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常識や空気に反して

学校やマスコミは本当のことを伝えないことが多すぎます

沖縄集団自決⑭ 【蛇足3】 戦争に強姦はつきもの

2016-09-04 17:40:51 | 沖縄集団自決

 

☆ 戦争に強姦はつきものだが、純潔破られても生きられる

 古代ローマでは若い女性は戦利品とされていたし、スペイン・ポルトガルの植民地経営の一環として彼らの血を持つ混血児つくりに強姦を利用したし、ベルリンへ侵攻中のあるソ連軍将校などは、助けを求めたドイツの婦女子に教会に避難させた後の数日間を、兵士慰労の乱交どんちゃん騒ぎに利用しています。ノルマンディーに上陸した米兵はフランス女性をレイプし、性交を行っている姿を見ないで街を歩くことが出来ないほどだったと言います。【特殊慰安施設協会】

  戦争に強姦はつきもので、それに「生きて虜囚の辱めをうけるな」の自決指導と純潔感が加わり、万歳クリフや樺太真岡郵便局自決など、     

大和撫子の悲惨な自決事件が起きています。【桜の樹の下―語られなかった引揚の惨禍】もどうぞ。

 沖縄戦で1万人ほどがレイプされたことなど、沖縄二紙はもちろん、WGIP洗脳教育で優秀な成績をおさめたエリート社員でなる大手新聞・マスコミが伝えるはずはありません。

 女性特有の被害を防ぐには戦争しないか、かって小沢遼子が言ったように(切り落とし)「去勢して戦場に出す」しかありません。

 で、米軍も例外ではなく、前警告ほどではないにしろ、沖縄上陸後は【虜囚はやはり辱められた】通り、早速女狩りをしているが、この記事のように生ぬるくはなかったことは、イギリスの歴史作家・マックス・ヘイスティングス著「ネメシス 日本との戦い 1944―45年」(ネットでは【アメリカ軍やオーストラリア軍の蛮行】や、同様なものだがここは生々しすぎる写真があるから要注意、或いは【政治評論家・山本峯章のデータ・ファイル】をごらんください)

 本土上陸後の女性の悲劇は五島勉の「黒い春」にあり、概略は【日記みたいなもの・黒い春】にあります。政府が直接慰安婦を募集していたことなども。 

  南洋諸島には沖縄県民が大勢出て行っていたが、米軍は島々を陥落させては強姦を繰り返しながら侵攻してきました。沖縄にはそんな情報が洩れて来て、「鬼畜米英が女を辱める」と言う普段からの教えがいよいよ実感みを帯びてきました。

 そして、生きるより死ぬことに洗脳されていたから、軍命あるなしに関わらず自決を選んでいます。問題はそう教え込んだ洗脳です。

 でも、米兵による強姦を恐れて、占領上陸3日後に政府は慰安所設置を決めています。そして慰安婦を募集したら、担当者を慨嘆させるほど多くの大和撫子が応募してきました。

 生きて行くにはきれいごとは言っておれなかったのだが、生きるより死ぬように洗脳していたから、きれいごとを選んで自決しています。戦後強姦された人がどれだけ自殺したか知らないが、女性は辱め以上に洗脳で自決させられたと思います。だから、洗脳がとけたら辱めなど吹っ飛んで、生きるために「辱め職」にわんさと押しかけたのでしょう。

      

 (↑浦安の慰安所。アメリカは自国では禁じていながら、他国では大いに利用する)(政府が設置したのは8月18日に決めたものだけで、後はアメリカに命令されてどんどん慰安所を設置した)

 

 米軍の女性兵士でさえ平時での被強姦になやまされています。日本での強姦米兵は、転勤で追及不可能にしています。アメリカが兵士の強姦を大目に見ています。重い罰則を課しても、平時でさえこんな状況だから、戦時に機能するとは思えません。戦争する以上、強姦される覚悟、されても生き抜く覚悟、家族を守る覚悟、国を守る覚悟が必要です。戦争は女性にだけそんなつらい覚悟をさせます。それでもやりますか、戦争。


