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ハイツ黒猫

怪異画家として
妖怪画を好んで描いています。
そんな女性作家の日常と非日常。
日本画/妖怪画/妖怪画女性作家

色紙作り

2016-01-13 00:32:06 | 制作


妖怪を描くための色紙を作っています。

千代紙に、日本画用の滲み止めを塗り、でんぷん糊を溶いたもので色紙に貼り付けていきます。

沢山種類があるので、どれを使おうかいつも悩んでしまいます。

最初から、この柄でこの妖怪を描くんだ!
と決まっているものと、色紙を作っているうちに描くものが決まっていくパターンがあります。

今の時期は、空気が乾燥しているので手早く作らないとシワになってしまう事も。

集中して一気に作っていきます。



どんな妖怪が描かれるかはどうぞお楽しみに…


獣脚の妖怪たちよ。

2015-07-16 21:22:12 | 制作

次回の展示用に百鬼夜行に出てくる妖怪たちを葉書に封印しております。

大きい作品も出す予定ですが、たくさんの人に見ていただけそうな個人的に大好きな場所での展示なので気軽に持ち帰れるものの準備です。

描いててふと気付いたのですが、こやつらは獣足なんですね(かわいい)

妖怪の足ってあんな感じだろう、と 受け入れ過ぎていて今迄疑問に持ちませんでした。

そういえば自分で妖怪作るときも獣足で描いていました。


最近は、自分の好きな事の勉強に打ち込んでおり
特にアンティーク家具の獣足の歴史や種類に夢中です。

ロココの家具って日本では「猫脚」と呼んでますが実はあれ猫の脚をモデルにしてないんですよね。

正体は意外な動物の脚でした。
これには日本中の猫も驚くかと。

では、何故日本人は獣脚の家具の脚を「猫脚」と呼ぶのか?

英国後期ジャコビアン様式、第一次シノワズリ、日本天平文化
にどうやらヒントがありそうです。

そして、多分 「江戸文化」と「妖怪」「猫」「獣脚」がつながりそうです。


発見した事で、自分の作品に生かせるか半殺しにするかわかりませんが、
楽しく学べそうです。


猫又先輩

2015-06-12 20:58:07 | 制作


私の中で、猫は猫又になりたてだとまだ猫らしい部分が残っていて長年猫又として過ごすうちにそれか無くなっていく…
と考えています。

なので、手描き葉書の「猫又日和」シリーズは猫又になりたての猫が本来の習性を残しながら生活する場面を描いてみました。

お気に入りの着物の上で丸くなって寝たり、ネズミを追いかけたりするんです。






実は最近、そのシリーズの進化版を今回団扇で描きました。


「猫又先輩」シリーズです。

猫又として、長年生きる事により百鬼夜行に参加したり、着物を着たり、三味線が弾けるようになる。

という設定で、画中、猫又の先輩が後輩に指導を入れていきます。



こちらの団扇は新作で
「百鬼夜行修行」です。



猫又の先輩に、猫又なりたての後輩が猫又としての振る舞いを学んでいます。

が、なかなか上手くいきません。

先輩は背筋を伸ばして堂々と尻尾を二本伸ばし、手を挙げ歩けるのですが後輩はまたまだ。

すぐ猫背になってしまいます。

こっそり二本のしっぽで体を支えますが、どうもへっぴり腰。

百鬼夜行デビューはまだ遠そうですね。



妖怪団扇準備中

2015-05-22 12:54:48 | 制作

レースや布などアンティーク調の風合いにするのに使われる、紅茶染め…


2日ほど煮出し、団扇に。
染めると言っても、刷毛で地道に塗ってます。



乾いたら、妖怪を描いて行く予定です。

さて、どんな風になるでしょうか??




続・春の猫又日和

2015-03-22 00:39:10 | 制作

梅も咲き、少しづつ暖かくなって来ましたね。
手描き葉書、春の猫又日和も新作が増えましたよ♫

猫又だって猫だもの。
穏やかな日差しの中で居眠りしたり、
水辺を散歩したり、
たまには、百鬼夜行したりします。






こちらのシリーズは、3/28.29妖店百貨店のイベントにて出品予定です。

妖店百貨店については、次回のBlogにて告知しますので楽しみにしていて下さい♫