プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

0 → 1
1 → A
ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

モスクワ

2017-12-09 | 日記
モスクワ分析をご存じでしょうか?
要求の優先順位付けに使われる手法です。主にハイレベルな要件に使われます。
プロジェクトでは、最終成果物や上位の構成成果物の優先順位付けに使われます。プリンスではプロジェクト成果物記述書に記載される項目で、スコープベースラインを形成します。
モスクワは、英語でMoSCoWとなり、以下の略になります。
 Must have(なくてはならないもの。ないとプロジェクトとして成り立たないもの。)
 Should have(必須ではないものの、ないと違和感を覚えるもの。通常あるべきもの。)
 Could have(nice to have成果物。あれば尚よいもの。)
 Won’t have for now(今回は実装しないもの。)

ハンバーガーの例がよく使われます。
パテ:なくてはならないもの。ハンバーグがないとハンバーガーにならない。
バンズ:通常ハンバーガーにつきもの。
チーズ:Nice to haveあれば尚よいレベル。
レタス:Nice to haveあれば尚よいレベル。
トマト:Nice to haveあれば尚よいレベル。
バンズの上の胡麻:今回はなくてもよいもの。

Must/Shouldはプロジェクトに欠くことができません。
PBS(Product Breakdown Structure)を使って詳細化し、エピックやストーリーレベルまで分解し、プロダクトバックログにエントリーしていきます。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。