沖縄集団自決⑫ 【蛇足1】 批判を許さない全体主義の軍国主義が集団自決の原因

2016-09-04 17:14:55 | 沖縄集団自決

 ☆ 批判させない体制が集団自決を行わせた 

 たとえ,隊長命令も軍命もなかったとしても、前回の③の「軍国主義とそれによる教育」で、「手足まといにならぬように死にましょう、という空気を作った」背景を考えない限り、今後も「作られた空気」に抵抗できずに「思い通りにされる」と思うので、これを考えてみたいと思います。

  政府や戦争に反対できないなど、戦前のような、権力者に抵抗できない空気の作り方は、言論統制と批判厳罰による見せしめがもっとも効果があります。そうやって、思い通りの常識と逆らえない空気が作られます。

 既に分かった通り、集団自決は「鬼畜米英の手にかかる前に死んでおきたい・死んでおかねばならない」との狂信で起きています。狂信したのは、学校では命の捨て方を洗脳され、世間ではさんざん「鬼畜米英・・・」のプロパガンダに脅された結果です。

 そんなことは、今では考えられないが、当時は当たり前で、みんなそう思っていました、少なくともうわべだけでも。みんなが同じことをすると全体主義になり、全体の空気が個人を圧殺するので、みんなと違う異論は言えず批判もできなくなります。そうやって、自決をする動機が生まれ実行してしまいました。

  渡嘉敷での集団自決の最中に、シンシュウ兄さんは子どもを抱いて逃げ出し、それを見た吉川さんのお母さんも、家族を立ち上がらせて逃げ出しています。

 お母さんは後日「二十歳にもならない連中に何が分かる」と軍を批判しており、シンシュウさんは中学卒で島ではインテリとして一目おかれ、批判精神もあったと思います。

  死んでも敵艦を撃沈させる「神風」ならいざ知らず、産めよ増やせよで生んで協力した国民を「生き延びよとさせないプロパガンダ」で「死ぬことばかり考えさせる」軍国方針には異議が出てもいいはずです。

 しかし、全体主義の当時では、捕虜になっても生き延びよなどとは口が裂けても言えず、言えば非国民にされ、天皇のため国のために死ぬことが名誉とされ、「国家に誤りなし」の国家主義、「天皇のための軍隊に誤りなし」の軍国主義で、批判は一切許されませんでした。

  何事にもあやまちはあるが、批判はあやまちを正せます。当時の国家主義・軍国主義で批判を許さぬ体制が集団自決を起こした原因です。そして、体制を作るのが政治だが、政治に口を出し横車を押し、そんな体制にしたのは軍が最右翼だから、軍が集団自決に追いやったとなり、軍の責任は避けられません。

  戦争で真っ先に殺されるのが、真実と批判言論と自由です。今、沖縄では「軍命による集団自決」に批判を許さない言論空間になっていると言われが、これは集団自決に追い込んだ「批判を許さぬ全体主義」と同じことをやっているのであり、一司令官に責任(それも言いがかりだが)をおしつけて、軍の責任をあいまいにするようなものです。

 「批判を許さない体制」が、戦争ととんでもない集団自決の悲劇を起こしたことを知り、これ以上批判を許さない社会にはしたくないものです。特に今は、国全体が秘密保護法で批判を許さぬ方向に向かっている、のですから…。

 


沖縄集団自決⑬ 【蛇足2】 戦争の反省は東京裁判と言う茶番ではできません

2016-09-04 16:48:21 | 沖縄集団自決

☆ 軍命があれば援護金≒軍人恩給←これでは軍国主義ではないか   

 日本軍は、インパールなど餓死者累々・弾丸たまなし万歳突撃のように、「輜重輸卒が兵隊ならば、蝶々トンボも鳥のうち、電信柱に花が咲く」と揶揄して、補給・兵站の後方支援をおろそかにしました。

                  

 今の政府が、自衛隊による後方支援を人道支援とか国際貢献などとかっこいい口実をつけてイラク派兵したり、戦争法案を詭弁で押し通そうとするのは、後方支援と戦線を切り離し、後方支援は戦争行為ではないとして重視しない、つまり旧日本軍の悪弊から抜け出していないことを表しています。

