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Tennis-X.com各賞

2005年12月27日 | 2005回顧


The 2005 Tennis-X.com Year End Awardsの各賞を
同記事を参考にした私のコメントでご紹介します。
(記事を訳すより、自分の感想を書くほうが楽なので・・・)

赤字は私が特に注目に値すると思う賞です。





<ベストマッチ> ヒューイットvsコリア(デ杯QF) 

別名「どっちもどっちで賞」  
ただでさえ、いやになるほど燃えるヒューイット。
地元でのデ杯とあって、観客との相乗効果はすごかった。
コリアも負けじとcrotch-grabbing(股間をつかむジェスチャー)などで対抗。
(このジェスチャーの意味するところは正確には知りませんが、
ここではフレンドリーな意味合いはないものと思われる)
デ杯の試合は、どこでも大騒ぎって相場が決まってるんだけど、
よりによってATP屈指のトラブル・メーカー2人の対戦・・・。

コリア 「コート上でのヒューイットは殺してやりたくなる」 
ヒューイット 「コリアは英語わかってんのかね」 




<ベストメルトダウン> ロディック (vsヒューイット@全豪)

(3-6, 7-6, 7-6, 6-1でヒューイットの勝ち)
第3セット終了後(=タイブレで2セット落とした直後)、ロディックは
<ウェアを着替えるため>ずいぶん長いことトイレだかに雲隠れ・・・。
これが全米でなかったのは不幸中の幸いかも。。

パトリック・マッケンロー(米国デ杯キャプテン): "This was a huge match. Going in, we knew at some point his mental toughness would be tested by Hewitt or the crowd. Roddick didn't handle it well. He double-faulted twice in a row. He let Hewitt back in and let the crowd get in. He had chances to win the set in the tiebreak, but they slipped away. Roddick forgot what was working for him. He started to rush and go for shots that weren't there. There was no reason for him to do that. If he'd stuck with his guns off the ground and continued with his variety, he would have been fine. I was disappointed with the way he competed in the fourth set. He mentally lost it and let Hewitt run away with it."




<ベストメルトダウン 次点> ショーン・コネリー(ウィンブルドン)

ナルvsマレィを見てマレィに感激。そして「マレィへの金銭援助が足りない」
などと大騒ぎ。マレィによると世界中のツアーを回ったりするのに年9万ポンド
ほどかかり、その約1/3(3万ポンド≒600万円)を英国テニス協会が出している。
£30,000 handout isn't enough, says junior tennis star's family) 




<内ゲバ賞> ATPvsATPダブルス選手たち

別名「自家中毒賞」 ATPは元々は選手組合。
1990年からツアーの運営管理もするようになった。
選手たちの利益を代表する組織なのに、大会側の
要望(収益アップのためにダブルス切り捨て)に迎合するかのような
ダブルスルール変更を強行。
ブライアン兄弟をはじめとする選手たちに背任罪で訴えられた。




<内ゲバ賞 次点> 故障vs選手たち

日本のテニス・ファンなら、どこの国のファンよりも身に沁みて感じてますよね・・・




<ワースト・ファッションステートメント> ドミニク・ハルバティ

あの、背中(肩甲骨のあたり)に穴のあいたウェアです。
近くで見なければ気がつかないんだから、別にいいじゃないかと、私は思う。
涼しそうだし。おなか出すのは、(見た目にはよいけど
おなかを冷やすので×ですけどね。




<先見の明があったで賞> ブラッド・ギルバート

ロディックに解雇された後(1月):
 「アンディの判断が正しかったかどうか、あと1年か2年経って
 彼の成績を見ればわかるだろう。彼のプレイにはまだ改善すべき点があるし、
 僕がその点を何とかできると思ってた。他の誰かがそういった点を
 改善することができるか、時間が経てばわかるだろう」




<先見の明がなかったで賞> レイトン・ヒューイット

シーズン当初、ヒューイットは言いました:
 「2005年のフェデラーにはより大きなプレッシャーがかかるから、
  2004年と同じような素晴しい成績を残すのは簡単なことではないだろう。」




<恥さらし賞> マリアーノ・プエルタ(確定ではないが・・・)

