大ちゃん、長いことお疲れ様でした

シーズンが始まっても、「高橋大輔」の名前を見ることのないこの切なさ。
ソチ前に、もうこれで最後と覚悟しつつ、引退を明言しなかったのであと一試合でも、もう一度新しいプログラムを、見ることが出来れば…!なんて淡い期待をしていたけど、うん。わかっていました。多分大ちゃんのモチベーションは上がらないだろうって。
私の勝手な見解ですけど。
思えばゆづがぐんぐん突き上げて来た頃からモチベーションが安定しなくなった気がします。本当なら大きい懐で(そうじゃなかったら不安定だったんだろうけど^^;)どーんと後輩に受けて立って欲しかった!余裕のあった時もあったけど、焦りに加えて怪我が更に不安定にさせたよね。私、全く同じ『右脚前十字靭帯断裂』をして『前十字靭帯再建手術』を受けているので、少しは痛みが分かると思っていて。手術をしたからといって全く同じには戻らないし、膝は油の切れた機械みたいにギシギシしていて、ちょっとでも負担がかかればすぐ水が溜まってしまうし、リハビリしてても痛みはあるし、日常生活でこんななのに、あれだけの運動を、しかもジャンプの衝撃をあの右膝に受け続けて、長くは続かないだろうって思ってた。プラス、スネの怪我は聞いた時にはやっぱり致命的に感じたもんな。
そんなハンデがあったとはいえ、軽々と一気に自分を越えていった後輩を追いかける為のモチベーションなんて上がりはしないと思うのです。だから現実を受け止めたら、大ちゃんはもう切り替えるしかなかったのではないでしょうか。
ゆづは、これからが大変なんだろうけどね。
『白鳥の湖hip-hop ver.』で気になり始めてから、沢山のワクワクした気持ちと感動を大ちゃんには頂きました。
バンクーバーでのドラマチックなプログラム(そう、大ちゃんのプログラムには『ドラマチック』という言葉がピッタリだよね)『eye』の華麗なステップ、『道』の感動のスケーティングを経て、確実にハマった‼︎と感じたのはそこからしばらく経った2011年の世界選手権からの国別対抗戦。高橋大輔ワールドだった『イン・ザ・ガーデン・オブ・ソウルズ』『ブルース・フォー・クルック』やっぱり高橋大輔、凄い‼︎他のスケーターとは世界観が違う!と感動して、何度繰り返し録画を観たことか。観ていて溜息が出る、そんなプログラムでした。
今振り返ってもカメレンゴの振付は大ちゃんに合っていたと思うし、まさかこの作品でカメ先生と最後になってしまうとは…個人的には残念すぎました。カメ先生の方が、大ちゃんの魅力を理解してたと思うんだよ。ニコライより。ね。
また昔のプログラムをショーでやってくれないかしら…もしくはダイジェストで過去のプログラム全部入れたDVDを引退記念に発売してくれないかなぁー高くったって買いますからっ

何にしろ、大ちゃんには沢山の楽しみと感動を頂いたわけで、引退だからと言って辛気臭くはなりたくないのです。
ありがとう、高橋大輔

大ちゃんのスケートが大好きです

この先もずっと

少しくらい、スケートから離れたっていいさ。ダンスでもなんでも。色んなものを吸収して。でも「高橋大輔のステップ」は忘れないでね。誰にも真似することが出来ないように作られた『eye』のステップを、私達を魅了してやまない高橋大輔の金字塔を忘れないでね。
大好き。高橋大輔。






でもね、大ちゃん。おヒゲはイヤ(笑)