
「ママ、ちょっとどいてください。」
ていねいなようで、う~ん、まだ違和感。
「ママ、ちょっとどいてくれる?」
だと、違和感ないのに。
朝忙しい時に「ちょっとどいて。」って言われると、蓉に悪気はないとわかっていても一瞬ムッと思う。
これが華ちゃんの「ちょっといい?」なら、あぁどうぞどうぞってどいてあげるのにな。
日本語のこういうとこ、不思議。
外国で育ってる子どもが微妙なニュアンスがわからずに大人に向かって「ちょっとどいて。」なんて言っちゃうのはありがち。
それだけに語学系の華ちゃん、「ちょっといい?」なんて言い方、こんな乏しい日本語環境でよくさらりと身につけてるなぁと感心した。

ところでこのごろさかんにニーナ語(?)でおしゃべりしてるニーナ。
今朝初めてクマのマフラーを手にとって「わんわん。」
あ、ちょっと微妙にちがうけど、でも、初めて意味のあること言った!
犬の絵を見せても「わんわん。」
猫の絵を見せたら「わぁ~ん。」
ママいつも「ねこさん、にゃ~ん。」って教えてるからね。



演芸会

2014-01-11 09:33:04 | Weblog


マメオが年末に忘年会で行ったVarieté。
よっぽど気に入ったらしく、ぜひ子どもたちを連れていって!とのことで、
クリスマスにチケットをプレゼントしてくれた。
ニーナはさすがにもたないので、ようはなとワタシの3人で。

ところで、Varietéって日本語でなんていうのか調べてみたら、辞書いわくバラエティー・ショーまたは演芸会。
演芸会…でも、内容は小規模なサーカスのようなもので芸人さんがいろんな芸を見せてくれるから、まあそんなものなのかも。
Varietéにつきものなのは、会場がテーブル席になっていて、飲み食いしながら観られて、そういうとこも演芸会っぽい。
そしてその分子どもたちが「なんか飲みたい」だの「チップス食べたい」だのうるさい。

しかしこの芸人の方たちのワザといったら…
みんな無駄なお肉なんてまったくなくて細身なのに、筋肉のカタマリ。
ただの前転でも、まるでスロー送りみたいで、相当筋肉使って回ってるかんじ。
人間の身体はこんなことができるのか!って感心することしきり。
そしてサーカス芸だけじゃなく、歌も歌えば楽器も弾く、演技力もすばらしい、なんともマルチな芸人集団なのだった。
基本はコメディーなので、3人で大笑いして帰ってきた。
マメオに感謝!

蓉語録:
ならんでジョギングをしながら、
「ママって、ほんとに小さいね…女の子みたい。」
と言うので、あらっこの子ったら…とちょっと照れたらまだ続きがあり、
「でも顔はね…おばさんだね。」
だとさ。

お節の煮しめを食べていた時。
「ママ、しばったこんにゃくもっとある?」
しばったこんにゃく?
と、横できいていた華ちゃんが手でしぼるジェスチャーを。
しぼったこんにゃく?
ねじりこんにゃくのことかい。惜しいっ
でも、めったに食べないこんにゃくなんて言葉よく覚えてたね。



あけましておめでとうございます~にいたるまで

2014-01-03 15:15:44 | Weblog
えーこのところの動きをまとめて。
まずはクリスマスへさかのぼり…
  
マメオ実家へ行くべく荷造りにギャーッなっていた間、ようはなにニーナをおまかせしていたら、リュックをかつがされてカタツムリのように移動していた。
そのようすを見てようはなが大ウケ。
またニーナをおもちゃにして…

 
エ、ニーナ、期待通りクリスマスには歩いたかって?
もちろん、まだです。


そして大晦日の花火をへて…


あけましておめでとうございます。
汁物好きのニーナ、もちの入らないお雑煮をゴックゴク。
今年はね、気持ち頑張ってお節つくったのよ。
ニーナは甘いものに目がなく、豆好きなぼくちゃんと競うように黒豆をバックバク。
甘くないものも食べておくれ。



