WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

ドーンウォール

2019-04-01 | Movie
Netflixに最近入った。
映画を観るのが主旨だが、凄いドキュメンタリーを観た。
「ドーンウォール」。

トミー・コールドウェルとケヴィン・ジョーグソン
900メートルの垂直の壁であるヨセミテの
DAWN WALL(ドーンウォール)への挑戦。
まだ、誰もが登ったことのない未踏のルート。

小さい頃少し知的障害があったトミー・コールドウェルは、
いきなり出場したボルダリングの大会で優勝する。

その後は向かうところ敵なしという状況。
そして同じ女性クライマーのベスと出会う。

彼女との登攀は彼にとってとても楽しく世界が広がっていく。

ところがキルギスタンで登った時に、
ベスとともに反政府組織に拿捕され人質となる。

隙を見て犯人を崖から突き落とし、命からがら逃げ延びる。

この後、ベスと結婚し、幸せにつつまれてくらす。

一緒に小屋を創っている最中に左の人差し指を第2関節からチェンソーで落とし、
クライマーとしては復帰できないと医師から宣告を受ける。



そこから必死のリハビリ、トレーニングを経て、
奇跡的にフリークライマーとして復活を遂げる。

しかし、ベスとの蜜月の日々は続かず、
彼女は彼のもとを去ることとなる。
キルギスタンで人を殺したというトミーとベスの
体験が知らず知らずに二人の関係に影を落としていたのだろうか。


失意にくれるトミーはヨセミテのエル・キャピタンの壁を次々と登る。



そして誰も登ったことのない最難関のルート、ドーンウォールに挑戦を決する。
そのパートナーとして選んだのが、ケビン・ジョージソン。

彼はボルダリングしか経験がなかったが、
トミーのパートナーとしてフリークライミングの腕を磨いていく。

7年間かけてルートを研究して2015年の1月に
19日間かけて完登する

360度の圧巻の写真はこちらからどうぞ。

その苦労はドキュメンタリー映画をぜひ観ていただきたいが、
人間がやりたいと思ったことをやり遂げる凄まじいまでの執着心が凄い。

そして、トミーとケビンのパートナーとしてお互いを想う気持ちが優しい。


人間って偉大だ!

2 コメント

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こんばんは (Blue Wing Olive)
2019-04-01 22:51:54
これは、とても興味深い内容のドキュメンタリーですね。
森の音さんの簡潔で要領を得た文章で、ドキュメンタリーのおおよその内容が分かったような気分になっています。
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Blue Wing Oliveさま (森の音)
2019-04-02 07:33:25
お久しぶりでコメントありがとうございます。
私の拙い文章で下手にこのドキュメンタリーを説明してしまいました。
実際の映像は素晴らしく、とても筆舌に尽くせるようなものではございません。
もし機会がありましたら是非ともご覧くださいませ。
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