朝は快晴 昼からは又々、雨が降るんだもの 厭になります。
天気予報では,午後からは雨になるような事を言っていたが,ファンライドの会場は,青空の汗ばむくらいの陽気だった。
こりゃあ,前線の移動が遅くて,雨になるのは夜になってからかな?と思っていたのが大誤算。
会場を後にして,ひたすら中国自動車道を広島北JCTに向かってバイクを走らせていると,ヘルメットのシールドに,ポツンと雨粒が弾けた。
ん?と思いながらも,まだしばらくは大丈夫だろうとバイクを走らせていると,雨はどんどん強くなっていくではないか。[E:bearing]
安佐SAで昼食を取りながら,世界遺産コースチームとの錦帯橋での合流を諦めて,このまま中国自動車道を走って山口の宿に向かうことにした。
この時点では,湯田の宿に早めに着くので,燃料補給も,ABCポイントの瑠璃光寺(R)の撮影もできるつもりだった。
ところが・・・・・・・
延岡から参加のサイドカーのオイル漏れが激しい。 オイルランプが点灯しっぱなしになっているとの事。
上り坂ではパワーが無く,速度が出なくなってしまうのは,オイル不足による熱だれかもしれない。
サイドカーを追いつかせるために,速度を60kmまで落としながら走っていたのだが,ついにサイドカーがストップしてしまった。
高速道路の路肩で,エンジンオイルの補給をして再びスタートしたのだが,オイルを半分ほどこぼしてしまって,うまく補給できなかったらしく,またまたオイルランプが点灯したとの無線連絡。
私たちも,高速道路の路肩にバイクを停めて,サイドカーが追いつくのを待っていた。(とても危ないので,やってはいけないんですけどね。)
やっと,カーブの向こうにサイドカーの姿を認めたのだが,その後方から迫ってくる赤色灯と白黒に塗り分けた車が見えるじゃないか。[E:coldsweats02]
どきっとしながら,全車慌ててスタート[E:happy02] でも,よく考えてみると,数キロ先で追い越してきた,NEXCO西日本の白紺のツートンだったのだろうなぁ。
でも,サイドカーが,このような状況では無理をさせるわけにもいかず,速度を落とし気味で山口ICにむかってバイクを走らせた。
やっと山口ICを降り始めたとたんに,どこかでパン・・・パンと爆竹の弾けるような音がする。
あれぇ?何だろうと思いながらもバイクを走らせていたのだが,だんだんと音が大きくなってきて,ついにバァン・・パン・パパン・・パパパン・バァンなどの連続音に変わってきた。
昨日も下り坂でパンパンと音がすると言っていた増さんのバイク。またまた今日も症状が発生したんだ。[E:coldsweats01]
笑いたくなるけど,笑い事じゃないんだよね。
オイル漏れのサイドカーと,アフターファイヤー鳴らしまくりのバイク集団は,山口の町を周囲の驚きの目線を気にしながら,だましだまし走るのだった。
でも,どんどん症状はひどくなる一方なんだよね。うふふ[E:coldsweats01]
山口ICから2.5kmも走ったあたりまで来たとき,ついに力尽きたのか,増さんのバイクが走らなくなってしまったので,路肩にバイクを停めて修理開始。
修理と言っても,ガスが濃くなりすぎてプラグが濡れて失火している状態なので,プラグを外して清掃開始。 雨はザンザカ降り。
私の場合,プラグを濡らして走れなくなったなどというのは,40年ほども前に経験したっきりのような気がするのだが。[E:smile]
ついでに,増さんの無線のモービルホイップアンテナも真ん中付近でポッキリ折れてしまっていた。 あ~踏んだり蹴ったりです。
近くのハーレーショップに持ち込むことも考えたのだが,ホテルに入ってから対策をゆっくりと考えようと言う事で,だましだましホテルに向かった。
ホテルにたどり着いたときには,到着予定をはるかに超えた6時過ぎ,全員疲労困憊だった。
ここでも,先着の4輪チームが駐車場への誘導など大活躍してくれて,へとへとで辿り着いて,何もかも投げ出したくなるような気分になっていた我々としては,ほんとうに助かったのだった。>感謝
夜は,歩いて10分ほどの所で懇親会だったが,昨晩の居酒屋と比べものにならない程の居心地の良さ。
ゆるキャラの店員さん。
「てもとを持ってきて」
「はい」
ほどなく持ってきたのは・・・・
???おしぼり
「てもとだよ,おはし」
「あ,おてもとですね。すみません。すぐお持ちします。」
「てもとって,なんだと思ったの?」
「・・・わかりませんでした[E:happy01]」
そんな,ねぇ,若いお嬢さんに,鹿児島弁で「てもと」なんて言ったって分かりませんって。
おかべ=とうふ ずんばい=たくさん ずるっ=全部 がっつい=ホントに はまごろ=車輪 なんて,分かりにくい鹿児島弁を使って,若い女性をからかってはいけませんよ。>増さん[E:smile]
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従業員の接客対応や店の雰囲気など,ほんとうに店の経営姿勢が感じられて,気持ちの良い時間が過ごせたのだった。
山口湯田温泉に行くことがあったら,「わだみん家」,おすすめです。