故意のドーピング違反であれば、文句なしの受賞です。




<恥さらし賞 次点> ATP

WADA(世界アンチドーピング機構)のパウンド会長に、
ドーピング検査のずさんさを指摘されてしまいました

ジョン・ファン・ロッタム(今年6月末):
 「トップ100の50%が(ドラッグを)使っていたとしても驚かない。
 うまくやれば、捕まる危険ははほんの少しだ。おまけに、ひっかかっても
 ちょっと出場停止になるだけ。その上、テニス界はやさしいからね。
 チェラはアマースフォールト大会で人気者だったし、コリアはモンテカルロで
 WCをもらった。アディダスがチェラとスポンサー契約したし。なんてこったい。
 あいつらはフェアなプレイをしてないんだから、 写真入で一面に載るべきだ。
 ランキング60位くらいの選手が2、3ヶ月サーキットから消えたと思ったら、
 全然別の体になって戻ってくるんだ。僕はカニャスについて大きな疑問を持ってる。
 彼とハードコートで対戦したことがあるけど、1セットが終わる頃には彼は
 すっかり消耗してた。いつも小さな故障を抱えていたし、すぐに痙攣を起こした。
 それが今やヒューイットの次に元気で、40位だ。どういうわけだ? 
 プエルタもいい例だ。彼は300位だった。しばらく消えて戻ってきたら30位だ。
 ランキングが下がれば、しばらく消えて、戻ってくればまた30位。
 彼の父親がチェラにドラッグを与えた。つまり、1+1は2ってことさ。」




<恥さらし賞 次点その2> グレッグ・ルゼツキ 

ヘンマンから英国1位の座を奪うために必要なポイントを稼ぐため、
ウクライナチャレンジャー(11月)に出場。
しかし、1回戦でロシアのIgor Kunitsynに敗退。結局、英国1位ならず。
 



<毒舌賞> マラト・サフィンとティム・ヘンマン@全豪 

サフィンとヘンマンの練習風景: ヘンマンがイージーポイントを決めると、
サフィンは"old man"に自信をつけてしまった」と自分をののしる。
サフィンのファースト・サーブからフォアハンド・リターン・エースをとったヘンマンは、
自分の姉でさえこのポイントは簡単にとれただろう、とひとこと。
(The Age紙による)




<試合放棄賞> ガストン・ガウディオ(ローランギャロス)

試合中、対戦相手フェレールのコーチに向かって:
 「心配するなって。僕は今日は勝たないから」

ガト@試合後:
 「う~ん、わかんない。調子が悪いってのは自分でわかってたし、
 あんな調子でどうにか勝てるとは思えなかった・・・。
 ま、僕は大丈夫だよ。正直言って、こうなることはわかってたから。
 また優勝するとは思ってなかったし。」




<ベスト・カムバック賞> マリアーノ・プエルタ

ドーピング違反さえなかったなら、文句なしの受賞でしょう。。。




<Most Missed Men> マーク・フィリプーシス

私は全然さみしくなかったけど・・・人気あるんだね~ 




<最も進歩した選手> ラファエル・ナダル

数々の記録を残しました。見落とされがちだけど、決勝戦績11勝1敗
(1敗はフェデラーをセット2-0まで追いつめたマイアミ決勝)は立派。
年間ランク2位の選手としては過去最高の出来だろう、とtennis-x.comは指摘します。




<プレイヤー・オブ・ザ・イヤー> ロジャー・フェデラー

議論の余地なし。







<ソースなど>
http://www.tennis-x.com/story/2005-06-23/d.php 
Dutch player John van Lottum speaking to BN/DeStem about drugs in tennis: "I wouldn't be surprised if 50 percent of the Top 100 uses. The risk you get caught is really small, if you do it smart. And if it happens you get a small suspension. And the tennis world stays nice for you. Juan Ignacio Chela is a crowd-puller in Amersfoort, Guillermo Coria got a wildcard in Monte Carlo. And adidas signed Chela. A big shame. These guys should be on the front page with a big picture, to make clear they don't play it fair. Colleagues who were around the 60th place in the rankings, like me, disappeared a couple of months from the circuit. They came back with a complete different body...I have big question marks at Guillermo Canas. I played against him on hardcourt, and after a set he was totally tired. He always had small injuries and got fast cramps. Now he is the fittest player in the circuit after Lleyton Hewitt and he makes the 40th place in the rankings. How is that possible? Mariano Puerta is another example. He's No. 300 of the world, is gone for a while. Comes back and makes it No. 30. His ranking gets worse, he's away for a while and gets to No. 30 again. His father is the guy who gave the drugs to Chela. Well, then one and one is two, right?" 



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2 コメント

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Unknown (asukamura2002)
2005-12-28 10:52:25
私もこの記事を読んで、ガトのあの試合を思い出してしまいました。ファイナルセット4-0で、「ああ、ガト勝つね。」と安心していたらあっという間に4-4に…。またこのセリフがらしいというかなんというか(笑)。その他の記事はすっ飛ばして読んでたので、訳してくれてどうもありガト!です。
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油断大敵 (れいこ)
2005-12-29 01:51:02
本当に、、、「ゲーム、セット、マッチ」の声を聞くまでは安心してはいけませんね。

ま、そこがテニスというかスポーツの醍醐味なんでしょうけど。
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