犬に篭城される

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神戸で占いをしている　りょうです。

最初にお断りいたします。
全く占いに関係ない話をしますのであしからず。

昨日、久しぶりに焦った事がありました。
ボケーっとしているので普段から焦る事って
あんまりないのですが、正直昨日は焦りました。

なんと、家を閉め出されてしまったのです。

誰に？？

犬に・・・・・。

犬に篭城されたようなものです。

どうでしょう？
みなさん、焦りませんか？

どうしても外せない用事があって、タイムリミットが迫ります。
それなのに、ドアがあかない。

なぜ？？？

それは、犬が内から鍵をかけたから。

その事件は（私にとっては立派な事件！）朝起こりました。

犬の散歩から帰って、ゴミ捨てに行こうと思い、犬を玄関の内側に
係留したまま外に出たのです。

「すぐそこやから、鍵はかけんでいっか」

そう思って、鍵をかけずに出かけました。
クリーンステーションまでわずか数十秒程度だし。

で、帰ったらドアが開かない。
理由が全く分からずに、何度かガチャガチャしてみたけど開かない。
犬のリードがドアに絡まってドアが開かなくなっているに違いない。
だとしたら、犬は首吊り状態になっているんじゃないか？

逞しい想像力が悪い方悪い方へはたらいて変な汗をかきはじめました。

私がガチャガチャするものだから、犬もパニックになり家の中で
扉をカリカリしています。
どうやら首にリードがクルクル巻きにはなっていない模様。

そこでピンときたのです。

ん？扉をカリカリ？？？？

我が家の玄関のドアは2重ロックになっていて、高い位置と低い位置に
鍵がついています。
その低い所・・・。犬がカリカリしたらロックできてしまうのでは？？

ドアの感じを冷静にみてみると、物が挟まったり壊れたりしている感じ
ではない。
つまり、「置いてかないで!連れてって！」とドアをカリカリしたときに
鍵がかかってしまった・・・。
これが原因か！！と思い至り、あぁ～スッキリ。
原因が分かってよかった。良かった。

なんて、ことになるはずもなく、鍵が閉まっているならどうやって
中に入るよ？？？という問題に直面するのです。

とにかく、私に鍵はない。

あける術はなく、１階は全て雨戸がしまっているので侵入不可。
２階は前日、戸締りが趣味のような主人が鍵をかけてまわって
いたのを思い出し内心で舌打ち。

どこか開いている窓はないか？？？

ある！！

そう。何事もキッチリするのが面倒な私が、ここくらい開けておいた
ほうがいいよね～なんて、わざと鍵を開けていた窓が１つある。
（窓をあけたままなんてイイこともないけど、主人が閉めて回るのが
気に入らなかった天邪鬼な性格が功を奏した）

その窓は階段の途中にある小窓。

で、何のためらいもなくご近所さんのピンポンを鳴らし
事情を話し協力を仰ぐ事に。
昭和情緒あふれる下町気質のご近所さん。
どなたも気持ちよく協力してくれて、知人友人に「梯子はないか？」と
聞き回って４メートルの梯子を調達してくれました。

「私が登ります！」といっても「あんたは、危ないからやめときー」
といって、男の人が小窓から入って（曲芸のようでした）内から
鍵を開けてくれたのです。

鍵の１１０番にも断わられたのにご近所さんの協力で１時間足らずで
解決したのでした。

喉が渇いてカラカラでパニックしていた犬も無事です。

昼から手土産を持ってご近所さんに「ありがとう参り」をしました。
頼れるのは信頼できるご近所さんですね。

みなさん、鍵はもって出かけましょう。
そして、窓の一つくらいは開けておいても場合によってはラッキー
なことがあるかもしれません。

帰宅した主人にことの顛末を話したら「鍵くらい持って出ようよ・・・」
と呆れられました。
そんな主人に「なんでもキッチリ閉めたらあかんで」と言っておきました。
当然、呆れてものも言えない主人は「オレ、趣味戸締りやから」と
意味不明な言葉をつぶやかれてしまいました。

そう、朝から焦ったけど予定にも間に合い、全ては無事に済みました。
なんともラッキーな一日でした☆
その前日に、たくさんもらったジャガイモをご近所さんに配り歩いた
ことも良かったのかも？？？
気のイイご近所さんに恵まれて幸せモノです。