WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

コセンダングサ

2006-11-05 | Plants
草茫々の荒地を歩いているといつの間にか、
衣服についているひっつきむしと呼ばれる草木は多い。
ひっつきむしの大抵の花は虫たちが寄って来そうにない地味な花で、
密なんかの分泌も少ないのだろう。
だから、どの草木も繁殖のため、ひっつくためにそれぞれに工夫があって面白い。
コセンダングサという種もよくひっつかれる種子をはぐくむ。
隣の畑跡地に生えていたので写真を撮ってみた。



上の写真は花。決して美しいとはいえない。
美しい花を咲かすことにエネルギーを注いでいないということか。
写真上の花がちょっと枯れると下のような感じになる。



この上の写真は花の後(左手)とひっつきむし(右手)全開となったもの。
左から右への変化を想像すると面白い。
ぐわっと開く姿が想像できる。
ここに全エネルギーを注いでいるような気がする。
後は動物や人間が通るのを待つだけ。

衣服に付いたものはなかなか取れない。
繁殖地を増やすためにこんなに努力をしている、
植物を見るとひっつきむしと言えどもとても愛おしくなってくる。

2 コメント

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ひっつきむし (通勤ちゃりだー)
2006-11-06 15:41:53
これが洋服に付く分にはいいのですが、靴下にくっつき、布をすり抜け先っちょが皮膚に刺さると痛いですよね・・・・。
この写真とは別に、大豆の大きさにトゲトゲがついているひっつきむしがありますが、それを投げ合い戦っていた記憶があります。
今の子はそんな事しないのかなぁ・・・・。

今度探してみよう!!!
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それは恐らく (森の音)
2006-11-06 21:30:22
オナモミですね。
よく投げあいっこしましたね。
それの方が“ひっつき虫”という気がしますね。

このコセンダングサのひっつきむしは、
確かに痛いです。
へたすると棘のように刺さることもあります。
なかなか取れないですね。

適度な所で落ちないと、
本当はひっついてばかりではダメなんですが。
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