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鋼の錬金術師 第58話「ひとばしら」

2010年05月23日 | 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST
バッカニア大尉の死を知るアームストロング少将、人体錬成を迫られるマスタング大佐、ホムンクルスの前に集められたエドたち…


大総統と戦ううちに二人で高所からぶら下がることになってしまったグリード。
原作でも思ってたんですけど、ブリッグズ兵はこの時何してたんだ!?と言いたかった。
バッカニアが心配だというのは分かるし、中央兵の猛攻撃に耐えなければいけないとかあるとは思いますが、大総統から注意を逸らしていいのかと。
余計な援護は邪魔だとは思うけれど、ランファンに手を貸せと言われるまで突っ立ってる図は非常に気になった。
ちょっと愚痴っぽいけど、言いたかったので。
機械鎧装着したてで痛む腕から流れる血と「もう間に合わない」と流す涙が混じってリンの頬に落ちる描写が良かった。
賢者の石があるのに大切な者を救えない絶望。
自分が望んだ力とはこんなに無力なものだったのか。
想像しか出来ないけど思考が空っぽになる空しさじゃないかと思った。
でもバッカニア大尉がリンに仕事を与えてくれたのが少しだけ、ほんの少しだけ救いだったんじゃないかと思った。
まだ自分には守れるものがあるって示してくれたんだと思うのです。
いつものように顔まで硬化したグリードだけど、顔の模様が涙を流しているように見えるなと思っていたんですが…まさに化物ってシーンを見せたのはどういう意図があったんだろうと考えています。
味方につけると頼もしいとバッカニアが安心して逝けるという理由だけではないような気がするんですけど。
完結して読み返したら何か分かるかも…?

笑って逝ったという報告を受けたアームストロング少将、前回の部下を死なせない為にという言葉が降りかかっている状況になったわけですが立ち止まるわけには行かないと歩き出す姿が格好良い。
まだ何も終わってないと、弔うのは全てが終わった後って言い聞かせたんじゃないかな。
民間人であるイズミやシグ、部下もいることだし弱い姿は見せられないということでしょうか。
それにしてもイズミが姿を消して動揺しているはずなのに、空気を読んで静かなシグさんは格好良い人です、ホント。


大総統の余りものと戦う大佐、中尉、スカーでしたがそれぞれ捕らわれてしまいました。
中尉の命を盾に大佐に人体錬成を迫る金歯医師ですが…。
大佐は発火布じゃなくてアームストロング少佐みたいな手甲を着けるべきだよね…。
鉄じゃなくて火打ち石みたいにガチッてしたら火花が出るようにしたら今回みたいに手袋の錬成陣切られて力が出ないよってならなかったんじゃないか?
それから一つ疑問。
賢者の石を使えば人体錬成しても等価交換で体の一部が持って行かれることは無いんじゃないのか。
それは憶測だけで人体錬成しちゃったら、どっちみち持って行かれるのか?
まぁ大佐は失敗するとかという心配より錬成されるのは全くの別物と知っているからしないんだろうけど。
頸動脈(だと思うけど)を切られても「命令で死ねないことになってる」って言い切る根性が凄いよね。
だから大佐がエンヴィーを殺そうとした時の「お前を殺して俺も死ぬ」という中尉の言葉に嘘がないって納得しちゃうんだよね。
金歯医師が中尉の言葉にイラッとしたように見えたんだけど、どうかな?
時間がないからってイライラしてるんじゃなくて、信頼関係がウザいって思ってるように見えた。
リア充爆発しろっ!て感じ。

ホムンクルスの前に集められた人柱たち。
しかしアルの瞳は何も映さなくて…一体アルの身に何が起こったのか!?
…微妙に単行本25巻のCMでネタバレあったけどね。


次回「失われた光」



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