4つ目の戒めは『不妄語戒』です
「うそを捨て、うそから離れています。真実を語り真実と結ばれ、正直で信頼され、世間を欺きません」ブッダのお言葉です
うそは絶対にいけません!という仏教の基本的な態度
その『うそ』の基準は言葉ではありません
それは人間としての善悪の基準から見ての「うそ」はいけないという事です
だから、まごころから出る言葉なら、嘘も方便になる訳です
子供が頑張って描いた絵
大人から見るととってもへたくそです
「下手くそだなぁ、もっとうまく書きなさい」
しかし頑張って描いた事を認め、褒めてあげれば子供の自信や意欲はいい方向に伸びてい
くでしょう
子供の未来を見据える立場に立てば、嘘も方便です
しかし悪意を伴ってうそをつくと、心のどこかにやましさを感じてしまいます
やましさを感じつつ生きる人生はある意味、牢獄にとらわれているのと同じで苦しいも
のです
それを止めて心を清らかにしなさい、その状態を保ちなさい
心が潔白であれば臆する事少なくして必然と人生を前向きに考える事が出来るでしょう
うそを止めれば、悪の道から遠ざかり、善の道へ近づいていきます
苦しみから抜け出す覚りへの近道です