今年の目標は、

マメオ:たのしく仕事する。(切実だのう)
ワタシ:お腹まわりをなんとかする。(なるのか?)って仕事見つけるのが先だった…
よう:節約(そのうち毎晩小判をかぞえそうな)
はな:家族に優しくなる。(って舌の根も乾かぬうちに…)
ニーナ:あるく(去年も言ってたね)

さて、とうぶんニーナに親バカさせてもらうはずが、クリスマス前あたりから、はやくも反抗期入りのようす。
朝起きて、ワタシの顔を見るなり「ナイ!」(ドイツ語の「イヤ!」から来たもよう)
ちょうだいと言えば、「マイ!」(ドイツ語の「アタシの!」から来たもよう)
パパ、ママの次の言葉が「ナイ」と「マイ」かい。
オムツ替えも、お着替えも、イヤとなったら全身で抵抗するので、赤ちゃんといえど時には本気で格闘するはめになる。
ごはんはもはや絶対に人からは食べさせない。
目を三角にしてガンを飛ばし、気に入らないと頭をたたく、髪を引っぱるの乱暴狼藉(被害者:おもにぼくちゃん。ドMだから)
やっぱり託児所で鍛えられたか… ワタシの天使はどこへ行ったの?

おやばか記録 年の瀬編

2013-12-19 21:58:59 | Weblog
日ごと人間臭くなるニーナ。
ようはなをはじめ、まわりから着々と人間情報を集めてはインプットしてます。



ようはなの大好物、ラウゲンシュタンゲ。
アタシも丸ごとパクリ!
ニーナの胃より大きそうよ。



ソファにうっかりたらした自分のヨダレをふいてくれてる、オマメさん。
ごちそうさまとなると、必ずティッシュを要求。
そして食べこぼしをせっせとふいてくれる。
鼻水がでてもティッシュ。
いちおう形だけは鼻かんでる。
床のゴミも目ざとく見つけてはママに持ってきてくれます。



蓉くんがね、ごはん時に必ず一度はママに「肘つくな!」って言われてるからね、アタシもやってみました。
おみそ汁が大好きなニーナ。
「まだ熱いよ。」
っていうと
「ふー」してくれる。



ちょっと正座してみました。
手はおひざに。


家に帰って「手を洗うよ」と言えばさっと腕まくり。
自分のタンスからお洋服を出してきて、洗濯カゴに入れてくれる。
華ちゃんが明日着るって床に放り出していたお洋服を全部タンスに戻してくれたことも。
ファスナーの開け閉めにハマり、クッションカバーのファスナーがいつの間にかみんな開いていたり。
いつかはマメオのコートのポケットを開けてクマのぬいぐるみを入れて、また閉めているのを目撃。
で、「なんでこんなところにこんなものが?」ってなるんだろうな。
いろいろとものがわかってきて、思わずニヤリとしてしまう行動や反応がいっぱい。
しゃべれないなりに、意思表示がはっきりしてきてちゃんとコミュニケーションができるようになってきた。
ああ~ 1歳児ってカワイイ!
ようはなでは憎たらしさが勝って、もはや親バカにはなれなくなってしまったので、当分ニーナで親バカさせてもらおう。


いい時わるい時

2013-12-02 13:06:45 | Weblog

Papas Salat schmeckt mir gut...
生野菜嫌いのニーナ。
でも、ドレッシングがかかってるパパのサラダはもりもり食べちゃいます。
パンもジャム抜きではもはや食べない。
ジャムのついたところを食べ終わると、残りをママのパンとトレードするの。
大人はもっとおいしいものを食べてるって気づくのが、蓉華よりとっても早いです、この娘。
大人だってね、プレーンの生野菜なんて食べないもんね。



