ホームギャラリーRei

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明治の女性「うめ作品展」

2017-10-09 15:47:38 | 地域の歴史、文化

  「明治の女性 うめ (明治25年生まれ 旧姓 山本) 1892〜1970

 2017・9・23〜28 ホームギャラリーRei 企画展より

 

 うめ15歳の高等女学校での水彩画

 

うめのプロフィール

明治25年・宮城県加美町(旧宮崎村に生る)

若き日のうめは「明治」という新しい日本のうねりの中で、自立した女性の育成を理念に掲げた女子教育を受け、その能力を

発揮し明治40年、仙台の県立高等女学校に入学。休みの時は人力車で家に帰って来たと言います。

その後私立東北女子職業学校高等研究科に入学。

当時は恵まれた環境の中で充実した青春生活を過ごしたものと推察します。

学校卒業後は村の青年や子女育成のために創設された学校の教師として村々で働き、同じ職場の沼田秀平と結婚。

 その後、夫の秀平は村の発展のために家計を顧みず、大きな目的を持って夢中で活動し、うめは自宅を解放し裁縫を教えるなど女子教育と同時に家計を

支え、一男五女の母となり、後半は夫・秀平の「宮城野萩」の育成や普及の仕事に共に励みました。

秀平が亡くなってから2ケ月半後、うめは静かに目をとじました。

うめの作品

15歳

 

 

 

ししゅう

 

16歳作品

 

 

 

 

 

ししゅう

うめ16歳の夏休みの日記

     

 

うめ履歴書 

 

                                      2017展示会

                    


2017・ホームギャラリーRei「明治の女性・うめ展」

2017-09-23 18:04:06 | 地域の歴史、文化
 
期間限定のホームギャラリーRei展
萩の咲く季節に年に一度だけの期間限定ホームギャラリー「Rei水彩画展」です。      萩はミヤギノハギ(宮城県の県花)が庭に咲きます。
 
今年は明治の女性・うめ作品展です。
2017・9/23~9/28  11時〜16時
 女性解放運動の先駆けとなる平塚らいちょうと同時代に学び自らも
宮崎村(現加美町)で女子教育に努めた女性うめ。
人目に触れることなく100年眠っていたうめの水彩画・ししゅうなどの作品や夏休みの日記・作文など当時の家庭生活・学校時代など
の様子が描かれてあり、明治の時代に思いを馳せご覧ください。
 
 
 
 

 


地域の歴史(名木・古木)3

2016-05-17 09:01:11 | 地域の歴史、文化

 

公民館の講座の「地域の名木・古木巡り」に参加して。(3)

  種まき桜  (エドヒガン桜)について

あいにくの雨。 予定のコースをかなり省略は残念だが、足元が悪いので仕方がない。

その中で今回は桜の古木(種まき桜)について。

 (配布資料参考にしながら)

               

     長泉院の種まき桜(エドヒガン桜)

急斜面に根を下ろしている巨木。樹木医の治療を受ける。県内でも3番目の太さを誇る。

 春の苗代に種をまく頃に花が咲き農作業の目安とされた。

 各地の有名なエドヒガン桜を種まき桜と案内があるのがやっと納得する。

 、鳥屋ガ崎(とりやがさき)八幡神社の種まき桜

八幡神社の鳥居左右の2本の古木。左が町の天然記念物に指定。

あいにく桜の花は散り加減。この撮影では大きさがうまく出てない。

 

     内海家の種まき桜

 樹齢300年以上とされる。根元は大きな空洞になっていて、比較のため町職員の方に

 立ってるいただく。空洞の大きさがわかる。

こんなに立派な桜の古木が、自分の住んでいる町にもあり地元の人々の目を楽しませ、 心の安らぎを与えてくれている。自慢したいし大切にしていきたい。

これも紹介

 

町内最も古い神社の一つ、加美石神社。大杉が巨木で有名ですが、この狛犬とてもユーモラスなので    ご覧あれ。