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4月4日、カヤンベ市内で「カヤンベ火山防災セミナー」を開催しました。
活火山のカヤンベ火山は、カヤンベ市街地から直線距離で約15km。
市内の至る所からその迫力ある姿を見ることができます。
(私の家の屋上から)

噴火の場合、高温の火山ガスは氷河を融かし「火山泥流」が発生します。
高さ5mを越える泥流が、15~30分で市街地に到達すると推定されていますが、それを知る人は極めて限定的です。
この危険性を皆さんにお知らせするために、防災セミナーを開くことにしました。
私の講演「日本とコロンビアでの火山災害と災害教育、カヤンベ火山の調査の紹介」

かつてコロンビアで働いていた時に参加した、ネバドデルルイス火山の調査の話も紹介。
(ネバドデルルイス火山は1985年に火山泥流を発生させ、2万5千人が犠牲になっています)
JICA協力隊員、防災分野で活躍するHさんも講演。
「日本の自然災害の紹介とコトパクシ火山での防災について」

この講演に先立って、防災関係者とカヤンベ市街地を調査しました。
火山泥流が流れ下ると想定されるブランコ川。
こんな小さな川に高さ5mを越える泥流が押し寄せるとは、市民は誰も知りません。

各地域を訪問し、どこを避難所にするかを検討。



多くの関係者と一般市民の参加を得て嬉しかったです。
企画運営して良かった!
今後も日本・エクアドル両国の知恵と経験を共有し、火山防災に貢献できるよう頑張りたいです。
