平成17年3月6日(日)
今思い出しても、胸が深くえぐられる
ような恐怖の一日だった。
前日の夜はいつものように
『エンタの神様』と『美しき日々』を見て
「笑ったらお腹が痛いよね」と言いながら
二人でお腹を押さえて笑いをこらえていた。
確かに体の痛みはある。
しかし心は落ち着いていた。
テレビを見終わったのは夜の十二時だった。
この頃かずはトイレに頻繁に
行くようになっていた。
今思えば、それはそのあとに訪れる
悪夢の前兆だったのかもしれない。
トイレに行きたくなるたびに
看護師さんを呼びベッドの横にある
ポータブルトイレに座る。
あまりにも何度も呼ぶので
私は気になってHに言った。
「ちょっとかずを見てきて」
今思い出しても、胸が深くえぐられる
ような恐怖の一日だった。
前日の夜はいつものように
『エンタの神様』と『美しき日々』を見て
「笑ったらお腹が痛いよね」と言いながら
二人でお腹を押さえて笑いをこらえていた。
確かに体の痛みはある。
しかし心は落ち着いていた。
テレビを見終わったのは夜の十二時だった。
この頃かずはトイレに頻繁に
行くようになっていた。
今思えば、それはそのあとに訪れる
悪夢の前兆だったのかもしれない。
トイレに行きたくなるたびに
看護師さんを呼びベッドの横にある
ポータブルトイレに座る。
あまりにも何度も呼ぶので
私は気になってHに言った。
「ちょっとかずを見てきて」