◎教区三佛会・降誕会法要が行われました。
本日、午後2時半より、鎌倉市植木の龍寳寺様で教区三佛会・降誕会が行われました。
昨日の雨できれいに洗われた木々の緑が輝くなか、龍寳寺様の檀信徒の方はじめ、
拙寺や教区の他の御寺院様方の檀信徒、御詠歌の講員さんなど、多くの方のお参りを頂き、厳粛、かつ盛大に法会が行われました。
法要の次第は次の通り。
まず、法要開始に先立ち、椅子坐禅の指導が行われました。
一、殿鐘三会 大衆上殿
本堂内の鐘が打ち鳴らされ、法要の開式が伝えられます。教区の方丈様方が入堂します
一、七下鐘 焼香師入堂
御導師様(龍寳寺方丈様)が入堂します
一、坐禅(約十五分)
坐禅の開始の合図の鐘が、静かに三回鳴らされ、椅子坐禅を行います
一、伝供九拝 御導師が前に進まれ、焼香し三拝を行います。
続いて、甘い蜜湯、食事、お菓子、お茶を順番にお供えし、その度ごとに三拜を行います
一、拈香法語
御導師は、お香を拈じ、お釈迦様の御誕生を讃えるお言葉を唱えます。
一、出班灌沐(残念、写真がありません・・)
両側に並んだ教区のお坊さん方が順番に前に進み、正面の誕生仏に甘茶を注ぎます
この時「浴仏(よくぶつ)の偈」という偈文をお唱えします。
浴仏偈
稽首大聖薄伽梵(けいしゅだいしょうばぎゃぼん)
天上天下両足尊(てんじょうてんげりょうそくそん)
我等今以功徳水(がとこんいくどくすい)
灌浴如来浄法身(かんよくにょらいじょほっしん)
(住職意訳)
偉大なるみ仏さま この世に最上の尊き御方
今、功徳の水をもって御身を灌ぎ奉ります
一、聖号
お釈迦様のお名前を、三回お唱えします。
一、読経
「楞厳呪(りょうごんしゅ)」というお経を読みながら堂内を回り、次に参加者全員で「般若心経」をお唱えします
お焼香もこのときに行われました。
一、回向
お釈迦様の智慧を頂き、焼香やお経の功徳が皆に巡らされますように、と念じます。
一、普同三拝
法要の最後のお拝です。
一、焼香師退堂
御導師様、引き続いて教区の方丈様方退堂します。
~十分間休憩~
(二)挨拶 教区長(代理・副教区長)
(三)法話 説教師 東泉寺住職 関水俊道老師 演題「出会う喜び」
楞厳呪というお経が、修行の妨げになる病気や災難を除き、無事に悟りを得られるようにという意味があることや、
あなたでなきゃだめなんだ、と言われるような生きかた、出会いを大切に、というお話を頂きました。
(四)閉会のあいさつ 会場主 龍寳寺方丈 梅田良光老師 ~ 解散
昨年度は成道会、そして今年度は降誕会を行いました。
この教区の御寺院様方は、布教教化や法要、また仏教に対する熱意、知識のレベルがかなり高いので、いつも強い刺激を受けることができて幸せです。
お坊さんとしてのスキルアップ(?)にはうってつけかもしれません。
一緒にお参りした檀信徒の方々も、素晴らしい法要に参加し、法話を聞くことができて、有難かったとのことでした。
明年、時期や会場は未定ですが、三佛会の開催時にはご案内いたしますので、次はこのブログをご覧の皆さんもぜひ!参加してください。
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きょうのおまけ
昨日掲載できなかった、お寺の花など・・
ツツジは、いい色に咲きあがりました。あと1週間くらいは見られるかな・・
緑地の蕗を、コロポックルの気分でみあげてみました。
明日から、鳥たちとの睨み合いが始まります。早いもん勝ち!
下のむらさきの花々は昨日、保田の昌龍寺で写したもの。空気がきれいだと、花の色も冴えているように思えます。
ベランダのアマリリスも大きな花を咲かせてくれました。
花の奥の宇宙・・
今日はここまで。
お母さん、母の日も誕生日も、帰れなくてすみません。お花、気に入っていただけましたか?