  援護金(遺族年金)は軍人恩給の幅を広げて、軍に協力した人にも支給し、功に報いるものです。では、軍や軍人だけが国家のために尽くしたのでしょうか。

 高額な戦時特別税を払い、産めや増やせで市民も戦争協力していました。しかし、爆撃で市民が死んだり家が破壊されたのは自己責任として補償しません。 

 国家が国民を総動員させて、戦争は嫌だと言えないようにしておきながら、或いは戦争には、批判はもとより不承不承なら何とでも口実作って、治安維持法で投獄までしていたほど、強制的に戦争協力させておきながら、被害を受けたら「勝手にしろ、国には責任ない」とはあんまりです。 

 戦争と言う国家行事のための参戦者だけに支給するのは、「全国民の生命財産を守る」ことはせず、気に食わないものには支給しない、国の選別権に文句言うな、と言う国が主役の国家主義・軍国主義であり、軍関与者だけに払う今の援護金は、軍国主義の思想のもとに支払われており、いまだ国家主義から抜出ていないからだと思います。

 現在は軍国主義ではないが、戦争の反省をきちんとしていないから、それと同根の国家主義を残していて、そんな支給の仕方をするのだと思います。

 国民は税金払って国を支え、国は国民の生命・財産を守る姿勢なら、そして爆撃などによる戦災者も国が補償するなら、はじめて国家主義・軍国主義から抜け出られるのではないでしょうか。 

☆ 

 アルカイダなどの狂信的イスラム原理主義者が、子どもに爆弾背負わせてする自爆テロをどう思いますか?

 「神風」や「マルレ」の特攻隊員たちは、そのように洗脳されたとはいえ、滅私奉公、国のため、天皇のため、公のため、家族のために、自主的に死ぬと言う崇高な覚悟であったが、では、若者を殺すような制度を作った指導者は若い兵士をどんなふうに見ていたのだろうか。

「民は国の本、吏は民の雇」。これは長岡藩の幕末の家老河井継之助が民主主義を解説したもの。これによると、国民が雇った戦争指導者が、国の本である国民が必ず死ぬ戦法を作ると言うことは、国民は国の本ではなく、国のために利用する道具と考えて命を無視していた、つまり、国の本は天皇であり自分たちは天皇に雇われた者としていた、と思い、アルカイダの自爆テロと同根、と思います。

 そうでなければ、天皇の足元で死にたい、と言う「海ゆかば」を歌ってまったく成果のない「銃弾タマ無しバンザイ攻撃」などさせられません。

 「生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」という戦陣訓は、生き延びるために決死戦をせず捕虜になるな、死を恐れずに果敢に戦え、と兵士に活を入れて戦果をあげようと言うことは分かっても、戦いをしない住民にもこの戦陣訓を押し付けたのはどういうことでしょうか。

 戦果を期待できない以上、戦果が減らぬように。つまり、住民から情報が漏れないように、捕まる前に死んでしまえ、というこんな本心を隠すために「鬼畜米英の恐怖心」をことさら植えつけた。米軍上陸によるパニックよって起きた集団自決は、このように国民の命を守らない国家主義が起こしたものであり、国家主義の反省が必要だと思います。

 国家主義の側面には、国民には知らせるな批判させるなの言論統制、情報操作と、言われた通りのことをする凡庸人にする管理教育があるが、放送法による脅しや秘密保護法制定、愛国心押しつけ教育など、日本は今そのような側面に向かっているようです。集団自決から国家主義の欠点を知り、その欠点に陥らないようにしたいものです。 

 ☆ 東京裁判で決めた歴史は修正すべき

 東京裁判は戦勝国の復讐茶番劇。日本人自身による総括と反省が必要で、事実を調べて反省すべきものは反省し、謝罪すべきものは謝罪し、日本軍の悪行とされる南京大虐殺(事実を知らずに大虐殺記念館で謝る鳩山首相。↓)やバターン死の行軍やA級戦犯などは事実に基づいて濡れ衣を晴らし、治安維持法で冤罪にされた人の名誉を回復してこそ、国家主義・軍国主義から脱却できるのではないでしょうか。

 WGIP洗脳を解き、原爆での無差別殺戮責任を問うてもいいと思います。戦勝国は歴史修正主義と非難するが、誤った歴史は修正すべきで、真実によらない限り真の和解にはなりません。

 戦争するにあたって誤ってつけた穢れは、戦争の総括と反省で払い捨てましょう。穢れは自ら落さないと、すっきりできず、心は晴れません。

 


