下から目線

夏休み中に、息子の野球部の部員のお母さんにこう言われました。

「息子君がスゴク頑張って練習してたり、練習している態度が真剣そのもので、ウチの子もそれに刺激されて頑張るようになったんです−」って、後輩の子のお母さんに言われたんですよ。

当然息子にすぐに話しました。



で、今日、クラスの男の子のお母さんに「昨日ね、ウチの子が帰って来て一番に息子君がスゴク優しいんだよーーー」って話してたんですよって教えてくれました。

実は野球部で大けがをしてしまった子がいるんです。

目にボールがぶつかり、失明は免れたけど相当の大きなケガで、遊ぶことも出来ないほど重症らしいのです。

息子はその時、たまたまそこにいなかったんだけど、スゴク心配していて、スゴク悲しんでいたんです。

で、昨日、休み時間に男の子達が「野球しよー」って運動場に行こうとするのを息子が止めたんですって。

「Tくん、外で遊べないんだから、なんとかかんとか・・・」ってなんか、ちょっと気を使えよ、みたいなかんじで。

で、言われた子が、ハッとして「そうだ、本当にその通りだ」って思ったらしく、家に帰ってすぐにその事をお母さんに話した・・・らしいんですよ。


で、息子に、その話しをしたら・・・、息子から思いがけない返事が。


「最近さー、そうやって褒められること多くて・・・・、そういうのイヤなんだよね・・・」って。

「え？なんでイヤなの？」って聞いたら。


「僕、上から目線じゃなくて、下から目線の方が好きなんだよね。だから、褒められるとかイヤなんだよ」って。


なんじゃそれ、下から目線って。


まあ、息子って、肉を食べない子なんで、菜食なんで、なんていうか闘争心がないというか。


だから、下からなんでしょうね（笑）



まあ、良い子に育ってくれてありがたいです。