LOVE モータサイクル 団塊世代のバイクライフ

02年式の古いロードキングで、ツーリングやキャンプを楽しんでいます。

還暦から古希

2013-04-19 06:28:28 | 日記・エッセイ・コラム

カンレキとコキの中間点を過ぎて、もうすぐコキの領域に入ってしまう。 
還暦は一巡りしたって事なんだが、古稀ってなんだ?

広辞苑で調べてみると、古稀・古希((杜甫  曲江詩  人生七十古来希)) 七十歳の称 その祝い・・・・とあるが、よくわからない。 若い頃、勉強、してないなぁ。(涙)

大辞泉では、 ((杜甫 曲江詩の「人生七十古来希」から)) 数え年七十歳のこと また、その祝い・・・・とあって、こちらもほとんど同じ。

これは、杜甫の漢詩を調べるしかない。Kanshi89h

朝より回りて日日に春衣を典し
毎日江頭 酔を尽くして帰る
酒債 尋常 行く処に有り
人生七十 古来稀なり
花を穿つキョウ蝶 深深として見え
水に点ずる蜻テイ 款款として飛ぶ
伝語す 風光共に流転す
暫時 相賞して相違う莫れと




ようするに『毎日酒を飲んで酔っぱらって、あちらこちらにツケもあるけど、70歳まで生きる事って滅多にないのだから、楽しんだって良いじゃないか!』という、すごい詩が原典でした。 知らんかったぁ。

いまと昔で、年の取り方も違って、年齢の8掛けが昔の年齢になるという説もあるくらいで、70歳で元気な人なんてそこらにたくさんいる時代だ。
 
昔なら稀だったのだろうけど、8掛けと思うと、確かに男性の平均寿命を越えているし、長生きしたと言えそうだ。

たまに低い段差につまずく事があったり、目をつむって片足で立っていることができなかったり、白髪が目立つようになってきたりと、確実に人生の終わりに向けてばく進中なのだが。

杜甫に見習うとなると、古希を過ぎて、喜寿・傘寿・米寿まで元気でないといけないんだな。
やっぱり、1924年生まれの『うちぱぱ』が目標になるようだ。Uchipapa3  
と、こんな事を書いている途中に、SF作家・眉村 卓大先生の『しょーもない、コキ』というエッセイ集を見つけた。
【出版芸術社】


著者の言葉に、『
いつ転倒するかわからぬ下り坂で、どういう順番か知る由のないままにお仲間が減りつつあるものの、やっぱり日常はつづいているのであった。
わあわあいうこともないであろう。
つまりは、「しょ-もないコキ」なのである。
』と。

なるほどねぇ。







さて、古稀目前の3人組は、信州伊豆ツーリングに向けて、鋭意準備中 (笑)。