グランマの扉

女4代にぎやかな日々

伝統野菜の未来

2017-02-03 | 日記



金沢に行った時「さすがだなぁ」と思ったのが伝統野菜。

加賀野菜と京野菜とか、それがブランドになっていますからね。


それに比べ、歴史の浅いわが郷土は・・・

とひねくれていたら、あるんですね、北海道も伝統野菜。

例えば

札幌黄タマネギ
札幌大玉キャベツ
八列とうもろこし
まさかりカボチャ



八列とうもろこしとまさかりカボチャは何度かこのブログでも御紹介しました。
一番最近は昨年の10月5日のブログですが、その美味しさに私が秋に太る原因でもあります。



ただ、北海道の伝統野菜は八列トウモロコシにしろまさかりカボチャにしろ、今や幻の野菜となっています。

それは、鮮度があっという間に落ちてしまう。。とか、マサカリでなくては割れないカボチャは扱いづらいですものね。


それと同じく札幌黄タマネギも、甘さも辛みも強く、美味しさ抜群なのに、腐りやすいとか収穫まで時間がかかる・・とかの原因で廃れつつあります。

大玉キャベツも、昔は味の良さと越冬野菜として重宝されていたのですが、今の一般家庭ではその巨大なキャベツを保管する場所がありません。


加賀野菜等が、郷土の料理の大事な部分を担っているのに比べ、不憫な我が故郷の伝統野菜達・・・




しかし、今、それをどうにか復活させようという動きがあります。


先日はその講座に行って来ました。



先ず、札幌黄タマネギ


このタマネギを使ってカレーを作っているお店のシェフがデモストレーション。








この保存が難しいタマネギは、やはり特別な収納倉庫にて保管しているそうです。
しかし、旬の時期に家庭でも出来る事は、みじん切りしての冷凍。スライスして乾燥させる事と、醤油漬け。


冷凍したものは、バットに入れてそのまま解凍。

そのお店では油を引かず、その解凍した時出た水分ごと、少々の水と共にきつね色になるまで炒めるそうです。

乾燥タマネギはそのまま豚汁とか味噌汁など、水分の多い料理に最適だし、同量の醤油と砂糖で漬けこんだ醤油付けはそのまま食べても美味しいし、勿論料理にも最適。




今年の旬の時期に、スパーで見かけたら一度試してみたいと思いました。
(乾燥タマネギの方は、ヴェール農場という所商品化しているとの事。)





ところで、このカレーの左にある福神漬け。





この作り方も習って来ました。
秋大根の採れる時期になったら、改めて御紹介したいと思います。


自宅でこんな風に干すそうですよ。





歯ごたえもいいし、生姜が効いて美味しかったです。






さて、もう一つの伝統野菜、札幌大玉キャベツは、実は北海道の漬物「鰊漬け」に使われるキャベツです。

大玉なのに、葉の数は普通のキャベツと同じで、柔らかいという優れものなのですが、何しろその巨大さがネック。

そこで、これらの伝統野菜を守り伝えていく為に、オーナー制をとり、収穫した札幌黄たまねぎを配送するとか、このキャベツで作った鰊漬けを11月中に送る・・・という取り組みが始まっているそうです。






この日の講座は、午後からはその流れで、「地産地消と札幌農業」という講演がありました。

JFEエンジニアリングという、もともとは日本鋼管と川崎製鉄の統合により出来た会社があるのですが、そのノウハウを生かしながら様々な分野で事業を行っているのだそうで、北海道で今、大規模な植物工場を展開しているんですって。

その敷地面積の大きさもビックリなのですが、栽培方法も環境を理想的に保つための自動制御システムで行い、エネルギーもありとあらゆる技術を結集して栽培を行っているという超近代的な植物工場のようです。


今はミニトマトとベビーリーフに力を入れていると言う事。


トップの写真は糖度10のミニトマト。

甘いだけじゃないんです。
酸味もちゃんとあって、一言で言うと「濃い味のトマト」

ちょっとした芸術品です。

お値段が高いので、一般庶民には中々手がでませんけれど・・・


興味のある方は、イオンとかオンラインショップでその素晴らしい味をお確かめ下さいませ。
「株式会社Jファーム」で検索すると出てきます。










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