さて。
ニーナが託児所に通い始めてはや2ヶ月以上がすぎた。
そもそもニーナをあずけたのは、ワタシに仕事のオファーがあったため。
人が足りなくて困っているので、時間の都合がつきしだいすぐにでもっていう話だったので、いろいろと悩んだあげくあずけることに決めたのだった。
ところが。
かんじんの仕事の話がひっくり返った。
ひっくり返った経緯がいろいろといやなかんじで、しかも知り合いの人からきた話だったので、ここ数週間ほんとにつらい思いをした。
けっきょく家にいるのならニーナの託児所をやめさせようか、それともせっかく狭い門をとおってあずけられたのだから、別の仕事を探そうか、もんもんと悩んだ。
なにしろニーナはまだ1歳をすぎたばかり。
今までやってきたいい仕事を継続してやりたいというならともかく、またゼロに戻ったのにこんな小さな子をあずける意味があるのか…
しかも託児所は高い。

と、たまたま別の知り合いと話していたとき。
ちょっと事情を話したらきっぱりと次のようなコメントをくれた。
「がっかりする気持ちはわかるけれど、仕事が決まらなかったってことは、それは必然の仕事ではなかったってこと。どこか別の場所にきっとあなたを必要としている仕事があるはず。」
またいわく、
「私は1歳の子どもをあずけることは子どもの発達にもとてもいいと思う。私自身子どもをあずけてきて、満足してる。」
その少し前に別のワーキングマザーから「仕事をしていないお母さんが子どもをあずけるから、本当に必要な人が困ってる」という意見をきいてへこんでいたところだったので、背中を押してもらった気がした。
ミュンヘンの託児所事情も、仕事がなきゃあずけられない、でもまずあずけないと仕事が見つからないという堂々めぐりなので、この状況でニーナが託児所に入れたことを幸運と思って、やれることをやればいい、という気持ちになれた。

この数年ずっと家にいて、しかも手に職はなし、高齢で外人でドイツ語も不十分…と、いろいろコンプレックスはあるが、じつはミュンヘンにはまさしくそんな人のための再就職支援プロジェクトがあることを偶然知った。
しかも知ったその次の週に説明会があり、行ってみたら、この支援プロジェクトの第二期がちょうど来年1月から始まるところで、この説明会を逃していたら、半年待たなきゃいけなかったときいて…なんて絶妙なタイミング!
世の中捨てたもんじゃないかもって思う単純なワタシ。
もちろんすぐに仕事があればそれにこしたことはないけど、自分の現実を見て回り道をするのも必要なのかも。

仕事の話がきたのが年明けだったから、託児所探しなどで、ほんとに2013年はこれに翻弄されたけど、偶然は必然なんだなってつくづく思った一連のできごと。
こんどはどんな偶然が待ってるのか、楽しみにしたい。



チャレンジ精神

2013-11-25 13:37:45 | Weblog

Einsteigen...
ア・タ・シ。末っ子ニーナでーす。
これ乗りたいんです。好きなんです。どっこいしょ。


klappt nicht...
どすん。いやーん。


nochmal einsteigen...
もう一回。


klappt immer noch nicht...
ごろん。うえーん。


dritter Versuch...
なんとしてでも!


hat geklappt! Hurra!
やりました。ご満悦。

このチャレンジ精神、アンヨにはいまだ発揮されず。
クリスマスごろには?

基本に忠実に

2013-11-24 13:02:15 | Weblog

むか~しむかし、姉がどこかから仕入れてきたパスタで作るクリスマスリース。
今年これを20年ぶりぐらいに作ったわけは、毎年恒例の学校バザー。
この季節になると、子どもたちが自分で作れるもので、バザーで売れそうな工作のアイデアにみんな頭をひねる。
で、今年はこれを思い出して、ミニバージョンの試作品を作ってみたところ、ぼくちゃんのクラスで採用となった。
なにしろ材料はダンボールとボンドとパスタとカラースプレーとリボンのみ。
いちおうクラス委員のお母さんに見本を渡し、作り方と材料を伝授して、工作当日のヘルプに入ることになったが…

ちなみにこのリースは、丸く切ったダンボールにパスタをボンドで適当に貼り付けていき、最後にゴールドとかシルバーのカラースプレーをしてリボンをかけるだけという、まったくもって単純な作り方。
と、思った基本に忠実な日本人、甘かったです。