沖縄集団自決⑭ 【 蛇足4】 補償がないのなら戦争プロパガンダに従わないでいいですか

2016-09-04 16:34:46 | 沖縄集団自決

 

 今まで、私たちはこれらに洗脳されていました。

(1)    戦争遂行のためのプロパガンダ(戦前・戦中の)

(2)    米軍は解放軍と見なさせるプロパガンダ(戦後の)

(3)    日本軍を悪しざまにするWGIPプロパガンダ(アメリカの)

 敗戦と同時に(1)はすぐに解け、沖縄では集団自決は誤っていたと後悔の念にさいなまされます。でも、洗脳されてやった行為があまりにも恐ろしかったから、よけいなことは口外しないようになり、安易ななぐさめの「軍命による自決」が定着してゆきます。

 (2)は「民主化は素晴らしい」とするプロパガンダ」に変化してしているが、ウクライナなどでのカラー革命で分かるように、アメリカの言う民主化とは他国支配・覇権獲得のための手段にすぎません

 日本の民主主義もアメリカからもらったから、国民支配の道具にされています。強行採決閣議決定で押しきるのが民主主義であるはずがなく、民意を歪曲する小選挙区制を改めないのですから…。

 (3)による洗脳は、沖縄の二紙・日教組・労組(自治労)などアメリカの支援でできた組織や、アメリカの意向を忖度する政・学・産・法・報など日本の中枢指導層が洗脳されたまま、日本軍は悪かった、と国民を洗脳しています。

 何しろ、官僚トップ層と米軍幹部が毎月会議する「日米合同委員会」の決定事項が、憲法など法律よりも優先され、鳩山首相の「少なくとも県外」方針の足を引っ張ったのがこの委員会であり、それを受けてメディアがバッシングして反故にしたのですから…。(矢部宏治著『日本はなぜ、基地と原発を止められないのか』参照のこと)                         

   戦争ではウソ偽りは普通でだが、騙されないでいると、治安維持法でぶち込まれました。そうまでして騙された国民は、集団自決で互いに殺しあっています。

 それを隊長命令のせいにしては、トカゲのしっぽ切りと同じで、しっぽ⇒隊長ではなく、トカゲ本体つまり隊長を雇った国の責任を問わなければ、また生えてくる⇒また騙されるでしょう。

 プロパガンダで騙して戦争に協力させるのは正当な行為であるからには、戦災者など戦争で亡くなった一般人に補償するのも当然の責務ではないですか。補償しないのなら、騙されないように戦争プロパガンダは信じない方がいいですよね。

  援護金は軍人恩給と同じ趣旨。国への奉公に対して下賜する・授けるご褒美で、あくまでも主役は

                                      

    (集団自決で犠牲になった者を合祀しないのは何故?) (戦争で犠牲になった戦災者を祀らないのは何故?)   

 

 国であり、プロパガンダを信じこませて死亡にいたらしめた過ちを認め謝罪する姿勢、などありませ。、

「国家の行為に誤りなし」や「国家の責任は問うな」の国家主義による姿勢であり給付方式です。

 謝罪もなく過ちも責任も認めず、戴くままの姿勢なら、いつかまた戦争のために、法律で強制されて滅私奉公させられる時代か来るかもしれません。

 安維持法違反者に謝罪せず、共謀罪を諦めず、秘密保護法を作り、戦争法案を数の力で押し切るやり方は、都合の悪いことは知らせず言わせず批判させないかってのやり方に向かっており、その先には戦争が透けて見えるからです。

 

 東京裁判で、「戦争資材がないのに、なぜ開戦に踏み切ったか」と問われた東条首相ら戦争指導者は皆「世の空気には逆らえなかった」旨答えています。

 天皇が決めた開戦に世間は沸き立ったのに、止めたら国賊にされたに違いありません。

 そんな空気の作り方が「知らせず言わせず批判させない」のとその後ろだての治安維持法でした

 権力者の思い通りにする空気を作られたら戦争も思い通りですよ。

 

 奉公の“公”はみんなと言う意味もあります。国を含めたみんなのために滅私奉公できるよう、先ずは戦災者を含む戦争犠牲者の補償方式に改めたいものです。