WoodSound~日綴記

山のこと、川のこと、森のこと、その他自然に関することをはじめ、森の音が日々の思いを綴ってみたいと思います

フライフィッシングの密やかな愉しみ7

2006-08-26 | Flyfishing
Dream Fishing


朝、川のせせらぎの音で目覚める。
シュラフから抜け出て、テントから顔だけ出して、外を眺める。
文句のつけようがないくらいいい天気だ。
さっさと身支度をして、ベストに腕を通す。
緩やかな斜面を下ればすぐ川に出る。
川の水で顔を洗い、冷たい感触でまだ眠っていた頭がやっと動き出す。

3本継ぎのショートロッドにラインを通してその先に、
16番のエルクヘアカディスを結ぶ。
イワナが朝の食事に寝床から出てくる時間だ。

ブッシュの張り出した下、下がえぐれている岩の横の流れ。
そんなポイントを叩きながら川を遡行する。

キョトンした顔の小さなイワナが一つ二つ釣れる。
キセキレイが尾っぽをふりふり、先導してくれる。

コカゲロウもハッチし始めた。
太い流れの巻き返し、水面がそこだけ静かなタルミで、
一瞬飛沫があがったように見えた。
観察しているとパシッともう一度。なかなかのサイズかもしれない。
心臓がドキドキする。
慎重にキャストして狙い通りの位置にフライを置く。
ゆっくりとした流れをイメージ通りにトレース。
手前のラインが流されてもうあと1~2秒でドラグがかかる・・・
というところでフライが静かに消しこまれた。

あわせるとかなりの手応え。ビンビンと感触が伝わってくる。
流れに入られて一段下の深みへ。
ばれないようテンションを保ちつつついていく。
首を振りつつもう一段下でやっとネットに納まった獲物は、
尺をちょっとだけ超えたヤマトイワナだった。

じっくり顔を拝ましてもらって静かにリリースする。

さあ、テン場に戻ってコーヒーでも沸かし、私も朝食にありつこう。
今日という日はまだ始まったばかりだ。


※   ※   ※    ※    ※    ※    ※    ※



あぁ、夏の沢でこんな釣りがしてみたい!!

2 コメント

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■ なぜか (街の退屈オヤジ)
2006-08-28 07:11:45
競馬は長期放牧中で

資金はばっちり残るはずだったのに

テントを買えそうもありません

なんでかな?



昨日

扇ノ山の登山口広場には

フライフィッシャー二人連れが車中泊されたましたょ
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そらぁ、退屈オヤジさん (森の音)
2006-08-28 18:18:59
韓国行ったり、サンフレの応援で広島まで、

行ったりで遊びすぎやしやおへんか?

一日100円テント貯金というのはどうですか?

タバコ買ったということにして・・・

健康にも良いし、テントは買えるし、

いい事尽くめと思いますが。

謹んでご提案させていただきます。



車中泊してまで釣る情熱失せてきたなぁ。

昔はよく先生と行きましたけどね。

テントで泊まって退屈オヤジさんは山、

私は川にというのでもやってみましょうか?

なんか桃太郎みたいやな。
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