霊園奥には休憩する場所がない、ということで設置を進めていた藤棚が出来上がりました。
園内の休憩所わきの階段を上って、通路沿いに進んでいった突き当り、11区12区の奥にあります。
草友会皆さん方の叡智の結晶。無駄を省いた、シンプルな藤棚とベンチだけの構成です。おお、これぞ禅の心。
今後は旧庫裡に植えてあった藤を移植し周辺に緑を配して、景観を整えていく予定です。
来年の夏あたりはどんなふうになっているか、また楽しみが増えました。
お参りの際の一休みにご利用ください。
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このところ雨が多くて、写真どころではありません。
お仕事も立て込んで、住職、目の下にクマができました。
先日開催した保田昌龍寺のお施餓鬼では、お檀家さんから「雨が降ってばかりで田んぼが水びたし。稲刈り機が入れないから収穫できない」という声を何度か聞きました。
昌竜寺の檀家さんのお米は「長狭米」というブランドで知られた良質のお米です。
山間の棚田で作っているので、大雨が降ると山水が入って大変らしい・・・・。このところ続いた台風で状況がよくない、かなり厳しいとのことでした。
まだ半分も刈れてないというと、収入も激減です。
大丈夫じゃないなあ、と思っていると「これは仏様の分」といって一軒のお檀家さんが10kのコメ袋を奉納してくださいました。
「機械が入れないから、手で刈ったんだ」と私より5歳ほど年長のお檀家さんが言います。
「手で刈るなんて久しぶりだから、くったびれちゃってよ、とりあえずこんだけ」
目の下にクマできたなんて、彼の前では口が裂けても言えないなあ・・調子こいてちゃいけない、と思った秋の一日でした。
秋晴れ!という日がなかなかないので、写真もなんだか暗~いものばかり。
少し元気出さないといかんなあ、頑張ろう!
上の写真は鎌倉植木の龍寳寺様。11月に住職の新任式が行われます。準備大変だけど、ここを乗り切れば大丈夫、頑張りましょう!
今日はここまで。
さんぜのまなざし goo別院 1610