ROLFING(ロルフィング) ~ 身体とつながるために

公式認定ロルファー田畑浩良が,Rolfing(ロルフィング)プラクティスを中心に紹介します。

ロルファーを選ぶ その1

2004年11月28日 | ロルファー
ロルフィングを受けることに決めた後は,ロルファー選びです。自分のロルフィング体験を成功させるためにもロルファー選びは大切です。どのセラピーやソマティックプラクティスにおいても共通しますが,受け手とプラクティショナーとの信頼関係,相性,提供したいことと受け取ろうとすることのマッチング等も重要な要因です。
 信頼関係といっても大げさなものではなく,そのセッションの間に,必要なだけ受け手が身体を安心して委ねることができるかどうかです。受け手が圧力などを適切にフィードバックできる環境をロルファーが提供していることが前提ですが,受け手もまた,躊躇せずに必要なフィードバックや情報をロルファーにいうことが,さらに建設的な結果を生みます。特に身体を痛めた経験や病院にいかないまでも不調だった経験は,制限を解放する上での有力な情報となります。
 さて相性ですが,セッションは,人間と人間の間で生じるものですから,当然合う合わないはあります。状況によっては,自分の問題を相手に投影してしまうこともあるでしょうし,ロルファーの目指すものと受け手の期待がずれている場合,受け手の問題を解決するのに必要なスキルをロルファーがまだ身につけていない場合もあるでしょう。ロルファーの経験年数やアドバンストロルファーかどうかとか,性別,料金等より,一番重要なのは,受け手として,自分を尊重してくれて,丁寧にセッションしてくれるかどうか,そして自分がピンときているかどうかではないでしょうか?(ただし丁寧にというのは,時間の長さとは比例しません。)
 とにかく,そのロルファーを少しでも知ることです。デモがあればそれで確かめるのもいい手ですし,サイトの文章から受ける感触,電話或いはメールでの応対も参考になるでしょう。ロルファーのワークに対するとらえ方や世界観が異なると,ロルフィングも全く違う体験となるでしょう。

これまで,評価の高い,或いは名の知れたさまざまなロルファーのワークを受けてきましたが,確かにそれに見合うと感じられるワークもありましたが,外れといわないまでもピンとこない経験もしました。そのワークが駄目だったわけではなく,出会うべきロルファーに出会い,受けるべきワークをその時受けることが大切なのだと思います。

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