陶芸ブログ in 山梨  

“美しい”をもっと形に、より心の奥へ・・・甲州伊賀焼窯元 六鵬窯

日本文化の美

2009年10月01日 | 茶道・茶陶について
甲州伊賀焼の窯元、六鵬窯の田村六鵬です。

9/30付朝日新聞オピニオン欄に日本文化について語る、日本文学研究者ドナルドキーンさんへのインタビューに少し元気づけられる記事がありました。

インタビュー:変わる日本 変わらぬ日本の中で、__ある種の日本の美的感覚はは変わらない、と。

「変わらないでしょう。例えば、外国の陶芸家で日本の影響を受けていない人はいません。日本建築も同じです。すばらしい美意識です。
美しいものや自然への憧憬と調和と簡素さを求める心は変わっていないと思います。今、アメリカでも、いい趣味というと、茶室のようにほとんど何もない部屋です。」_と。

何とも元気づけられる言葉ではありませんか。今、日本は経済だけではなく、芸術すらもその美の行方を見失っています。

そのような現状の中で、日本人の変わらぬ美意識がアメリカでも認められ、とり入れられているということでしょう。

これはすごい事ではないですか。
形骸化し観念的になった現代美術界よ、こんな素晴らしいジャンプ台を忘れていませんか。

日本人の美意識は独特です。世界のあらゆるものを飲み込んでも、なおかつ平然と反芻し、いつの間にか日本流に変えてしまう。

まるで、そよぐ風を抵抗なく受け入れ風と調和し、自然が持つ生命力さえも自らの美として捉えられる。そんなすばらしい意識をそなえていると思います。

日本よ! もっと自信を持って歩もうではありませんか!!


詩人 小林万利子の詩のブログ「詩の現場
…こちらも素敵なブログです。どうぞご覧ください。



陶ギャラリーRoppo 六鵬窯
山梨県山梨市矢坪1669-79
TEL:0553-23-3932
ホームページ/ http://www.roppo.net

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