2月3日木曜日、毎年恒例の節分祈祷法要・豆まき大会が行われました。
今年で20回目となる節分会はおかげさまで天候に恵まれて暖かな1日となり、
法要や豆まきには本当にたくさんの方々にお出でをいただきました。心よりお礼申し上げます。
一年間の様々な行事の中でも、倫勝寺にとって節分は特に大事な行事といえます。
特に今年は20回目の節目の年とあって、準備するお寺のほうも、事故や落ち度があってはいけないと少し力が入りました。
さて、当日の様子ですが、倫勝寺の名物となった精進料理は、今年も多くの方にご参加いただきました。
けっこうリピーターが多いんですね、これもまた有り難いことです。
節目の年と言うこともあって、精進料理には倫勝寺役員の方々にも席について頂きました。
普段お肉やお魚中心の食事が多い方には、精進料理と言うと薄味でコクの無い、
安っぽい料理というイメージを抱かれるようですが、そんなことはありません。
コクもあってそれでいてすっきりしていて、思った以上に満腹になります。
それなのに、時間が経つとアラ不思議、ちゃんとお腹が空くのです。カロリーも少なめですし、食物繊維もたっぷり。
今回お出しした料理の献立は次の通り。
平成２３年２月３日 節分大祈祷会 点心献立
一の鉢……盛り込み
鰆湯葉の蒲焼 ふり山椒粉 刻み自家製紅ショウガ 敷き大葉
蓬麩田楽とゆず麩田楽（ケシの実ふり）
黒豆含め煮 金箔のせ
干し柿のてんぷら
シラタキと人参のくるみ和え
いちご
二の鉢……煮物 五品平 汁はり
新筍 贅沢ガンモ 乾椎茸煮物 絹さやえんどう 金時梅人参
三の鉢……生姜ご飯 生姜 薄揚げ
与の鉢……すまし汁
巻き湯葉 おぼろ昆布 手毬麩 筍薄切り 青味三つ葉
五の鉢……胡麻豆腐 醤油 置き山葵 飾り防風
六の鉢……香菜（名和房子特製お漬物）三品 白菜漬 青菜漬（細刻み） 赤蕪漬け
七の鉢……辛子酢味噌和え 湯葉蒟蒻 人参 きくらげ 軸三つ葉
朱のお碗・・・・・・・揚げだし豆腐 あんかけ
生しいたけ 金時人参 えのき 刻みかいわれ おろし生姜
甘 味……蛇腹昆布（小） 白花豆２（谷口甘納豆）
お茶………食前…梅昆布茶（松葉昆布１ 小梅１） 黒文字つき
食中…煎茶
飲み物……日本酒一合（出羽桜 桜花吟醸30周年）
ビール（プレミアムモルツ）
ノンアルコール（オールフリー）
ウーロン茶
時間をかけ、手間ひまかけて作った料理ですので、喜んでもらえるのは本当にうれしいことです。
でもこれだけあると、調理も盛り付けも、裏方は大変です。
いつもお手伝いいただいている拙僧の大先輩、宝塚のＹ林寺・西村老師には、
本当に千手観音のような働きをしていただいて、心からお礼申し上げます。
また、懇意にしていただいている藤沢市の寿司和食のお店「鍵山」さんにも、
お店がありますのにわざわざお手伝いいただきましたこと、衷心よりお礼申し上げます。
またカトウさん、モリモトさんにはいつもお手伝いありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げますm(__)m
法要だけでなく、お運びや盛り付けに、今回も大船観音寺から雲水さんのお手伝いをいただきました。
他にもたくさんの方にお手伝いいただきました、有難うございました。
忘れてはいけない、もう一つの倫勝寺名物、玉こんにゃくは、今回過去最高の販売数を記録しました。
ものすごい量を売りあげました、500串に迫る勢いでした。
なんといっても、売り子さんがうちの娘ふみかと、お友達のともちゃんですから・・さすが現役中学生、パワーがあります。
若い子が売ると、違うんですね。
さて、そうこうしているうちに午後１時から節分寄席が始まりました。
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