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鋼の錬金術師 第59話「失われた光」

2010年05月30日 | 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
瀕死の中尉の目配せに気付いた大佐は人体錬成を拒否。
助けに入ったメイたちによって形勢逆転となるのでした。


というか人数増えたせいもあるだろうけど、あっさり逆転出来るもんなんだなと少し拍子抜けしました。
それから大佐が中尉のことが心配なのは分かるけど、「ちょ…そんなに揺らすな!」とツッコんだのは仕方ないよね。
まぁ今回のツッコミはこれくらいで、いよいよ物語がクライマックスという感じで盛り上がってきました。
しかし…今回の感想はほぼ「鋼の錬金術師 第25巻」ネタバレあり見てね、で終わってしまう。
それも何なので少しだけ語りましょうか。
上記の感想と被っててもご容赦を。


大佐と中尉の絆の深さを改めて知り、また大佐が言う「今の自分には道を外さないように叱ってくれたり、止めてくれる仲間がいる」という台詞に感動する回でした。
中尉やエドはもちろん、この中にスカーも入ってると考えると良いなぁと思いますね。
過去に遺恨のある二人ですが、今を生きる彼らには共存の道もあるのだと示してくれているようです。
そして探し求めた賢者の石を前にして人命を優先したメイ。
彼女の選択は一族からしたら間違いかもしれない、でも人としてなら正解なのかもしれない、そんな選択をした彼女を一族は誇りに思うかもしれない。
どちらが正解かはきっとこの先も出ないだろうけど、メイ個人の心の為なら、これはきっと正解だったのだと、間違っていないと言ってあげたい。
それを言うのはアルやスカー、当人の中尉か大佐が適任かな。


母の温もりを求めた兄弟は体を失い、立ちあがる足を失った。
失った子を求めた母親は二度と子を産めぬ体になった。
未来を見据える者は視力を失った。
平等に絶望を与えるのが真理だと言うホムンクルスに自業自得ではない大佐のことで納得いかないと怒るエド。
久しぶりの主人公の叫びを聞きました。
茶化すところではないんだけど、本当に久しぶりだなって懐かしくなった。
それからエドは生身の足じゃないけど足がある。
この辺がウィンリィの存在を実感するところかなと思った。


そして今回最大の見せ場、アルの魂と体の会話。
痩せ細った自分の体を見て今この体では戦えないと鎧のまま戻る決断をするアル。
…そんな選択出来るんだ。
だったら体持って行かれるのは決定だけど「この部分でお願いします」って言いたいよ。
それはともかく今戦う為に体を捨てる決断をしたアルって凄い。
その魂の容れ物であることを誇りに思うともう一人のアルが喜ぶ気持ちも分かるわぁ。


さらに大総統とスカーの睨み合いが凄く緊張感あって面白かった。
名無し同士真向にぶつかり合う男の戦いって熱いな!


それにしても提供の空気の読み具合に吹いた。
主要キャラが映っていない、風景のシーンに挿むなんて…抗議でもあったのかな?


次回「天の瞳、地の扉」



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