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母の通院付き添い

2024-06-14 07:54:42 | 日記


昨日、介護タクシーに乗って母の通院(付き添い)してきました。
病院では母は車椅子で血液検査をしてからレントゲン検査して内科や整形外科や特殊歯科などを回りました。
もう自分では歩けないので車いすです。
内科では担当医師が休息してしまい代診察で若い医師に受診。
代診察では何も知らない訪問看護の事も知らなかったようでした。
即入院と言われたので、すべての事を話したら担当医と話した方がいいと言われました。
薬の処方箋も担当医と同じく処方しておきますと言ってました。
今回トラブルだらけでした。帰宅後には疲労感があり横になって休息。
頭がおかしくなってパニック状態でした。
今後ともよろしくお願いいたします。



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昨日の出来事

2024-06-06 07:21:17 | 日記


昨日は誕生日でした。
ちょっとだけ良い事がありました (笑)
趣味が出来て時計を集めています (笑)
母の介助は大変ですが


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セイネンキレジェンド15話

2024-05-27 07:50:10 | 小説セイネンキレジェンド


試合会場に入ると直也には最初に感じていたものとは違う感じがした。2回戦目から8名で控え室に戻る事はない。1回戦目は強度のの緊張がある事から控室で休憩をするが2回戦目からはリング下で自分の順番が来るまでリング上を見つめる事になる。強度の緊張は思春期の頃の選手であれば誰もが持つものだった。それを配慮したルールだった。2回戦目から試合が終わったとしても次の試合までリング下でリング上を見つめる。
「アイツら強い強いぞ」
2回戦目となると、それぞれが自分の体力を考え1回戦目とは違うと思う直也だった。そして直也は次の相手の選手を見つめていた。
「アイツ笑ってやがる」
直也は前回3位だった次の相手を見ながら思っていた。直也は次の相手の笑う姿によって再び緊張が始まった。
「直也、相手の作戦に惑わされるな」 「え?なんで?」
コーチは直也に声を掛け緊張をほぐそうとしていた。2回戦目からは誰もが緊張がほぐれる。しかし互いに戦うもの同士は相手を気にする。直也にとっては初めてのトーナメントだ自分1人で戦う事は出来なかったがコーチの声掛けで直也の緊張は消えていく。
「これが、ボクシング、相手を思い心理的な作戦もあるんだ」
コーチの声掛けは緊張をほぐすだけでなく直也に本当のボクシングを教えていた。ボクシングジムでの練習では教えられない事を試合の中で教えていくのだ。1回戦目は8組目2回戦目は4組目。 前回1位の選手は1組目という事は直也が勝ち進めば最終的に前回優勝者との戦いだ。優子は直也の隣に座り直也の横顔を見つめている。コーチは直也の肩や首をマッサージし優子の反対の隣には同じジムに通うプロテスト前の工藤康志の他の学生も座っていた。
「直也、次の試合から俺がリングサイドにつくからな」
「会長じゃないの?」
「お前が面白くなったよ」「え?」
「3ヶ月ぐらいで、お前はプロテスト受けてるみたいだ笑えるよ面白いな」
スパーリングでアッパーで倒された工藤康志からの言葉は直也を勇気づけた。
「俺、面白いって?なんだよ!」と言葉にはしないが直也は胸の内で思った。
会場の観客やサポーター、次の相手の選手はプロテスト前の彼を知っている。
「まさか、プレッシャーを?」
会長はリング上だけでなく周囲の観客や選手達を見ていた。そして直也が選手達にプレッシャーをかけるとすればプロテスト前の知られた康志をリングサイドに置く事こそ最善の作戦であったのだ。プロテスト前の彼は高校1年生で中学時代トーナメント3回の優勝した選手だった。康志は会長に自分がリングサイドにつく事を交渉していた。康志は直也の天才的なものがどういうものか知りたかったのだ。直也にとっても強い康志がリングサイドにつく事で安心感を感じていた。そろそろ4組目の試合だ。
「直也、気を付けてね」
優子が直也に声を掛けると直也は笑顔でうなずいてリング上へ向かう。



