インドでサッカー観戦 その１

ブッタガヤーの広場にて

まさかインドでサッカー観戦をするとは思わなかった。まさかあんなにもひどい。
インドではクリケットが盛んなスポーツのようで、旅行中ルールもわからないままに
よくテレビで見たものだったが、サッカーや野球はほどんどやっている様子がなかった。

ところがブッタガヤーを訪れた初日、地元のサッカー大会のセミファイナルの試合があるという。
促されるままに、日中は牛や山羊が寝転んでいる広場に向かうと、村中の住人が集まっている。
大人も子供も坊主までも。

ガヤーV.S.ブッタガヤーという、稀少価値の観点からすれば非常に貴重な試合がはじまると、
小学校の頃の体育の授業が思い出された。
ボールの転がった方向に人が群がり、団子状態の中でとりあえず前へボールを蹴り出そうと足を出し合う。大きく蹴り出される度に観客は声を荒げ、恐らくはヤジを罵る。
そうこうする内に、あきらかにシュートのつもりで蹴ったのではないボールがその意図からはずれゴールネットを揺らし、そのままホームのブッタガヤーが勝利した。

これで次は決勝戦。試合は３日後だという。この村にはあと二日の滞在予定であったが、
なんとなく見逃すことはできない気分に苛まれ滞在延長を決めた。
注目の決勝戦については、、、次の機会に。