毎年恒例のようですが、人類の滅亡まで残り９０秒だそうです。ＴＢＳだと思うのですが、男女の大人の人をひな壇に並べて、世界の終末時計では残り９０秒だとか、ウクライナ戦争や中東情勢などの不安定な要素が原因だとか言っていたニュースをしていました。それで、私は、この報道の意味は何なのかと思ったのです。
ＴＢＳなので、反日左翼的な思想を広めるためだろうなと判断しました。それは、ＴＢＳのニュースでは、どこの団体が世界の終末時計が残り９０秒だと発表したのかとか、どういう調査や判断があったのかなどは省略していて、何の判断材料もないと思ったからです。また、このニュースは時間的に３０秒足らずの短いもので、ニュースを見た人に恐怖を与えて、反日左翼の戦争反対活動や、地球温暖化防止活動、あるいは貧困者などに対する寄付や活動の支援を拡大する理由の一つにできればいいという意図のようにも思えたのですよ。
それで「世界終末時計」というワードで調査してみました。ロイターというアメリカの通信社でしょうか、その記事がありました。まあ、ロイターの日本支社が自分で調査もせずに、まるまる引用してのやっつけ記事のようにも思えましたが。
その記事では、冒頭で「米誌「プレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンツ」は、２３日、人類滅亡までの残り時間を象徴的に示す「終末時計」を「９０秒」と発表した。」と書いているからです。普通、科学専門雑誌とか書けばいいのに、皆が知っているだろう思っているのでしょうか、省略です。他のニュースでは、科学雑誌というものがありました。また、ロイターのニュース記事でも調査内容や判断のやり方なども省略していて不明なのですよね。
ヤフーのトレンドでは８位になっていました。押し上げた暇な人たちがいるのだろうと推測しました。ツッコミで良かったのは、キューバ危機でさえ「残り７分」なのにどういう理由で「残り９０秒」なんだというものがありました。
報道は、思想の刷り込みのためにこういう手口をよく使うので、気をつけていてくださいね。