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セイネンキレジェンド14話

2024-05-13 07:17:11 | 小説セイネンキレジェンド


次は2回戦目で優勝候補者で前回2位の選手である。控室に戻る時に一瞬だが集中力に疲れかけた直也は宇地木大地を見かけたような気がした。宇冶木大地の姿は幻か?私服でいるヤツじゃないはずだ特攻服を着てるはずだと直也は笑みを浮かべ思った。
この幻は直也に勇気や安心感を与えていた。
「ジャブ、ジャブ、ジャブ、ボディ、ボディ、ボディだ」
前回の試合を振り返りながら控室に戻ると直也はため息をつき椅子に座ると優子だけに「怖かった」と本心を伝えた。控え室で休む直也は優子が今までに見てきた直也ではなくなっていたようだ優子は直也に対して怖いという言葉はないと見ていたからだ。コーチは直也に声を掛ける事はなかったが会長の脳裏に浮かぶ直也の姿があった。 直也は恐らく自分というものを見つけ始めたのではないか?と会長は思い直也を見つめていた。コーチは会長に話しかけるが上の空だったが会長は直也の前に座り両手で直也の頬に触れ声を掛けた。
「自分を見つけ始めたのなら自分を信じてみる事も大切な事だ勝つも負けるもお前しだいだ」
会長は直也に静かな声で言葉を掛けると直也は会長の眼を見つめていた。自分を信じる事そう直也が探し求めていたもの怒りや憎しみに捉われていた直也の心の中にある、ぽっかり空いた隙間を埋めていく。1回戦を勝ち抜いたものは8人の選手で控室は一号室だけになると直也は控室にいる他の7人の様子を見つめ伺い始める。この時に優勝という言葉が、はっきりとした本当の決意となり直也の心の中に小さな光が芽生えていた。1回戦を勝ち抜いても中途半端な決意であった事を直也は自分自身に気づいていく。この気づきが直也を変える。試合を振り返る直也は声を出して応援してくれるのは優子だけである事を知った。
しかし「ジャブ、ジャブ、ジャブ」とリングサイドで会長やコーチの言葉があった事を直也は思い出していた。
「俺は一人じゃない孤独でもない応援してくれる人はいるんだ」
応援をしてくれる人が1人でもいるのなら、その期待に応えたいと直也は思った。
「次の相手は、アイツか」
次の試合相手の動きやその周りにいるサポーター達や観客を見ながら勝つ為の直也なりの策を練るようになる。直也お前なら勝つ為の策を見つけられるはずだと念じて会長やコーチは全て直也に託していた為に何も言わずマッサージを施すだけだった。1回戦と同じようにいけるのか?しかし1回戦の時は畏怖しながらの策で余裕がなかったんだ。控え室の中で相手の動きを見つめる中で策を練る事に余裕ができていた。
「そろそろ行くか、直也」とコーチが直也に声を掛ける。
「はい」と直也は余裕のある言葉で返事を返し控室からリングへ向かう。
「どうしたんだろう、直也が違って見える」と直也の後ろについて歩いていると直也の背中が違って見える優子であった。会場内に入ると観客の熱気に包まれたが直也は特にプレッシャーを感じる事はなく余裕をみせていた。この余裕は対戦相手だけではなくサポーターや観客達へも心理戦だ。いよいよ2回戦で次の相手は前回3位の選手だ。身長差12センチで直也よりも背が低くフットワークに優れている選手だった。直也はフットワークに優れている同じタイプの選手だと考えた。直也はいかに次の対戦を勝ち抜くかを考えていた。
「俺は、独りじゃないんだ!」と心の中で直也は思った。



