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考えてみようコラム:先入観とは何か

2013-03-19 17:00:00 | 考えてみよう:コラム


・ある人格や人物像を作り出しながら観てしまう感覚。
・先に心に入った考え方。
・思い込む事でその人のイメージが作られ、人間関係を崩す元になる。

事実とは、いったい何処にあるのでしょう。
一時の体験や継続された経験の中にありますね。
しかし、これだけでは事実ではないように思います。

人はそれぞれの時代を背景に生きていて、全く自分と同じ人生は歩めないからです。
似ていても、他人の人生は、自分の人生ではないのです。

例えば、一般的に、赤ちゃん、一般の健常者、障害者、高齢者を観たときはどうでしょうか。
その方の理解に苦しむ事が、多々あるのではないでしょうか。
そんな時、この「先入観」を一番持ちやすくなっていると考えます。

相手の行動、言動を素直に聞いて、その方を観るべきであると思います。
過去に、どんな生活を送ってきたかも必要だと思いますが、接する上では、ほんの一部に過ぎません。
過去、現在の相手を、受け止め、観るべきではないでしょうか。

まず、自分の中に何が生まれるかというと、外観を見ながら、自分の生活観が心に浮かんできます。
自分の生活観の中には、人間関係、環境などを含んだ経験や体験があります。
その方の環境や感情等は、その人しかありえないのかもしれません。

もし違う環境で、生活していると、また違った生活感情が生まれ作られます。
しかし、自分と照らし合わせてみていると、否定する自分を作りやすくなっているかもしれません。

「自分はこうだった」という決め付けたものが先にたっているのでしょう。
自分と同じようにしてもらいたいという、隠された気持ちが、心の中あるように思います。

人間関係で、気が合う合わないと思い込んでいる人は、どれくらいの方がいるのでしょうか。
実際は、「好き嫌い」という問題にしてしまっているかもしれません。

好き嫌いで決めてしまうと、なぜか楽になるという人もいるようです。
何でも、ルールを決め、ノルマ的(自己・業務中心的)にして、自分を楽にしている事もあるのでしょう。

コミュニケーションをする上で、自分の自己表現は必要ですが、
相手を否定しているばかりでは、コミュニケーションによる伝達は難しいのです。

相手を観て、相手の意見を聴き、相手を理解し、
その後で自分の実体験を思い出し、会話の中に取り入れていく事が必要かもしれません。
相手の意見などを自分と比較してしまうと、とても理解するのは難しいです。

良く聞いたり言われる「価値観が違う」というのもそういう事でしょう。
努力して理解するという事は「受け止める」という事でもあるのですが、
価値観の違いによっては、受け止める事は、困難かもしれません。

受け入れるのではなく、受け止めるという考え方にすると、少しは理解の範囲が広がるかもしれません。
コミュニケーションテクニックやコーチング等を参考にすると、言葉の相槌、繰り返し(オーム返し)等があります。

相手側と共感しようと思ってもなかなか出来ないものです。

「共感」というのは、同じような実体験を持った人同士でしか出来ない、と言われる人もいます。
頷いて聞いていても、同じ実体験がないからという「曖昧な頷き」は共感しているようには思えません。

これも一つの考え方かもしれません。
しかし、客観的に見るべきものが、主観的になってしまっている、この考え方から受けるイメージは、どのようなものでしょう。

相手と共感するという事は、人それぞれの見方、受け止め方次第で「決め付ける自分」が見えてきます。
同じ実体験をしたから共感する、目の前にいる相手との会話から、理解する努力をして共感する事などがあると思います。

実体験での共感ばかりではなく「過去と現在」の相手を受け止める事が大切な事なのだと思います。
これこそが「共感する」という事になると思います。

思い込みや頑固な一つだけの考え方、そして、たった一行の言葉から、イメージを作り上げてしまっている事は、多くあると思います。
相手を観る事、相手を見る目で自分の姿を客観的に感じとる事は、人が生きていく上で、大切な事かもしれません。

「一行の言葉」とは、挨拶の仕方や声かけの言葉などで、または返ってくる言葉によって、固定観念で相手をイメージしてしまうものかもしれません。

友人知人が作り上げたイメージは、自分のイメージではありませんよね。
良く考えてみてください。
先入観からの「噂」というものは、時には誇大表現になっていませんか?
最初の話が、噂となって人によって、コロコロ話が変わったりしているのでは?
しっかりと、自分の眼を開き、現実と向き合って、真実を知る事が大切な事の様に思います。

現実で真実の姿が見えてくると、先入観も消えていくのではないのかな?と思います。

単純で曖昧で身勝手なイメージ作りによって、
相手の人生そのものを、変えてしまう事になる可能性も持ち合わせていて、
相手の日常生活の環境全体、人間関係など、他にもあると思いますが、その相手を貶めたり、脅かす事も可能なのです。

相手への嫉妬や妬みからの「先入観」や「嘘の話」となってはいませんか?
先入観というものは「人生の天敵」だと思えてなりません。

人様々ですが、しっかりとした考え方と決断力と行動力、固定観念で決め付けないで下さい。

時には、視点を変えた考え方を持つ事も大切なのでは?と考えます。

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