まずもって、当日クラス委員のお母さんがうれしそうに「作業を短縮できるかと思って、あらかじめパスタをスプレーしておいたわ!」と。
そしてゴールド、シルバーに混じってなぜかネオンカラーにペイントされたパスタが…
「うちの子、このごろネオンカラーに凝ってるから。」って。
もちろん、子どもたちはそれぞれに好きな色を好きなように組み合わせて貼り付けていくので、後から一色でスプレーすることはできなくなった。
つまり下地のダンボールはダンボールのまま丸見え。
あの~このリースのいいところは、ダンボールも、ボンドの塗り跡も何もかもすべて最後にスプレーで塗りつぶされて、どんなにいいかげんに作ってもそれなりに見栄えがするってところだったんですけど…
とはいえ、子どもたちは楽しそう。
かくしてオリジナルとは遠く離れたネオンカラーのダンボールリースが量産されることとなった。
く~っ ドイツ人って、手取り足取り教えてもすぐに基本から逸脱することを忘れていた!
だいたいこの人たち、オリジナルに対するリスペクトが足りない。
と、オリジナルを完璧にコピーしてから展開する民族の人は痛感するのだった。
どうせ買うのは親だけどね。親じゃなきゃ誰が買うよ…

って、この間のお寿司教室でも思った。
何度教室をやっても、基本に忠実にオリジナルどおりに作ってみる人はまずいない。
今日作るのはこれ! 1人分はこれ!って写真まで用意して教えてるのに、なぜ一本の巻き寿司にマグロと鮭をいっしょに巻くんだ!
ごはんは海苔が透けて見える分量って口を酸っぱくして言ってるのに、「まだ海苔が見えてますけど、ごはんの量はもっとたくさんよね?」ってきくのはなぜだ!
で、毎回必ずごはん不足になる。
規則に忠実って言われるドイツ人も、マイ規則には忠実だけど、ひとの規則はどうだっていいんだな、じつは。
そして、規則に忠実って、必ずしも基本に忠実なわけでもないのだった。

奇跡の人

2013-11-15 12:27:04 | Weblog

Etwas altes Bild... Die Herzen wurden gleich in den naechsten Tagen aufgegessen.
ちょっと古いけど、オクトーバーフェストに行ったときのもの。
このハートのレープクーヘン、飾りかと思っていたら、この人たちペロリと食べちゃいました。
ワタシが去年もらったやつはまだ飾ってあって、賞味期限はまだ大丈夫なので食べろ食べろとウルサイ。
なんかまずそうだもん。



さて、先日お友達に誘われて、辻井伸行出演のコンサートに行ってきた。
辻井伸行といえば全盲のピアニストぐらいしか予備知識がなかったが、とにかくすごかった!
ピアノまで手をとってつれてきてもらい、歩いている時はなんともふらふらと頼りないかんじなのに、いざピアノに触ると見えていないなんて信じられない。
天才とはこういうことをいうんだなとつくづく思った。
今回はミュンヘン・フィルハーモニーとの共演で、3曲中真ん中の一曲のみの演奏だったけど、聴衆が拍手ではあきたらず足踏みまでするという、ものすごい反響だった。
日本ではなかなかチケットが手に入らないというが、ドイツではそこまで有名ではないのでわりと簡単にチケットが買えてラッキーだった。
それでも会場はほぼ満席。
隣に座っていたドイツ人のおばあさんは、辻井伸行をまったく知らなかったようで、「彼はいったいどうしたの?」とキツネにつままれたような顔できいてきて、事情を知ってびっくりしていた。
子どもたちをマメオにおまかせして(ウシシ)、心が豊かになった晩でした。

ニーナ・アルバム・秋

2013-11-03 13:30:36 | Weblog
 
モシモシ…
ようはながほったらかしてたWiiのコントローラー。
微妙に用途は違うが、大人のすることをよく見てる!


発車しまーす!


ソファの向こう側には何が見えるのかな? 


Zzzzzz 


ようくんの大好物、アンパン。ウマいっ

 
お絵かき、お絵かき、ラララ~♪


こういうの、赤ちゃんってよく撮られてますね。ウィ~ッ