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セイネンキレジェンド13話

2024-05-03 06:54:37 | 小説セイネンキレジェンド


直也が遮断機ない踏み切りの前に立ちドリームキャッチャーを握る姿を見ていた竹馬の友の宇地木大地がいた。
「直兄ちゃんを守ってね」と大地は久美子から頼まれていたようだ。
大地には久美子の言葉が忘れる事はなかった。そして大地は試合会場の体育館の壁に寄り掛かりボクシングの試合を見つめていた。ビジターの観客で直也を応援していた一人だろう。この時の直也は大地が遠くから見ている事に気付いてはいなかったが優子は気付いていたのかもしれない。
1組目終了、2組目終了、3組目終了、優勝者候補者は確実に勝ち進んでいた。
そして8組目の紹介が始まり直也はフードコートを脱ぎジム関係者に見送られリングに上がった。直也がリングに上がると一瞬だけ周囲は静まり返り、しばらくすると対戦相手の選手の名前だけが飛び交った。直也の噂は市町村では知られている方だったが、この時はまだ直也の顔を知る者はいなかった。優子は直也は絶対に負けまいと「直也ー直也ー」と大声を出していた。
「大島ー大島ー、直也ー直也ー」「えっ大島直也?って」「あの噂の直也って?」
優子が大きな声で叫んでいた事で観客達は直也を見つめながら、え?と口を開けっぱなしの状況になる。恐らく噂になっている大島直也がリング上にいる事が不思議だったに違いない。水泳大会で優勝に導き喧嘩っ早く強く仲間達から慕われる存在というのが大島直也の噂だった。それどころかリング上に立つ直也の身長の高さや筋肉のつき方が他の選手とは違うと思ったのか。直也は紹介されるとリング下の周囲を見回していた。まるで「俺が、大島直也だ!」と言わんばかりに笑う事なく冷静で冷めた目つき、いや睨みつけて観客を黙らせていた。直也は産まれつき鋭い目つきをしているのを観客達は全く知らない。試合開始のゴングまでリング下にいる優子を見つめる直也。優子は直也を見つめていると直也は優子に何かを伝えているかのようだった。
「タオルは投げるな」と優子は直也に言われたような気がしていた。
「直也は絶対に勝つよね」と優子は心の中で直也に沈黙して声を掛ける。
直也は優子の心の声を聴いたかのように優子だけには笑顔を見せた。直也が笑顔を見せた時「カーン!」ゴングが鳴った。
1回戦目の直也は動かず相手の姿をじっと見つめたままパンチを出そうとはしなかった。
「直也ー!行けー動けー!」「「ジャブ、ジャブ、ジャブ、ボディ、ボディ、ボディ」
「直也ー!行けー動けー!動けー!」
そのまま動かなければ身長差があるとはいえ相手の思うつぼだとコーチと思ったのだろう。観客達も応援するのではなく何が起きているのか解らなかったのかソワソワしながらざわめきだした。しかし相手はパンチを出そうとするが直也にパンチは全く当たらない。直也は対戦対手を静かに様子を見て全てのパンチを除けていた。 1ラウンド2分が過ぎた頃には相手は直也の懐へ入りボディーブローがはいった。しかし直也へのボディーブローは直也の必死の策であり相手にあえて撃たせたのだ。相手のボディーブローを直也は後ろに身を引きダメージ最小限に抑えていた。「懐へ入れば相手はボディーを狙うしかない」これが緊張の中で直也の出した答えだった。そして相手の癖などを見切っていたのかもしれない。その後すぐに直也は近づいてきた相手に軽い右フックから左ジャブ、ジャブ、ジャブ、右ストレートを打った。相手の選手はリングの中央あたりからロープまで飛ばされダウン!ダウンだ。前回3位の選手は体勢はバランスを崩しフラフラして立ち上がろうとするが立ち上がる事は出来なかった。予期せぬ事に観客達だけでなく体育館内の誰もが自分の目を疑ったであろう。直也は冷静に相手がどう動くのかを冷静に見極めていた。
「え?1ラウンドで?KOだなんて絶対ありえないよ」と思いながら小さな声で体育館では言葉を失っていたようだっだ。たったボクシングを始めて3ヵ月の直也は1ラウンド2分30秒でKO勝ちだ。ジムの会長やコーチ共にジムに通う学生達は直也の運動能力を知った時だった。サポーターの観客達は驚いたような感じで無言で静まり返り直也は静けさの中リングからフードをかぶり降りて行く。リングを降りると優子の前に立つ直也は冷静な目つきで「勝ったよ」と小さな声の優子にで呟き30分の休憩で控室へ戻った。そして優子の一瞬だけ宇地木大地を見つめた後に優子も控室へと歩いていた。



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